自家製のクリスマスクッキーを作る。暗い背景の生地と形状

「クッキー生地」の冷凍方法は?上手な保存のコツやおいしい活用レシピを紹介

2022/12/17

クッキー生地を冷凍しておけば、長期保存できるだけでなく使い勝手もよいことをご存知でしょうか。本記事ではクッキーの種類にあわせた冷凍保存の方法や焼く前の解凍方法などを紹介しています。冷凍を活用して手作りクッキーをいつでも食べられるようにストックしておきましょう。

クッキー生地は焼く前の状態で冷凍できる

手作りクッキーは、材料の分量を量り、生地を作るまで結構な手間と時間がかかります。生地を作るのが面倒で、たまにしか手作りにチャレンジできないという方も多いでしょう。

クッキーは生地の段階で冷凍しておけば、いつでも食べたいときに取り出して焼き、手作りの味を楽しめます。市販品とはまた違った味わいのある手作りクッキーを、いつでもサクサクの焼き立て状態で食べられるため、ぜひ試してみましょう。

クッキー生地の冷凍保存方法は大きく別けて2つ

クッキー生地を作る際の材料の配分は、作るクッキーの種類によって異なります。小麦粉に対しバターの割合が多めのアイスボックスクッキーとバターの割合が少な目の型抜きクッキーでは、冷凍したときの状態も異なるため、冷凍方法を変える必要があります。

ここでは、クッキー生地の種類によって異なる冷凍方法をそれぞれ見ていきましょう。おいしいクッキーを完成させるために、それぞれの方法を覚えておくことが大切です。

型抜きクッキーの場合

小麦粉に対して比較的バターの量が少なく、生地にしっかりした固さがある型抜きクッキーの場合は、型抜き前の薄く伸ばした状態にして冷凍します。この保存方法であれば、クッキーを焼くときに半解凍に戻して型抜きすれば、すぐに焼くことができ便利です。

ここでは、型抜きクッキー生地を冷凍する場合の手順とコツについて見ていきましょう。

1:伸ばしたクッキー生地を食品用ラップで包む

クッキー生地は、型抜きするときと同じ薄さになるよう、めん棒で伸ばしておきます。伸ばしたクッキー生地を食品用ラップで包みますが、食品用ラップで包んだあと冷凍用保存袋に入れて保存するため、食品用ラップで包む前にサイズの確認をしておきましょう。

保存袋よりもクッキー生地の方が大きい場合は、保存袋に入るサイズにカットしてから、空気を遮断するように食品用ラップでぴったり包んでください。

2:ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍する

冷凍用のジッパー付き保存袋に食品用ラップで包んだクッキー生地を入れます。保存袋内の空気を抜いてから袋の口を閉じて冷凍してください。保存袋には食品用ラップで包んだ複数の生地を入れても構いません。

アイスボックスクッキーの場合

小麦粉に対してバターの割合が多く、型抜きクッキーの生地よりもやわらかいアイスボックスクッキーの生地は、アイスボックスクッキーとしてカットする直前の棒状のまま冷凍保存します。

冷凍してもカチカチに凍りきってしまわないため、半解凍状態に戻せば常温よりもカットしやすく、使いやすい生地になります。全く解凍せずに切り分けるのは難しいため、長い棒状のまま冷凍せず、1回で使う分量ずつにカットしてから冷凍しておくと便利です。

1:成形したクッキー生地を食品用ラップで包む

アイスボックスクッキーとして棒状に成形した生地を、一度に焼いて使う分量の長さにカットします。カットした1本ずつを、食品用ラップで包んでください。クッキー生地を食品用ラップで包む際は、食品用ラップと生地の間に空気が入らないようにぴったりと包みましょう。

2:ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍する

食品用ラップで包んだアイスボックスクッキー生地は、冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。空気を遮断できるよう、袋の中の空気を極力抜いたうえで袋の口を閉じ、冷凍保存してください。保存袋には食品用ラップで包んだ複数の生地を入れても構いません。

クッキー生地の解凍方法

あいさつ文用の空白スペースを持つクリスマスベーキング背景
fortyforks/gettyimages

クッキー生地を冷凍保存しておいた場合、型抜きクッキー生地もアイスボックスクッキー生地も、使うときには半解凍程度まで解凍する必要があります。

同じ半解凍といっても、型抜きクッキーとアイスボックスクッキーの生地では解凍方法が異なるため、適した解凍ができるように覚えておきましょう。

ここでは、冷凍した型抜きクッキー生地とアイスボックスクッキー生地の解凍方法を見ていきましょう。

型抜きクッキーの場合

凍った型抜きクッキーの生地は、室温で5〜6分置いておけば半解凍状態になります。半解凍の状態になれば簡単に型抜きができるため、好みの型で抜いて半解凍のままオーブンで焼きましょう。

完全に解凍してしまうと、生地がやわらかくなりすぎ、かえって型抜きがしづらくなるため、半解凍で調理することがポイントです。

アイスボックスクッキーの場合

冷凍しておいたアイスボックスクッキーの生地は、冷蔵庫に移して1時間ほど置いて半解凍します。半解凍程度まで解凍しておけば、包丁でカットできるでしょう。

アイスボックスクッキーの生地はやわらかいため、解凍しすぎると1枚単位に切り分けるときに形が歪んでしまいます。包丁が入る程度に解凍できたら、好みの厚さに切り分け、半解凍状態のままオーブンで焼いてください。

冷凍クッキー生地の保存期間は?

クッキー生地は型抜き用の場合もアイスボックス用の場合も保存可能期間は変わりません。食品用ラップやジッパー付き保存袋などを使って空気を遮断しておけば、冷蔵庫で5日程度、冷凍なら1カ月程度保存しておけます。

クッキー生地はやわらかいと型抜きや切り分けが難しいため、生地が固まり扱いやすくなる冷凍保存がおすすめです。

クッキー生地がまとまらない時も冷凍ワザが使える

生地がベタついてまとめにくいときは、一度冷凍庫で寝かせると成形しやすくなるため試してみましょう。クッキー生地がまとまらないときは、広げた食品用ラップにクッキー生地を移し、ひとかたまりにして包んで冷凍庫で30分程度寝かせておきます。

生地が固まるようになったら、型抜きクッキーの場合はめん棒を使って広げ、アイスボックスクッキーの場合は棒状に成形してください。そのまま型抜きしたりクッキーサイズにカットしたりしてすぐにクッキーを焼くことも、クッキー生地として冷凍保存しておくこともできます。

冷凍したクッキー生地の活用レシピ

冷凍したクッキー生地は好きなときにいつでも手作りクッキーを焼けるため大変便利です。いろいろなクッキーで試してみましょう。基本となるクッキー生地を冷凍しておいて、トッピングで工夫することもできます。

ここでは、基本のクッキー生地を作るときに、いつもとは違った材料も混ぜ込んでおくアレンジクッキーを紹介します。紹介するレシピを参考に、クッキー生地に活用できそうな食材を選んで、いろいろなアレンジクッキーに挑戦して冷凍保存しておきましょう。

きな粉クッキー

出典:E・レシピ

「きな粉クッキー」は、クッキー生地を作る段階できな粉を混ぜ合わせて焼き上げるスティック状クッキーのレシピです。小麦粉をふるう段階できな粉も一緒にふるい、クッキー生地を作ります。

カットするだけでいつでも食べられるきな粉クッキーの生地をストックするためには、生地を広げた段階で冷凍しておきましょう。

紅茶のクッキー

出典:E・レシピ

「紅茶のクッキー」は、クッキー生地を混ぜ合わせる段階で紅茶の葉を混ぜ込んで作るレシピです。アイスボックス系のクッキーなので、生地をまとめたあとは棒状に成形して、1枚ずつカットして焼きます。

生地を棒状に成形したあとは、1回分ずつのサイズにカットして冷凍保存しておけば、好きなときに紅茶クッキーを食べられます。

カラフルクッキー

出典:E・レシピ

「カラフルクッキー」は、基本となる型抜きクッキーの生地があれば、焼いたあとトッピングで楽しく飾れるクッキーです。薄く伸ばして冷凍してある生地を好きな形で型抜きして、オーブンで焼きます。

焼きあがったクッキーにカラーシュガーをトッピングしてカラフルなクッキーに仕上げるため、お子さんと一緒にクッキー作りするときにおすすめのレシピです。クッキー形もカラーシュガーも工夫して楽しく仕上げましょう。

クッキー生地の保存は冷凍を活用しよう

クッキー生地は冷凍しておけば1カ月保存でき、冷凍したあとの扱いも簡単です。いろいろなタイプ、いろいろな味のクッキー生地を冷凍しておいて、食べたいときにいつでも手作りクッキーを食べられるようにしておいてはいかがでしょうか。

面倒くさくなりがちな手作りクッキーも、1回生地を作っておけば長く楽しめます。クッキー生地の冷凍保存を活用していきましょう。

参考にしたサイト

 
 

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