「枝豆」の冷凍方法は?上手な保存のコツやおいしい活用レシピを紹介
2022/12/21
枝豆をたくさんもらってしまい、食べきれなかったという経験はありませんか。そんなときは冷凍保存がおすすめです。本記事では、枝豆の適切な冷凍方法および解凍方法などを紹介しています。冷凍枝豆を使ったレシピなども紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
枝豆は冷凍して味と風味をキープ!
枝豆を大量に貰ったり、家庭菜園でたくさん採れたりして食べ切れないという場合は、冷凍保存するのがおすすめです。
生の枝豆は収穫した後も成長しようと養分を消費し続けるため、時間が経つごとに風味や栄養が落ちてしまいます。しかし、適切な方法で冷凍保存することで栄養が減るのを防ぎ、おいしく食べられるようになるのです。
冷凍保存しておけば、食べたいときに食べたい分だけ食べられたり、別の日に料理の材料として使えるなどのメリットもあります。
枝豆を保存する際は、冷凍するようにしましょう。
枝豆の冷凍保存方法は大きく別けて2つ
枝豆の冷凍保存方法は、2つの保存方法が挙げられます。
どちらにもメリットがあるため、自分に合った保存方法を選ぶと良いでしょう。ここからは、生の状態で冷凍する方法と下ゆでして冷凍する方法の手順をそれぞれ解説していきます。枝豆をおいしい状態で保存したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
【おすすめ!】生の状態で冷凍する
より新鮮な状態で枝豆を保存しておきたいという場合は、生の状態で冷凍するのをおすすめします。
当然ですが、食べるときには解凍だけでなく加熱が必要になるため、少しだけ手間がかかってしまいます。しかし、下ゆでして冷凍する場合よりも、生のまま冷凍した方がおいしさをキープできるという点は魅力的です。
詳細な手順を以下で解説していきます。
1:塩もみして汚れやアクを取る
枝付きの枝豆を扱う場合は、初めにハサミなどを使ってさやを切り離す必要があります。このとき、さやの部分を切らないように、根本から切断するように心がけましょう。
次に、枝豆300gに対して大さじ1弱の塩を加えて塩もみし、5分ほど時間をおきます。
塩もみすることで枝豆の汚れやアクを取り除けます。手間はかかりますが、よりおいしい状態で保存するためには欠かせない作業です。
2:水洗いする
塩もみが終わったら、枝豆をざるに移して水洗いします。さやには汚れやアクが付いているので、しっかりと洗い流しましょう。
洗ったあとは、水気をよく切りましょう。ペーパータオルなどでしっかりと水分をふき取ることが大切です。
3:ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍する
最後に、ジッパー付きの保存袋に枝豆を詰め、冷凍庫に入れます。
保存袋の口を閉じる際には中の空気をよく抜き、できるだけ平らな状態にするのがポイントです。こうすることで、冷凍されるまでの時間が短くなり、すばやくおいしさをキープできるのです。
量が多くて平らにならないという場合には、小分けにして冷凍するのも良いでしょう。使いたい分量ごとに小分けにしておくと、素早く冷凍できるだけでなく、後で解凍して使用する際にも便利です。
下ゆでして冷凍する
前述したように、おいしさという観点では生の状態で冷凍する方法に軍配が上がります。しかし、利便性が高いのは下ゆでして冷凍する方法でしょう。
あらかじめ下ゆでしておくことで、必要なときに電子レンジで解凍するだけで食べられます。少しだけ食べたいときや、すぐに使いたいときにはとても便利です。料理の材料として使用したい場合には、下ゆでして冷凍する方法をおすすめします。
詳細な手順を以下で解説していきます。
1:塩もみする
まず、枝豆300gに対して大さじ1弱の塩を加えて塩もみし、5分ほど時間をおきます。
さやの表面にある産毛をこすり落とすイメージで塩もみすると、食べるときの口当たりが良くなり、塩味がつきやすくなります。
塩もみにはアクや汚れを落とす働きもあるため、しっかりと行いましょう。
2:水洗いする
塩もみが終わったら、枝豆をざるに移して水洗いします。付着している産毛や汚れなどもしっかりと洗い流す必要があります。
洗ったあとは、水気をよく切りましょう。ペーパータオルなどでしっかりと水分をふき取ることが大切です。
3:枝豆をゆでる
次に、枝豆300gに対してお湯1Lを沸騰させ、塩大さじ1杯半を入れて約3分半ゆでます。
一般的な枝豆のゆで時間は約4~5分ですが、冷凍枝豆は解凍する際にも多少の熱が加わるため、少し固めにゆでるくらいがおすすめです。
4:ゆでた枝豆を冷ます
枝豆がゆで上がったら、ざるなどに移して冷ましましょう。
鮮度が落ちる前に冷凍したいので、できるだけすばやく冷ますことが重要です。しかし、流水などで冷ますと風味も一緒に流れ出てしまうため、うちわなどで扇いで冷ます必要があります。夏場であれば扇風機を使うのもひとつの手です。
5:ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍する
枝豆の熱が十分に取れたら、ジッパー付きの保存袋に枝豆を詰め、冷凍庫に入れます。
生の状態で冷凍する方法と同様に、保存袋の口を閉じる際には中の空気をよく抜き、できるだけ平らな状態で冷凍するのがポイントです。こうすることで、冷凍されるまでの時間が短くなり、おいしさをすばやくキープできます。
量が多くて平らにならないという場合には、小分けにして冷凍するのも良いでしょう。使いたい分量ごとに小分けにしておくと、素早く冷凍できるだけでなく、後で解凍して使用する際にも便利です。
枝豆の解凍方法
"生の状態で冷凍した場合"と"下ゆでして冷凍した場合"では、解凍方法が少し異なります。
正しい手順で冷凍した枝豆も、間違った方法で解凍してしまえば味や風味が落ちてしまう可能性があります。冷凍した枝豆をおいしく食べるには、適切な解凍方法を知ることが大切なのです。
ここからは、適切な解凍方法をそれぞれ紹介していきます。冷凍した枝豆をおいしく食べたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
生の状態で冷凍した場合
初めに、凍った状態でさやの両端を2〜3mmほど切り落とします。こうすることで火の通りが早くなり、ゆでたときに塩味がつきやすくなります。
さやを切り終わったら、冷凍枝豆300gに対してお湯1Lを沸騰させ、塩大さじ1杯半を入れて約5分間ゆでます。
自然解凍してからゆでると食感が水っぽくなってしまうため、凍った状態の枝豆をゆでるようにしましょう。
下ゆでして冷凍した場合
凍った枝豆を皿に移して食品用ラップをかけたら、600Wの電子レンジで解凍します。枝豆300gの場合は約4分間が目安です。100gの場合は約1分半にするなど、使いたい枝豆の量に合わせて解凍時間を調整しましょう。
沸騰したお湯で軽くゆでて解凍するという方法もありますが、電子レンジの方が手軽でおすすめです。
冷凍枝豆の保存期間は?
枝豆は常温で置いておくと、どんどん味が落ちてしまいます。しかし、適切な方法で冷凍保存することで、1カ月ほどおいしさをキープできます。冷凍保存しておけば、いつでも解凍して食べられるので便利です。
とはいえ、冷凍および解凍による多少の劣化は避けられないため、可能であれば新鮮なうちに食べきってしまうのが良いでしょう。数日で食べきれるという場合には、冷蔵するというのも選択肢のひとつです。
冷凍した枝豆の活用レシピ
冷凍保存した枝豆は、そのまま食べる以外にもさまざまな料理に活用できます。
以下で紹介するレシピは、下ゆでしてから冷凍した枝豆を使用することで簡単に再現できます。どれもおいしく食べられるメニューになっているので、ぜひ作ってみてください。
枝豆ごはん
簡単かつおいしく食べたい場合は、枝豆ごはんにするのがおすすめです。下ゆでしてから冷凍した枝豆があれば、解凍してごはんと一緒に炊き上げるだけで作れます。
米と枝豆に味付けは塩のみというシンプルなレシピだからこそ、枝豆の緑が映えた美しい一品に仕上がっています。
お好みで炊き上がりにすこしお酒を振りかけ、蒸らしてから食べると、酒のコクと風味がプラスされておいしくなります。
お豆とひじきの健康サラダ
冷凍した枝豆はそのまま食べてもおいしいですが、もうひと手間加えてサラダにするという方法もあります。
下ゆでしてから冷凍した枝豆であれば、解凍して混ぜるだけなので簡単に作れます。
枝豆のほかにもミックスビーンズやひじき、にんじんなどを使用しているため、色合いも華やかで、ヘルシーかつ食べごたえのあるサラダになっています。
枝豆のみそ汁
あまり馴染みがないかもしれませんが、みそ汁の具として枝豆を活用するのもおすすめです。
本レシピでは、さや付きの枝豆を使用しています。食べるのは中の豆だけですが、さやごと加熱することで、枝豆のだしが出ておいしいみそ汁に仕上がります。
冷凍した枝豆をさやから出す必要がないため、時短になるというのも魅力的です。
枝豆の保存は冷凍を活用しよう
枝豆は鮮度が重要なので、できるだけ早めに食べきってしまうのがおいしく食べる秘訣です。しかし、大量にもらうなどしてどうしても食べて切れないという場合には、冷凍保存しましょう。
本記事を参考にして、適切な方法で冷凍すれば、枝豆をおいしい状態でキープできます。
枝豆を冷凍してストックしておけば、ちょっとしたおつまみやおかずが1品足りないという場面で役立ちます。とても便利なので、枝豆を保存する際は冷凍を活用しましょう。