あなたも間違えているかも!?やってはいけないレモンの保存方法

2025/03/18

食卓を彩り、フレッシュな酸味を足してくれるレモン。便利な100%果汁も売っていますが、肉料理や魚料理に添えるとグンと写真映えするので、ときどき生のレモンを買うという人も多いと思います。

レモンはミカンの仲間なので、保存方法も同じようにすればいいのかな?と思いきや、そうではないようです。今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、やってはいけないレモンのNG保存方法とおすすめの解決策について教えてもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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【NG1】常温で保存

レモンと同じかんきつ類のミカンは常温保存することがありますが、レモンは常温での保存には向いていません。ほかのかんきつと同じようにカゴに入れて常温で置いておくのはNG。

レモンは冷蔵庫に入れるようにしましょう。野菜室に入れるスペースがあれば野菜室、スペースが足りない場合や、野菜室のない冷蔵庫の場合は、冷蔵庫の中で冷気が直接当たらない場所に入れてください。

【NG2】乾燥対策をせず保存

レモンは乾燥に弱い果物です。ミカンやグレープフルーツは皮が乾燥していて食べることができませんが、レモンは皮にも水分がたっぷりあって、生で皮ごと食べる人もいますよね。しかし、乾燥対策をしないと皮のみずみずしさが失われるだけでなく、全体的に味が落ちて傷みやすくなります。

レモンを保存する際は、新聞紙やキッチンペーパーなどの紙に1つずつ包んでから、前述のとおり冷蔵庫に入れるようにしましょう。

【NG3】カットしたあと長く保存

出典:写真AC

レモンは一度に1個分使うことがあまりなく、スライスやくし切りの状態で余った分を保存することも多いと思いますが、一度切ってしまうともう、あまり日持ちしなくなります。丸ごとの状態でうまく保存すると2週間ほど持たせることができるのに対し、切ったあとのレモンはせいぜい数日の寿命です。

そのため、いったん切ったレモンは、断面をラップでぴっちり覆うように包んだうえで冷蔵庫に保存し、遅くとも2~3日以内に食べきるようにしましょう。

【おまけ】レモンは冷凍できます!

ここまでレモンを冷蔵で上手に保存する方法について解説してきましたが、レモンは冷凍できます。丸ごとでも、くし切りでも、輪切りでもOK。冷凍で1カ月ほど保存することが可能です。

丸ごとの場合は、洗ってラップに包んだものを、ジッパーつきポリ袋などの保存袋に入れて。くし切りや輪切りの場合は、ラップに並べて空気が入らないよう全体をぴっちり包んでから保存袋へ。

使う際は、カットされたレモンの場合は自然解凍でそのまま料理に添えることができますし、丸ごとの場合は、国産レモンなど皮ごと食べられるものは凍ったまますりおろしてパスタやお菓子などに使えます。

レモンを上手に活用しよう!

ビタミンCやクエン酸が豊富で、健康にもお肌にもうれしいレモン。生の果汁をしぼったさわやかな風味はもちろん、食卓が華やかになるレモンを上手に活用して、できるだけ長くよい状態で使って日々の料理のレパートリーを増やしてくださいね。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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