「しめじ」は冷凍保存が便利!上手においしく保存するためのテクニック
2022/10/10
しめじが、冷凍保存に向いているのはご存知ですか。冷凍することで、長期保存が可能になるだけではなく、しめじの旨味が凝縮されるというメリットもあります。この記事では冷凍保存する際の手順もご紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
しめじを冷凍する際の注意点
しめじは冷凍保存に向いている食材ですが、洗わずに冷凍保存するようにしましょう。
しめじを水で洗ってから冷凍すると、水分が霜となってしめじに付着し、冷凍焼けして味が落ちる原因になってしまいます。パックで売られているしめじは、外気との温度差で水滴が付くことがありますが、この場合もキッチンペーパーで水分をよく拭き取るようにしましょう。
また、しめじの汚れが気になる場合でも、軽く水で湿らせたキッチンペーパーで拭き取るようにし、同じく水では洗わないようにしましょう。
しめじは冷凍用保存袋で冷凍するのがおすすめ
しめじを冷凍する際は、他の食材からの臭い移りやしめじのパサつきを防ぐため、冷凍用保存袋を使用するのがおすすめです。
ここでは、冷凍用保存袋を用いたしめじの冷凍方法の手順を説明します。この手順を踏むことで、冷凍しめじが格段に使いやすくなるので、ぜひ参考にしてみてください。
1:石づきをカットする
しめじを冷凍する際は、食べやすい状態で保存するための処理を最初に行いましょう。少し手間に感じることもあるでしょうが、この処理を冷凍前に行っておくことで時短調理にもつながり、冷凍しめじを便利に使いこなせるようになります。
まずは、石づきをカットしましょう。石づきをあらかじめカットしておくことで、使いたいときに毎回石づきを切り落とす手間を減らすことができます。
2:手でほぐすか使いやすい大きさにカットする
次に、しめじを手でほぐして小房に分けたり、使いやすい大きさにカットしたりしましょう。
冷凍する前にこの工程を挟んでおくことで、必要な分だけを取り出しやすくなり、冷凍庫から出してすぐに調理することができます。
冷凍野菜のように手軽に使うことができ、時短料理にも大活躍してくれるため、この処理は行うようにしましょう。
3:冷凍用保存袋に入れて空気を抜く
最後に、ほぐしたしめじを冷凍用保存袋に入れて空気を抜き、袋の口をしっかりと閉じてから冷凍庫に入れましょう。冷凍用保存袋を使うことで、他の食材の臭い移りやしめじのパサつきを防ぐことができます。
しめじをおいしく冷凍するためには、保存袋の中に空気を含ませてふんわりと冷凍したあとに、袋を軽く振ってしめじをほぐし、空気を抜いてから袋の口を閉じると良いでしょう。
空気を抜かずに冷凍してしまうと、酸化の原因となり、変色や臭みにつながるため、空気はしっかりと抜くようにしましょう。
しめじの解凍方法
しめじの栄養とおいしさを逃がさないためにも、しめじは解凍せずに、そのまま料理に使うようにしましょう。
冷凍したしめじは細胞壁が壊れているため、解凍してしまうと、解凍の際の水分と一緒に旨味成分や栄養素も流れ出てしまいます。
解凍する必要がないため、冷凍庫から出したしめじはすぐに料理に使うことができて大変便利です。
冷凍しめじの保存期間は?
冷凍しめじは、冷凍庫で3週間ほど日持ちします。
しめじの種類にもよりますが、冷蔵保存の場合の保存期間は通常1週間程度です。なかなか1度では使い切れなかったり、しめじが安いときにまとめて購入したりするときには、冷凍保存をしておくと便利です。
冷凍しておくことで、急いで使い切る必要がなく、少量ずつでも料理に使うことができます。
おいしいしめじの見分け方
せっかくしめじを冷凍するのであれば、良質で新鮮なしめじを冷凍したいものです。冷凍しめじをおいしく食べるために、店頭でしめじを購入する際には、新鮮なものを選ぶようにしましょう。
ここでは、おいしいしめじの見分け方をご紹介します。見分けるポイントがいくつかあるため、それぞれのポイントをしっかりと押さえ、選ぶ際の参考にしてみてください。
パックに水滴や曇りはないか
まず、しめじのパックに水滴や曇りがないかどうか確認しましょう。
パックに水滴が付いているものは、店頭に並べられてから時間が経過している可能性が高く、その分鮮度が落ちていることが考えられます。
水滴が付いていなくても、パックが曇っているものも同様の状態であるため、購入は避けるようにしましょう。
カサや柄は適度なハリがあるか
しめじのカサや柄のハリ具合も、鮮度を見極める点で重要なポイントです。
鮮度が落ちたしめじは、カサや柄が柔らかくなっており、触らなくとも見た目でそれがわかります。カサや柄にしっかりとハリがあり、弾力のあるしめじを選ぶようにしましょう。
カサは密集しているか
しめじを選ぶ際は、カサの密集具合も確認するようにしましょう。
しめじを上から見て、全体的にカサが密集しており、柄が太いしめじは、おいしい傾向にあるとされています。
隙間が多いしめじは、購入を避けるようにしましょう。
冷凍したしめじの活用レシピ
冷凍したしめじは、そのままお味噌汁に入れたり、炒めたりすることのできる、大変便利な食材です。自然解凍してしまうと、水分が出て食感が損なわれてしまうため、冷凍庫から出したしめじはすぐに調理するようにしましょう。
ここでは、冷凍したしめじを活用したレシピをご紹介します。手間のかからない簡単なレシピや時短レシピもあるため、ぜひ試してみてください。
旨味たっぷり!ホタテとシメジの炊き込みご飯
冷凍しめじにいくつか具材を足し、調味料を入れて炊飯器で炊くだけで、手間のかからない炊き込みご飯の完成です。
冷凍しめじのギュッと凝縮された旨味がご飯に染み渡り、少ない調味料でもおいしく仕上がります。しめじの他に、ホタテや塩昆布などを具材に使うと、そこから出る出汁や旨味も加わって、しめじの引き立て役となってくれるでしょう。
冷凍しめじを使えば、包丁やまな板を使わない材料だけでできるのも大きな魅力です。
しめじとベーコンのクリームパスタ
冷凍しめじとベーコンを炒め、生クリームで和えれば、カフェ風のオシャレなパスタの完成です。
クリームパスタと聞くと、難しかったり、時間がかかったりするイメージがありますが、フライパンで炒めたしめじとベーコンに生クリームを加えるだけなので、手間もかからず、時短レシピとしてもオススメです。
冷凍しめじだけではなく、様々なきのこを追加してもおいしくいただけるでしょう。
キノコのおひたし
冷凍しめじは、電子レンジで調理することも可能です。
出汁と醤油が入った耐熱ボウルに冷凍しめじを加え、500wで2分程度加熱するだけで、しめじのお浸しが完成します。あと1品欲しいときや、忙しい日の献立にオススメの簡単レシピです。
火を使わずに調理できる点も魅力の1つで、夏の暑い日や洗い物を減らしたい日にもこのレシピが大活躍してくれます。
しめじだけでは物足りなさを感じる場合は、他のキノコ類や玉ねぎなども加えてみましょう。その場合は電子レンジではなく、鍋で具材を茹でてから調味料で和えるのが良いでしょう。
しめじの保存は冷凍を活用しよう
しめじは、生のまま保存すると1週間ほどしか日持ちしませんが、冷凍することで長期保存が可能となる食材です。
また、冷凍のまま調理できるため、時短料理にも活躍してくれるだけではなく、冷凍することでしめじの旨味が凝縮され、より味わい深くなるという利点もあります。
このように、しめじを冷凍するメリットは多くあります。様々な料理にも使いやすいしめじは、ぜひ冷凍保存を活用してみましょう。