「焼き魚」は冷凍できる!保存や解凍の方法は?アレンジレシピも紹介
2023/01/18
焼き魚を冷凍保存できることをご存知でしょうか。多くのかたが利用している冷蔵保存より、冷凍保存の方が長く保存できるだけでなく、おいしさも保てます。本記事では、焼き魚の冷凍方法などを詳しく紹介していきます。ご興味があるかたは、参考にしてみてください。
焼き魚は冷凍できる?
焼き魚は冷凍保存できます。焼いた魚は水分が少なくなっているため、冷凍による乾燥を防ぐことが保存のポイントになります。冷凍保存の方が冷蔵保存よりも乾燥を防ぐことができることから、余ってしまった焼き魚は冷凍保存がおすすめです。
ただし、冷凍も正しい方法で行わないと焼き魚が乾燥してパサパサになってしまうため、冷凍保存の方法をきちんと理解して実践してください。
焼き魚はジッパーつきの保存袋で冷凍するのがおすすめ
焼き魚は水分が少なくなっているため、保存中に乾燥させてしまうとパサパサの食感になってしまい、おいしくなくなってしまいます。おいしく保存するためのポイントは乾燥を防ぐことであるため、食品用ラップやジッパーつきの保存袋を活用して密閉状態で保存しましょう。
ここでは、焼き魚を冷凍する際の手順とコツを見ていきましょう。「乾燥を防ぐ」というポイントを念頭においておけば、手順とコツも理解しやすくなります。
1:焼き魚を食品用ラップで包む
焼き魚を常温や冷蔵庫に置いておくと、カチカチに硬くなってしまいます。これは、焼き魚が乾燥することが原因です。冷凍保存の場合も、焼き魚を無防備に冷凍するだけでは硬くなってしまうため、水分を逃さない工夫が必要です。
焼き魚は、焼き立ての状態で食品用ラップに包んでください。粗熱をとったり冷ましたりすると乾燥してしまうため、焼き立てのタイミングで包むことが大切です。焼き立てを包み蒸気を逃さないことで、保湿できます。
温かいうちに1切れずつ小分けにして包んでおきましょう。
2:ジッパーつきの保存袋に入れて冷凍する
食品用ラップで包んだ焼き魚は、さらにジッパーつきの保存袋に入れて冷凍します。魚がジッパーつきの保存袋の中で重ならないように注意し、空気をできるだけ抜いてから密閉しましょう。
焼き魚の解凍方法
冷凍しておいた焼き魚をおいしく解凍するためには、3通りの解凍方法を使い分けることができます。冷凍している魚の種類や食感、解凍に要する時間などによって、臨機応変に選んで解凍できるように、それぞれの方法を覚えておきましょう。
ここでは、焼き魚に使える3つの解凍方法を紹介します。
フライパンで解凍する
開きや1尾丸ごとの焼き魚の場合は、フライパンを使った解凍をおすすめします。フライパンを使って皮をパリッと焼くことで香ばしさが復活し、水分も補えるため、ふっくらした焼き魚に戻ります。
フライパンを使った解凍では、焼き魚は凍ったままフライパンに置き、水と酒を振りかけてください。1尾につき水を大さじ2、酒を大さじ1程度です。
水分が偏らないように、まんべんなく振りかけ、フタをして弱火で約2分加熱します。魚をひっくり返してからフタをせずにさらに約2分加熱すれば焼きあがります。
電子レンジで解凍する
切り身の焼き魚には電子レンジを使用しての加熱解凍が向いています。冷凍するときに包んだ食品用ラップを外して、耐熱皿の上に焼き魚を置きます。1切れにつき水大さじ1を振りかけてから、食品用ラップをかけて電子レンジで加熱してください。
500Wの電子レンジの場合は、1切れあたり約2分加熱すると食べ頃になります。切り身のサイズや電子レンジの出力数によって、加熱時間は調整してください。
自然解凍する
焼き魚は自然解凍で食べることも可能です。お弁当のおかずの一品にする場合は、凍ったままの焼き魚を詰めておけば、3時間程度で解凍されるため昼食の時間に間に合います。加熱解凍するよりも水分が逃げにくく、しっとりと解凍されます。
凍ったまま焼き魚を入れておけば保冷剤の役割も兼ねてくれますが、周囲のおかずやごはんが完全に冷めてから詰めてください。夏は食品が傷みやすいため、凍った焼き魚とは別に保冷剤が必要になります。
冷凍焼き魚の保存期間は?
焼き魚を冷凍しておけば、1カ月程度保存しておけます。ただし、冷凍前の魚の状態や冷凍環境などによっては、目安となる期間より前でも傷んでしまうこともあります。
保存期間は目安と考え、なるべく早めに食べ切るようにしましょう。保存期間内であっても冷凍している焼き魚に傷んでいる兆候やサインが見られたときは、無理に食べようとはせず廃棄してください。
冷凍におすすめの焼き魚レシピ
焼き魚を食べ切れなかったときは、冷蔵保存しておいて毎食食べて食べ切るようにしているというかたも少なくないでしょう。
焼き魚を冷凍保存できることとおいしく戻す解凍方法を知っていれば、余った焼き魚は冷凍保存しておいて、日を置いてゆっくりと食べることができます。また、多めに焼いておいて冷凍保存しておけば、解凍して手早くおいしい焼き魚が食べられるでしょう。
ここでは、冷凍におすすめの焼き魚レシピをご紹介します。
ほっけのおいしい焼き方のコツを伝授 グリルでふっくら香ばしく!
このレシピでは、ほっけをおいしく焼くための方法を教えてくれています。
おいしい焼き魚でないと、冷凍してもおいしくはならないため、おいしく冷凍しておくためにはいかにおいしい焼き魚を使うかもポイントとなるでしょう。
タラの漬け焼き
切り身のタラを使い、しょうゆダレに漬け込んでから焼きあげます。タレに漬け込むだけでなく、タレを塗りながら焼くため、しっかりと味がつき、タレで水分が補われてふっくらと焼きあげられるため、ぜひ試してみてください。
タラの切り身なら、グリルで2~4切れくらいをまとめて焼くことができるでしょう。一度の調理で複数の切り身を焼いて冷凍しておけば、次に食べたいときは冷凍から戻して簡単に食べられます。
フレーク状にして冷凍したい場合は?
お茶漬けやふりかけに使うために、焼き魚をフレーク状にして保存しようと考えているかたには、焼き魚よりもゆで魚の方がおすすめです。
焼き魚をほぐして冷凍すると表面積が増えてしまうため、乾燥しやすくなります。焼き魚に比べてゆでた魚であれば水分を含んでおり、フレーク状にしたときに乾燥してパサパサになるのを防げるでしょう。
焼き魚の保存は冷凍を活用しよう
焼き魚を冷凍保存するという考えがなかったというかたも多いのではないでしょうか。多くの人が利用している焼き魚の冷蔵保存よりもおいしさを保つことができるため、焼き魚が余ったときは冷凍保存を試してください。
正しい冷凍手順とコツを覚えておけば、解凍したときに焼き立てのようなおいしさを味わうこともできます。おいしく解凍するためには、冷凍方法に応じた解凍方法も覚えておきましょう。