「パン粉」は冷凍できる!保存や解凍の方法・注意点は?アレンジレシピも紹介
2023/01/20
揚げ物の衣などに使われるパン粉は、冷凍保存が可能ということをご存知でしょうか。本記事では乾燥パン粉と生パン粉それぞれの特徴と共に、おいしく食べられる正しい冷凍方法を紹介しています。冷凍したパン粉を使用したおすすめレシピも紹介しているためぜひ参考にしてください。
パン粉は冷凍できる?
パン粉は冷凍保存が可能です。常温・冷蔵どちらでも保存できますが、保存期間を延ばしたいときには冷凍すると良いでしょう。
冷凍することで劣化しにくくなるというメリットがあります。パン粉の種類によって適している保存方法が変わるため、事前にチェックしておいしい状態で食べましょう。
乾燥パン粉の特徴
粒度が小さいことが、乾燥パン粉の特徴のひとつです。粒度が小さいことで、油切れが良くなり小さい具材や柔らかい具材につけやすくなります。揚げたときにカリッとした食感に仕上がるのも、乾燥パン粉の魅力と言えるでしょう。
含まれている水分量が少ないため、保存期間も長い乾燥パン粉は扱いやすく流通量も多いです。
生パン粉の特徴
生パン粉は乾燥パン粉に比べて粒度が大きいです。前述しているように水分量が多い生パン粉は、揚げたときにパン粉の水分が抜けて油が染み込むことからサクッとした食感となります。サクッとした食感を味わえながらも口当たりが柔らかいのも特徴です。
生パン粉を使用することでボリュームも出るため、飲食店で多く使われています。
【開封前】パン粉の保存方法
開封前のパン粉であれば、種類にかかわらず常温保存が可能です。常温保存する場合には涼しく直射日光が当たらない場所が適しています。すぐに使用する予定がなければ、開封前の状態であっても袋ごと密閉容器に入れてから保存するのがおすすめです。
【開封後】パン粉の保存方法
続いて開封後のパン粉の保存方法を紹介します。乾燥パン粉は水分量が少ないため、基本的には開封後も常温保存が可能です。しかし品質を保つために、常温保存は避けた方が良いでしょう。パン粉は高温多湿に弱く、劣化が早くなってしまうためです。
乾燥パン粉、生パン粉それぞれの冷凍保存の方法を解説します。食感が保たれるように、正しい方法で冷凍保存しましょう。
乾燥パン粉の冷凍保存
開封した乾燥パン粉を冷凍保存する際に、空気を抜いてから袋口をしっかりと締めましょう。しかし前述しているように、含まれている水分量が少ない乾燥パン粉は常温保存や冷蔵保存が可能です。
常温保存や冷蔵保存する際には、袋口をしっかりと締めてから密閉容器に入れると良いでしょう。この手順を踏むことで湿気やニオイ移りを防げます。正しい方法で保管しても、開封後は早めに使い切ることがおすすめです。
生パン粉の冷凍保存
生パン粉も冷凍保存が可能です。開封した生パン粉は購入したときに入っている袋のまま、封をして冷凍保存します。空気に触れる原因となってしまうため、タッパーなどの容器に移し替えるのは避けましょう。パン粉が空気に触れると、湿気や酸化の原因となります。
パン粉を冷凍する際の注意点
パン粉は冷凍しても調理に使いやすいという良さがあります。保存期間も長くなるため、パン粉を保存する際には冷凍した方が良いでしょう。
密閉容器に入れると空気に触れやすくなるため、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍するのがポイントです。また冷凍保存できるのは未使用のパン粉だけではありません。調理に使ったパン粉も卵液で湿った部分を取り除けば冷凍保存が可能です。
パン粉の保存期間は?
続いて紹介するのがパン粉の保存期間です。メーカーによって日持ちする期間が変わるため、記載されている日付は確認しましょう。乾燥パン粉と生パン粉それぞれの冷蔵・冷凍の保存期間の目安をまとめています。
おいしく食べるための目安となるため、ぜひ参考にしてみてください。
種類 | 常温 | 冷蔵 | 冷凍 |
乾燥パン粉(未開封) | 半年 | - | - |
乾燥パン粉(開封後) | - | 1カ月 | 2カ月 |
生パン粉(未開封) | 1~3カ月 | - | - |
生パン粉(開封後) | - | 1~2週間 | 1カ月 |
冷凍したパン粉の活用レシピ
少しだけ余ったパン粉はスープに使ったりフレンチトースト風にしたりと、様々な使い方ができます。またパン粉を使って揚げ物をするときには、油の量に気をつけたり具材にしっかりとパン粉をつける工夫をしたりすることがポイントです。
次に冷凍したパン粉を使用したおすすめレシピを紹介します。パン粉を使用することで様々なメイン料理がおいしく仕上がるでしょう。
サーモンのパン粉焼き
まず紹介するのがサーモンのパン粉焼きです。下味をつけたサーモン、食べやすい大きさにカットしたカボチャやピーマンなどを焼いていきます。自宅のオーブンによって焼き時間などに違いが出てくるため、注意が必要です。
ハンバーグ
続いて紹介するのが、ハンバーグです。本記事で紹介しているハンバーグにはすりおろした人参を使用しているため、より柔らかい食感に仕上がっています。
冷凍しても固まらないパン粉は解凍せずにそのまま使用可能です。空気抜きをしながら形を整えて焼いていきましょう。
サクサクトンカツ
最後に紹介するパン粉を使ったレシピがサクサクトンカツです。 練りからしを効かせた合わせソースをかけて食べると、よりおいしくいただけます。
パン粉の保存は冷凍を活用しよう
すぐに使い切る予定のないパン粉はおいしく食べ切るためにも、冷凍保存がおすすめです。特に水分量の多いパン粉は、賞味期限が長くないため冷凍しておくと安心して使い切れるでしょう。
乾燥パン粉と生パン粉のそれぞれの特徴を活かして、調理に取り入れるのがおすすめです。冷凍保存を上手に活用して日々の食卓を豊かにしていきましょう。
冷凍保存したパン粉の使用方法に迷ったときには、本記事で紹介しているおすすめレシピをぜひ活用してみてください。