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「クエン酸」を使った鏡の掃除方法|注意点や汚れが取れないときの対処法も解説

2022/08/21

お風呂や洗面台の鏡は毎日見ますよね。そのときに、鏡が汚れているなと感じたことがある方も多いと思います。汚れがひどい場合は、鏡全体が白くなり、びっしりと水垢がついていることもあります。頑固な汚れになればなるほど掃除も大変になってしまいます。いざ、掃除をしようと思っても、どんな洗剤をどう使えば汚れが落ちるのか頭を抱えてしまいますよね。

汚れに対して効果的な洗剤を効果的に使っていくことで、ストレスなく掃除をしていくことができます。とりあえずやってみよう!と独自の方法で掃除をすると、素材を傷めてしまう原因にもなりかねます。そうならない為にも、クエン酸の活用方法や使用する際の注意点などをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

"家の景色を変える"ハウスクリーニング士。家事代行のサービス提供者として、日々の小さな心がけで汚れもイライラ...

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鏡が汚れていく原因

鏡が汚れる原因はおもに3つあります。水垢汚れ、歯磨き粉汚れ、ウロコ汚れです。

水垢汚れの原因は、水道水に含まれる成分と鏡に含まれる成分が結び付くことで発生します。水垢汚れが蓄積していくと、石のように固くなってしまいます。

歯磨き粉汚れの原因は、鏡に飛び散った歯磨き粉です。放置すると散った歯磨き粉が固まり、白い斑点模様ができてしまいます。

ウロコ汚れの原因は、水道水の成分です。鏡についたミネラル成分が空気中の酸素や二酸化炭素と結びつき、ウロコ状の汚れや水アカとなってしまいます。蓄積すると頑固なウロコ汚れに成長します。

クエン酸を使った鏡の掃除方法

浴室の鏡は常に水滴がついているので、水垢がつきやすい箇所のひとつです。鏡の水垢に効果的なのがクエン酸水です。クエン酸は、食品添加物に使用されるほど、安心安全な成分です。しかし、肌の弱い方は、掃除が長時間に及ぶときは、肌荒れの原因になりますので、気を付けましょう。また、鏡にクエン酸水を吹きかける前に、必ずチェックしていただきたいことがあります。それは、ご自宅の鏡が曇り止め加工されていないかです。鏡を傷めてしまう要因になりますので、掃除の前にチェックしてみてください。

鏡掃除に使うクエン酸水の作成方法

鏡掃除に活躍してくれるのが、クエン酸スプレー。掃除の前に、まずはクエン酸スプレーを作りましょう。作り方はとても簡単です。水100mlに対して、クエン酸小さじ1の割合で溶かします。

クエン酸は重曹と違って、水に溶けやすいです。水にクエン酸を入れ、しっかり溶かしたらスプレーボトルに移しましょう。クエン酸スプレーを作ったら、2週間~3週間で使いきりましょう。一度に大量に作らず、必要なときに必要なだけ作ると無駄がなくておすすめです。

軽い水垢汚れの場合

軽い水垢汚れの場合は、クエン酸水を布にスプレーして拭きます。その後、しっかり濡らした布で拭き取ります。水拭きした後に、水滴が残っていると、また水垢の原因になってしまいますので、仕上げに乾拭きを忘れずにしましょう。

クエン酸水は酸性の性質を持ちますので、金属部分に付くと錆びてしまうこともあります。錆を発生させないように、掃除の際は気を付けましょう。

頑固な水垢やウロコ汚れの場合

頑固な水垢汚れにはクエン酸スプレーをして、少し時間を置くのがポイントです。まずは、鏡にクエン酸スプレー吹きかけます。そして、鏡にキッチンペーパーを被せます。それから、約20分~30分放置します。せっかく鏡にクエン酸スプレーをしていても、室内の温度が高いと乾いてしまいます。

キッチンペーパーの上からラップをすると、蒸発を防げますので、おすすめです。放置後は、キッチンペーパーで鏡を拭きながらはがします。そして、水でしっかりと洗い流し、仕上げに乾拭きをして完了です。

クエン酸を使わない鏡の掃除方法

鏡の掃除には全てクエン酸でキレイになるとは限りません。汚れの性質と洗剤の性質を考えながら掃除をしないと、効果的に汚れが落ちてくれません。汚れがついてすぐにクロスで乾拭きや水拭きをすると、洗剤を使わなくていいので一番エコな掃除方法です。

しかし、日々バタバタとしていると、汚れもついつい放置しがちになってしまいます。そうなると、洗剤の力が必要になってきてしまいます。ただ、どの洗剤を使うかが大事なポイントになってきますので、ここでは、クエン酸を使わない掃除方法について紹介していきます。

白い粉末状の水垢汚れの場合

白い粉末状の水垢の場合は、クエン酸ではキレイになりません。何故かというと、白い粉末状の水垢は酸性の性質をもった汚れになりますので、クエン酸水と同じ性質になります。同じ性質で掃除をしても効果が期待できません。そこで、おすすめなのが重曹です。

重曹スプレーを作り、鏡に吹き、キッチンペーパーで覆います。約5分程度時間をおいてから、キッチンペーパーで拭き取ります。重曹水が鏡に残らないようにしっかり水拭きをして、仕上げに乾拭きをしましょう。

歯磨き粉汚れの場合

歯磨き粉汚れの場合は、水垢と違って簡単に落とせます。ガーゼタオルやマイクロファイバークロスを湿らせて、拭いていくだけです。しかし、クロスを濡らしすぎると、水分が多く、拭き跡が残りやすくなりますので、湿らす程度にして拭きましょう。

また、ふわふわしたタオルは毛足が長いので、拭いた際に、繊維が鏡につきやすくなってしまいます。毛足が短いクロスを選びましょう。歯磨き粉汚れは毎日ついてしまいますので、気が付いたときにサッと拭く習慣にしましょう。

鏡の汚れが落ちないときの対処法

せっかく掃除をするのだから早くキレイになってほしいのが本音ですよね。なかなか汚れが落ちないと心が折れてしまいます。頑固な汚れになればなるほど、工夫や時間が必要になってきます。

ここでは、汚れを効果的に落とす為のポイントを順に紹介していきます。早く汚れを落としたいからと、洗剤の濃度を濃くし、放置時間をいきなり長くしてしまうのは危険です。まずは、ご自宅の鏡の汚れ具合を確認してみてください。

ウロコ汚れも少ししかついていない状態なら、放置時間を短くすることも大事です。掃除中は、汚れの状態を見ながら進めていきましょう。

根気強く繰り返す

鏡のウロコ汚れは、放置して、時間が経過すればするほど頑固な汚れに成長してしまいます。頑固なウロコ汚れは、簡単にはキレイになってくれません。時間をかけた汚れは、時間をかけて根気強く繰り返し掃除していくことが大切です。

クエン酸水を使った鏡掃除の方法を何回も繰り返していきましょう。1日に何回も繰り返し掃除をしていると心が折れてしまいますので、日を変えながらコツコツと繰り返しウロコ掃除してみてください。

クエン酸の濃度を高める

なかなかキレイにならないなと感じられる場合は、クエン酸水の濃度を高めてみてください。水100mlに対して、小さじ1入れていたクエン酸を小さじ2にしてみてください。濃度を高めて掃除します。

しかし、クエン酸を多く入れすぎると、ベタベタしてしまいますので、入れすぎには注意しましょう。また、濃度を高めた際に、鏡にクエン酸水をスプレーし、放置時間を長くしてしまうと、鏡が酸焼けし、白く濁ることもあります。必ずタイマーをセットしておきましょう。

クエン酸をかける前にクレンザーを使う

鏡のウロコ掃除をする際に、まず鏡を触ってみてください。ザラザラと感じるほどであれば、水垢汚れが蓄積している証です。クエン酸水だけではなかなか除去しにくいです。クエン酸水で掃除をする前に、クレンザーを使ってみてください。やり方は簡単です。

クレンザーを鏡に塗り、丸めたラップでくるくると磨いていきます。クレンザーがザラザラな部分を研磨してくれます。その後はしっかりと洗い流し、乾拭きをしてから、クエン酸水を使ってウロコ掃除をしていきましょう。

歯磨き粉とメラミンスポンジを使う

クエン酸スプレーを吹きかけ、キッチンペーパーとラップで覆いかぶせ、放置します。放置した後に、ふやけた水垢を磨いていくのですが、その際におすすめなのが、歯磨き粉とメラミンスポンジです。

メラミンスポンジに歯磨き粉を付けます。歯磨き粉にもメラミンスポンジにも研磨作用がありますので、そこを活用していきます。注意点としては、鏡によっては、メラミンスポンジを使うと傷がつきやすいこともあります。取り扱い説明書を確認してから使用しましょう。

クエン酸をスプレーした後の放置時間を伸ばす

クエン酸は放置時間を長くすると効果が高まります。まずは半日程度を目安に放置してみましょう。あまりに放置時間が長いと、クエン酸水が蒸発し、サビの原因になりますので、注意が必要です。放置をするにしても、ただただ放置するのではなく、乾いてないか、キッチンペーパーやラップがはがれてないかなどこまめにチェックしてください。

鏡のウロコ汚れが軽い汚れのときは、無理に放置時間を長くする必要はありません。逆に鏡を傷めてしまいますので、軽い汚れのときは短い時間で様子をみていきましょう。

片栗粉を混ぜてクエン酸をジェル状にする

密着効果を高める為に、クエン酸をジェル状にするという方法があります。使うのは片栗粉。小さな鍋に水100mlとクエン酸3g、片栗粉10gを入れてよくかき混ぜます。

しっかり混ざったら、中火にかけて、とろみをだします。とろみがつき、透明なジェル状になり、5分程度かき混ぜたら完成です。粗熱を取り、少し温かいくらいの状態で鏡に塗っていきます。温かい方が水垢を緩めてくれます。塗った後は30分程度放置して、しっかり洗い流しましょう。ジェル状になることで、しっかり密着し、垂れ流れる心配もありません。

クエン酸を使って鏡を掃除するときの注意点

クエン酸を使用して掃除する際には、いくつかの注意点があります。注意を怠ってしまうと、素材を傷めてしまったり、肌荒れを引き起こしてしまったりと、様々なリスクを生じます。掃除をする際に、クエン酸だけに限らず、洗剤を使用する際には気を付けるべきことが多々あります。必ず、使用前に取扱説明を読み、使用していい素材かをチェックしてみてください。ここでは、クエン酸を使って鏡を掃除する際の注意点を紹介していきますので参考にされてみてください。

塩素系漂白剤とあわせて使わない

クエン酸は酸性の性質を持ちます。酸性洗剤は塩素系漂白剤と混ざりあうと、有毒なガスを発生してしまいます。浴室では、カビ汚れもありますので、塩素系漂白剤も使われる方も多いと思います。

クエン酸は鏡、塩素系漂白剤は浴室床と使用する場所が違ったとしても、混ざりあう危険があります。少しだけならと考えず、どちらの洗剤も使用して掃除をする際は、日にちをずらす工夫をしてみてください。

ゴム手袋をして掃除する

クエン酸は安心安全というイメージがあります。安全だから素手で使っても大丈夫と思われがちです。しかし、濃度が濃いクエン酸が肌に触れるとピリピリしてしまいます。

肌が弱い方は、基本の濃度で作ったクエン酸水でも肌が荒れる可能性があります。クエン酸を取り扱う際は、ゴム手袋をしましょう。また、掃除効果を高めたいからとむやみに濃度を濃くして使用するのも避けましょう。

鏡の表面に傷を付けないようにする

掃除をする際に、気を付けなければならないことは、鏡の表面を傷つけないことです。汚れがなかなか落ちないときの対処法の中に、クエン酸をかける前にクレンザーを使うという項目がありました。クレンザーは研磨をし、汚れを落としていくので、やり方を間違ってしまうと、鏡が傷ついてしまいます。力任せにゴシゴシと磨くのは避けましょう。クレンザーを使用する際には、傷のつきにくいクロスやラップなどを活用し、力を入れずに磨きましょう。

鏡を汚れから防ぐ方法

鏡の水垢掃除は大変です。時間をかけて掃除をし、やっとキレイになった鏡にまた水滴が残る。それを放置してしまうと、徐々に汚れがついていきます。そうなるとまた掃除。負のループに陥ってしまいます。

しっかりと掃除をして、水垢を除去した後は、キレイをキープできるようにしていきましょう。そうすることで、掃除の手間も省けていきます。難しいことはありません。日々の生活の中で、ほんの少しの心がけでできることばかりです。ピカピカの鏡は見ているだけで気持ちがいいですので、ちょっとした手間を意識していきましょう。

入浴後は鏡についた水滴を取り除く

お風呂に入ると、毎日鏡に水滴がついたままになってしまいます。お風呂からあがる際に、鏡の水滴をスクイジーやタオルなどで取りましょう。こうすることで、水滴が乾いて、ミネラル成分が残る心配もありません。作業時間としては1分もかかりませんので、毎日のちょっとした習慣でキレイをキープしていきましょう。家族でもこのことについて話し合い、1日の最後にお風呂に入る人が必ず水滴を取り除くと周知しておくといいでしょう。

曇り止めできるスプレーを使う

毎日、水滴を取ろうとしても、やはり忘れてしまうこともありますよね。そこで、併用しておすすめなのが、曇り止めスプレーを使用することです。市販で販売されていますので、ドラッグストアなどで見つけてみてください。鏡に曇り止めスプレーをすることで、鏡の表面をコーティングしてくれます。コーティングすることで、水滴や汚れが付きにくくなります。曇り止めスプレーも種類によって持続効果も様々ですので、取扱説明書を読んで、定期的にスプレーしていきましょう。

湿気をこもらせない

お風呂から出る際に、水滴をスクイジーやタオルでしっかりと取り除いた後は、湿気をこもらせないようにすることも大事なポイントです。湿気が多いと空気中の水分が増えてしまい、せっかく拭いた鏡に小さな水滴が付く原因になってしまいます。お風呂からあがるときに、全体的に冷たいシャワーをかけ、浴室内の温度を下げると湿気がこもりにくくなります。お風呂からあがった後は、しっかり換気することもお忘れなく。

普段からクエン酸水を吹き付けて掃除しておく

クエン酸水はいざというときの洗剤ではなく、日常掃除にも使える優れものです。キレイをキープする為に、クエン酸水を活用していきましょう。クエン酸水をスプレーボトルに入れ、普段からシュシュッと吹きかけて拭くことで水垢の予防になります。水垢で白くなってしまう前にクエン酸水を使いましょう。サビを発生させない為にも、しっかりと拭き上げることを忘れないように気を付けてください。スプレーボトルに入れておけば、お風呂道具と一緒に収納できます。すぐに手の届く場所に保管できれば、掃除習慣にしやすいでしょう。

鏡掃除にクエン酸を使ってみよう

バスルーム
gyro/gettyimages

今回は、鏡掃除にクエン酸を活用する掃除方法をご紹介していきました。鏡は常にピカピカにしておきたいものですよね。何が原因で汚れが付くのか、どうすれば効率的に汚れが落ちるのかをご紹介してきました。ご自宅の汚れ具合を確認し、鏡の取扱説明書をチェックされた上で、掃除をスタートしてみてください。クエン酸水は汚れを取るだけでなく、予防にも効果的ですので、幅広く活用していきましょう。汚れが落ちると掃除も楽しくなってきますので、是非お試しください。

■執筆/坂田亜希…家の景色を変えるハウスクリーニング士。家事代行のサービス提供者として、日々の小さな心がけで汚れもイライラも溜まらないようなコツを発信。

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