野菜の天ぷら

「天ぷら」は冷凍保存が便利!サクサクに保存するためのおすすめテクニック

2022/12/21

天ぷらを冷凍保存しておけば、便利に活用できることをご存知でしょうか。上手に冷凍しておけば、サクサク食感を取り戻すこともでき、アレンジによっては冷凍のまま使うこともできます。

本記事では冷凍や解凍の方法を紹介しています。天ぷらを冷凍保存して活用していきましょう。

天ぷらのサクサクをキープする冷凍保存方法とは?

天ぷらは揚げたてがおいしい食べ物ですが、食べ切れずに残ってしまうことも多いのではないでしょうか。

天ぷらを冷凍しておけば食べ続けずに済み、食べたいときに必要な分だけ取り出して食べられるので大変便利です。上手に冷凍し、解凍すれば、揚げたてのサクサク感を味わうこともできます。

天ぷらを食べ切ってしまうつもりのときでも、常温下に長く置いておくと食中毒を引き起こす可能性があるので、気をつけてください。夏場は短い時間でも常温には置かないようにしましょう。

天ぷらの保存期間は?

天ぷらの冷凍保存期間は2週間程度です。冷凍していても品質の劣化が進むため、2週間を過ぎる頃になると酸化が進み、おいしさが失われてしまいます。ただし、天丼のように天ぷらに調理を加えて食べる料理に使う場合であれば、1カ月程度冷凍してある天ぷらも使えます。

天ぷらとして食べるのであればなるべく早めに消費し、少し長めに保存してしまったものは調理してから食べるようにしましょう。

天ぷらの冷凍保存方法

天ぷら
kazoka30/gettyimages

解凍したときに、揚げたてのようにサクサクとした食感を取り戻すためには、天ぷらを冷凍保存するときに気をつけなければいけないポイントがあります。

サクサクした食感をキープしておくために、冷凍する前にきちんと粗熱をとり、油もよく切っておくことが大切です。ここでは、サクサクした食感をキープするためのポイントを押さえて冷凍する手順を見ていきましょう。

1:ペーパータオルにのせて油を切り常温で粗熱をとる

冷凍する天ぷらは、ペーパータオルの上にのせて油をしっかり切りましょう。油が切れていないと、酸化しやすくなり風味が落ちてしまうため、しっかりと油を切ることが大切です。

油を切りながら粗熱もとります。粗熱がとれていない状態で冷凍すると、急激な温度変化により結露し、天ぷらの衣が水分を含みやすくなってしまいます。粗熱と油をきちんととることがサクサク感のキープにつながります。

2:一食分ずつペーパータオルとラップでしっかり包む

天ぷらを一食分ずつペーパータオルで包み、さらにその上から食品用ラップで包んでください。ペーパータオルで包んでおくことで、天ぷらに残っている油を切ることができます。冷凍過程でしみ出てくる水分も吸収できます。

ラップで包むときは、空気を入れずにぴったりと包み、酸化を防ぎましょう。

3:ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍

食品用のラップで包んだあとは、冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。天ぷらが重ならないようにできるだけ平らになるように入れ、空気を抜きましょう。

冷凍用の保存袋は金属製のバットやトレイにのせて冷凍庫に入れると急速冷凍になり、品質劣化を遅らせることができます。冷蔵庫に急速冷凍機能がついている場合は使ってみましょう。

天ぷらの解凍方法

エビの天ぷら。日本食。
KPS/gettyimages

冷凍しておいた天ぷらをおいしく解凍するためには、自然解凍かトースターを使った加熱解凍がおすすめです。フライパンを使って加熱解凍することもできます。

解凍によく使われる電子レンジによる加熱解凍は、天ぷらに関してはあまりおすすめできません。電子レンジ解凍ではサクサクした食感は失われてしまいます。サクサクした食感をあきらめ、早く解凍して食べたいというときには電子レンジ解凍も選択肢にできます。

ここでは、サクサクした天ぷらに解凍する手順を見ていきましょう。

冷蔵庫で自然解凍する

冷蔵庫で自然解凍すると温度変化が緩やかなため、水分や油分を冷凍前とほぼ同じ状態で保つことができ、サクサク感を再現しやすくなります。

ペーパータオルと食品用ラップで包んだ状態のまま冷蔵庫に移しておけば、30分程度で解凍できます。オーブントースターを使って温めれば、衣も崩れないのでおすすめです。オーブントースターの代わりにフライパンを使って温めてもよいでしょう。

電子レンジを使うとサクサク感が失われてしまうので、少し時間はかかりますが冷蔵庫で解凍した方がおいしく仕上がります。

トースターで温める

自然解凍せずに、いきなりオーブントースターを使って解凍することも可能です。アルミホイルを折りたたむか、いったんくしゃくしゃにしてから伸ばし、表面がでこぼこした状態にしておきます。

天ぷらをアルミホイルの上に並べて焼けば、油がでこぼこのアルミ面に落ちるため、天ぷらの油が切れてサクサクに仕上げられます。トースターで加熱しすぎると焦げてしまうため、天ぷらの状態を確認しながら時間を調整してください。

天ぷらアレンジレシピ

アレンジレシピというと、冷凍しておいた天ぷらを使って全く違った料理を作りあげるイメージを持たれる方もいるでしょう。天ぷらのアレンジレシピは、別の料理を作りあげるというよりも、他の料理に添えたり、温める過程で一工夫加えたりするだけでも十分です。

ここでは他の料理に作り変えるというよりも、天ぷらを活用できる料理としてのアレンジ料理を紹介します。

1:タレをつくって天丼に

天丼は、温かいご飯の上に天ぷらをのせ、天丼のタレをかけた料理です。外食で食べたことがあるという方が多いのではないでしょうか。冷凍しておいた天ぷらを解凍し温め、ごはんにもあうタレをかければ、外食にも負けない天丼ができあがります。

ごはんの粗熱をとったうえで、冷凍されたまま天ぷらをのせてお弁当にしてみるのもよいでしょう。タレを持参すれば、食べる頃にちょうど解凍された天丼になります。

2:うどんにのせる

冷凍しておいた天ぷらを温かいうどんにのせれば、手軽に天ぷらうどんにアレンジできます。温かい時期であれば、冷たいうどんに解凍したての天ぷらをのせてもよいでしょう。

温かい汁につければ、天ぷらも温まるため、お好みで解凍して温める前の天ぷらをのせることもできます。うどんの汁につけてしまう場合は、サクサクした食感が戻っていない天ぷらでもおいしく食べられます。

3:天むすにする

冷凍しておいた天ぷらを具としておにぎりで包みこんでもおいしく食べられます。天ぷらを少し天つゆやタレにつけてからおにぎりに入れれば、しっかりした味わいになり、いつもよりちょっと豪華なおにぎりを作れるのでおすすめです。

天ぷらの保存は冷凍を活用しよう

天ぷらは冷凍しておけば、長めに保存でき、いつでも食べたいときに食べられるという利点もあります。上手に冷凍しておけば、揚げたての風味を失うこともなく、サクサクした食感も再現できるので、ぜひ覚えておきましょう。

上手な冷凍方法と解凍方法を習得したら、おいしいうちに食べ切る天ぷらの活用レシピも工夫してみましょう。揚げるときには時間もかかり油跳ねも気になる天ぷらですが、たくさん作って冷凍保存を活用すれば、常備菜としても利用できます。

参考にしたサイト

 
 

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