「チャーシュー」は冷凍保存が便利!上手においしく保存するためのテクニック
2023/01/19
手作りチャーシューを食べ切れないときや作りすぎたことはないでしょうか。小分けにして冷凍しておけば、食べたいときに必要な分だけ解凍できて便利です。本記事で紹介しているチャーシューの冷凍方法やポイント、解凍方法を参考にしてください。
チャーシューの冷凍保存のポイント
手作りのチャーシューは、冷蔵保存でも1週間以内には食べ切った方がよい食品です。作り方や保存の方法によっては3日程度で品質が変わってしまうこともあります。
冷蔵の保存期間内に食べ切れないチャーシューを冷凍保存するときには、できるだけ長く保存しておけるように、2つのポイントを押さえておきましょう。
1つ目は手作りチャーシューの場合に限られますが、味付けを濃くしておくことです。2つ目はカットせずに塊のまま冷凍することです。ここでは、それぞれのポイントについて見ていきましょう。
味付けを濃くする
長い期間保存しておきたい場合は、チャーシューの味つけを濃くしておきましょう。醤油には殺菌効果があるといわれており、醤油を多めに使って味付けをしておけば、保存期間が比較的長くなります。
逆に減塩の味つけをしたチャーシューは、一般的な保存期間より短い期間しか日持ちしないため、注意が必要です。
カットしないで塊のまま冷凍
チャーシューをカットすると、空気に触れる部分も多くなり、カットの際に雑菌がついてしまうリスクもあります。塊のまま冷凍しておけば、保存期間を長くできます。
ただし、丸ごと冷凍したチャーシューの一部だけを取り出したり解凍したりすることはできないため、解凍したチャーシューはすべて使い切らなければなりません。
チャーシューを冷凍する方法
チャーシューを手作りするときはブロック肉を使うため、小人数のご家族では短期間では食べ切れないことも多いでしょう。作る手間は少量でも複数個でもあまり変わらないため、多めに作っておいて冷凍で長く保存しておけば、手軽に手作りチャーシューを食べられるので便利です。
ここでは、手作りチャーシューを冷凍する手順について見ていきます。1回や2回で食べ切れない分は、速やかに冷凍し、長めの期間でゆっくりと消費していきましょう。
1:チャーシューを冷ましスライスする
手作りチャーシューをしっかり冷ましてから、スライスして切り分けてください。塊で冷凍した方が長く保存できますが、解凍したときに食べ切れない量では結局無駄になってしまいます。
解凍したときに使いやすいようスライスしておけば、ラーメンやチャーハンなどに簡単に活用できます。小さめのブロックサイズにカットして冷凍することも可能です。
2:チャーシューをラップで包む
スライスしたチャーシューは1回に食べ切れる量に小分けして、食品用ラップに包みます。空気が入りこまないように、ぴったりとラップで包んでください。
小さめのブロックで冷凍する場合も、1回分ずつ食品用ラップでぴったりと包んで保存します。
3:保存袋に入れ冷凍する
食品用ラップを使って小分けにしたチャーシューを、冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。
保存袋にはチャーシューの包みが重ならないように入れ、空気を抜いて密閉してから冷凍庫に入れてください。保存袋を金属製のバットやトレイにのせてから冷凍すれば急速冷凍できます。
冷凍チャーシューの解凍方法
冷凍チャーシューは冷蔵庫に移して自然解凍するのがおすすめです。塊肉の場合は解凍に半日以上かかりますので、早めに準備してください。常温で自然解凍すると、温度差が大きく、チャーシューのうま味が損なわれる可能性があります。
冷凍庫との温度差が少ない冷蔵庫でゆっくりと解凍することで、ドリップと呼ばれるうま味を含んだ水分も出にくく、冷凍前と遜色ない味わいのまま解凍できます。
電子レンジでの解凍はできれば避けて
チャーシューをじっくり自然解凍している時間がない、というときに、電子レンジで加熱解凍してしまう方も多いでしょう。しかし、急いでいるときでもチャーシューの電子レンジ解凍はおすすめできません。
電子レンジで加熱解凍をおこなうと、チャーシューに急激な温度変化をもたらします。急激な温度変化が与えられるとチャーシュー自体が縮んでしまい、水分と一緒にうま味も流れ出てしまいます。
チャーシューのうま味が減り、パサパサした食感に変わってしまうため、電子レンジ解凍はやめておきましょう。
冷凍チャーシューの保存期間は?
チャーシューを冷凍で保存しておける期間は、最長でも1カ月程度と考えておいてください。冷凍するときに、冷凍した日付を保存袋に記録しておき、目安となる保存期間を過ぎないように管理しましょう。
チャーシューの味付けや状態、冷凍庫の環境などによって保存可能な期間は異なります。2週間程度を目安に消費すれば、おいしい状態をキープしたまま食べ切れます。
保管期間が長くなるほど、劣化が進み、冷凍焼けやニオイ移りが起きることもあるため、早めに食べ切ることが大切です。
冷凍したチャーシューの活用レシピ
冷凍チャーシューは、ラーメンやチャーハンに使えるだけでなく、肉料理の肉代わりに使ったり、チャーシュー自体の味つけにアレンジを加えたり、多彩な使い方ができます。
ここでは、冷凍チャーシューを使えるおすすめのレシピを紹介します。紹介しているレシピを参考に、冷凍チャーシューを活用できる料理をいろいろ考えてみましょう。
チャーシューレタスチャーハン
「チャーシューレタスチャーハン」では、角切りのチャーシューを使います。厚めにスライスして冷凍したチャーシューやブロック状で冷凍したチャーシューがおすすめです。チャーシューはあらかじめ自然解凍しておいてから使いましょう。
チャーシューサンド
「チャーシューサンド」ではスライスした冷凍チャーシューを使いましょう。調理の工程でチャーシューの両面をあぶりますが、加熱解凍はせず、チャーシューはあらかじめ自然解凍してから使ってください。
やみつき!ピリ辛ネギチャーシュー
「やみつき!ピリ辛ネギチャーシュー」は、冷凍しておいたチャーシューを使って、少し手を加えるだけで箸の進む一品を作れます。簡単につくれて、ごはんのおかずにも、酒の肴にもおすすめの一品になります。
チャーシューの保存は冷凍を活用しよう
チャーシューを多めに作って冷凍保存しておくと、長く手作りのおいしさを味わえます。おいしさを保てる冷凍方法と解凍方法を理解しておけば、冷凍前と遜色のないおいしいチャーシューをいつでも食べられます。
チャーシューは味付けされているため、切り分けるだけでもおいしく食べられますが、アレンジレシピを活用すれば新しいチャーシューのおいしさを発見することもできますので、試してみましょう。