「餃子の皮」は冷凍できる!保存や解凍の方法・注意点は?アレンジレシピも紹介
2022/12/18
餃子の皮は冷凍保存しておくと使い勝手がよいということをご存知でしょうか。正しい冷凍方法を知っていれば、なるべく餃子の皮を劣化させることなく、長い期間保存しておけます。本記事を参考に、正しい冷凍方法や解凍方法、アレンジレシピを覚え、活用しましょう。
餃子の皮は冷凍できる?
餃子を手作りするために餃子の皮を買ってきた場合、皮だけが残ってしまったということはよくあることではないでしょうか。何かに使おうと冷蔵庫にとりあえず入れておくと、干からびたりくっついたりして、使えなくなってしまいます。
餃子の皮は冷凍保存できます。再度餃子を手作りするときに使うつもりの場合や、他の料理に流用しようと考えている場合でも、すぐに使う予定がないときは冷凍保存しておきましょう。
残った餃子の皮を無駄にすることがないよう、上手に冷凍保存して活用しましょう。
餃子の皮を冷凍すると良い理由
餃子の皮は、開封すると乾燥しやすくなります。乾燥しやすい反面、冷蔵で保存しておくと皮が水分を吸い、皮同士がくっついてしまうという特徴もあります。
冷凍しておけば、水分は凍ってしまうため皮が吸収することもなく、皮同士はくっつくことなくはがしやすくなるので、冷凍保存はおすすめです。
また、餃子の皮を冷凍しておけば、冷蔵保存に比べて日持ちしやすくなるというメリットもありますので、冷凍保存を積極的に活用していきましょう。
餃子の皮は保存袋に入れて冷凍するのがおすすめ
冷凍保存で劣化を防ぐために気をつけたいのは、食品が空気に触れるのを遮断することです。餃子の皮が空気にできるだけ触れないように保存しておくために、餃子の皮を冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。
保存袋のジッパーを閉めるときに、袋内の空気を極力抜くことで、餃子の皮は劣化スピードが遅くなります。
ここでは、餃子の皮を購入時の袋ごと冷凍する方法と、食品用ラップで包んで保存する方法を見ていきましょう。
袋のまま冷凍する場合
餃子の皮を買いすぎてしまい、未開封の皮が残ったときには、袋のまま冷凍できます。ただし、袋のまま冷凍庫に入れるのではなく、乾燥を防ぐために冷凍用の保存袋に袋のまま餃子の皮を入れて保存しましょう。保存袋を閉めるときには空気を抜いてください。
袋のまま冷凍するということは、餃子の皮は何十枚かまとまった状態で冷凍されます。解凍して使うときに、1枚ずつはがす過程で破れてしまうこともあるため注意が必要です。
食品用ラップで包んで冷凍する場合
食品用ラップに餃子の皮を数枚ずつ取り分けて、空気が入らないように包みます。1枚ずつ包むと手間がかかってしまいますが、皮同士がくっつくことなく、必要な枚数だけ取り出せます。
複数枚まとめて包むときに、皮と皮の間にクッキングシートを挟んでおく方法もあり、1枚ずつ包むよりも簡単で、1枚単位で取り出すことができるのでおすすめです。
食品用ラップで包んだあとは、冷凍用の保存袋にまとめて入れ、空気を抜いて冷凍しておきましょう。
餃子の皮の解凍方法
冷凍しておいた餃子の皮の解凍方法には、冷蔵庫で自然解凍する方法と手のひらを使って解凍する方法があります。解凍方法としてよく用いられる電子レンジ解凍は、餃子の皮には向きません。餃子の皮は電子レンジを使わなくても短時間で解凍できます。
冷凍しておいた餃子の皮は、使う前日に冷蔵庫に移しておけば自然解凍できます。前日に移し忘れたとしても、20分程度で解凍できるので慌てず冷蔵庫に移しましょう。
餃子の皮は、手のひらの体温を使って解凍しながら使うことも可能です。凍った餃子の皮に手のひらを数秒あてていると解凍されますので、皮の端からはがして使います。
冷凍した餃子の皮の保存期間は?
餃子の皮は、冷凍しておけば1カ月程度の保存が可能です。保存が可能とはいえ、品質劣化は時間とともに進むため、保存期間内のなるべく早いうちに食べ切るようにしましょう。
また、冷凍状態や環境によっては劣化が早く進み、1カ月前でも皮が傷んでしまう可能性もあります。使う前に皮の状態を確認してください。
冷凍した餃子の皮の活用レシピ
冷凍した餃子の皮は、餃子を作る以外にもいろいろな料理に活用できます。餃子の皮が冷凍してある場合は、餃子以外の料理にも活用して、早めに使い切ってしまいましょう。
ここでは、冷凍しておいた餃子の皮を活用できるレシピを紹介します。冷凍状態のまま使える料理もあれば、解凍してから使った方がよい料理もあるので、それぞれの使い方を理解しておけば、紹介しているレシピ以外の料理にも応用できるようになります。
きのこのミニピザ
「キノコのミニピザ」は、餃子の皮に具材を盛り付けてピザを作るレシピです。餃子の皮は解凍してから使います。下準備として皮を1枚ずつはがし、オリーブオイルを上面に塗って、あらかじめオーブンで焼いておきましょう。
餃子の皮の下準備としてオーブンで焼きながら、具材を和えておきます。焼きあがった餃子の皮に具材を乗せ、チーズをトッピングして再度チーズが溶けるまで焼いて完成です。
エビとチーズの包み揚げ
「エビとチーズの包み揚げ」は、レシピ名の通りエビとチーズを餃子の皮で巻くことで、サクっ、カリっとしたスナック感覚の料理に仕上がります。
数枚まとめて冷凍した餃子の皮はあらかじめ解凍して、1枚ずつになるようはがしておくと包みやすくなります。解凍し忘れていたというときは、手のひらで解凍しながら包んでみましょう。
エビの下処理が終わっていれば、餃子の皮で包んで揚げるだけでできあがるので、おやつや酒の肴としてもおすすめです。
プチトマトのワンタン風スープ
「プチトマトのワンタン風スープ」は餃子の皮を具材に使った簡単スープのレシピです。餃子の皮はスープに入れて煮るため、凍ったまま鍋に入れて構いません。
スープが煮立ったら、1枚ずつ凍らせた餃子の皮を4等分程度の食べやすい大きさにカットして入れると、ワンタン風のスープに仕上がります。
餃子の皮を冷蔵で保存する方法
余ってしまった餃子の皮は、冷蔵保存でも3~4日程度は保存できます。ただし、餃子の皮は乾燥しやすいため、開封した袋のままただ冷蔵庫に入れておいた場合は、3~4日経過する前に乾燥して使えなくなってしまう可能性もあります。
開封後の餃子の皮を冷蔵で保存しておく場合は、乾燥を防ぐために保存袋に入れ、空気をできるだけ抜いて保存してください。チルド室で保存し、できるだけ早めに使い切りましょう。
餃子の皮の保存は冷凍を活用しよう
どうしても余りがでてしまう餃子の皮も、冷凍保存しておけば長めに保存できるため、次の手作りに活かしたり、他の料理へ流用したりでき、無駄にせずに済みます。
餃子の皮は冷凍しておいても、解凍にあまり時間がかからず、料理によっては解凍せずに使えることもある便利な食材です。冷凍保存を活用して、無駄をなくし、いろいろな料理に活かしましょう。