注ぐ蜂蜜のクローズ アップ

「はちみつ」は冷凍保存できる?上手な保存のコツやおいしい活用レシピを紹介

2023/01/23

はちみつが結晶化したことがあるかたは意外と多いのではないでしょうか。こちらの記事では、冷凍保存の方法や注意点、はちみつを使ったレシピなどを紹介しています。はちみつを上手に冷凍する方法を知りたいというかたは、ぜひ参考にしてみてください。

はちみつは冷凍できる?

はちみつは、常温でも2~3年程度保存できる食品です。保存する際、冷蔵保存は向かないので、常温保存または冷凍保存するようにしましょう。

冷蔵保存に向かない理由は、温度が15~16℃以下になると結晶化してしまうからです。結晶化したはちみつは風味に違いはないため、そのまま食べても問題はありませんが、ジャリジャリとした食感になります。

さらに温度が低い冷凍保存は、はちみつには向かないだろうと考えるかたも多いのではないでしょうか。じつは、はちみつは冷凍保存が可能な食品です。はちみつは5℃を下回ると逆に結晶化しにくくなります。

また、はちみつが凍結する温度は-20~-25℃と、とても低いです。基本的に、-18℃程度に設定されている家庭用冷凍庫では固まることはありません。

冒頭でも記述した通り、常温でも長期保存ができるはちみつですが、冬の寒い時期は、常温保存していても結晶化することがあります。はちみつが固まってしまうのが気になるかたは冷凍保存を活用するとよいでしょう。

はちみつを冷凍する際の注意点

ガラスボウルに滴り落ちる蜂蜜のクローズアップ
zhikun sun/gettyimages

はちみつを冷凍する際は、小分け冷凍するようにしましょう。小分けにして冷凍保存することで、風味をそのまま長く楽しむことができます。また、使用する際も取り出しやすく便利なのでおすすめです。

はちみつは保存袋で冷凍するのがおすすめ

大きめの容器や瓶に入っているはちみつを購入した際も、容器のまま保存するのではなく、冷凍可能な保存袋に移し替え、小分けにして冷凍するとよいでしょう。

保存袋の口を閉じる際は、空気をよく抜くことが重要です。空気にふれないようにすることで保存性をさらに高めることができます。

はちみつの解凍方法

はちみつは糖度が高いため、凍結する温度は-20~-25℃ととても低く、約-18℃の家庭用冷凍庫ではかちかちに固まることはありません。ですが、少し固くなるため冷凍庫から取り出し、数分程度常温に置いておくことで使いやすい状態に戻すことができます。

冬場など気温が低くなかなか柔らかくならない場合は、45~60℃ぐらいのお湯を用意し、はちみつを袋ごと入れてゆっくりと溶かしていくとよいでしょう。

冷凍はちみつの保存期間は?

甘い蜂蜜
shironagasukujira/gettyimages

冷凍はちみつの保存期間は、常温保存した場合と変わりありません。メーカーが定めた賞味期限である2~3年を目安に食べきるようにしましょう。

はちみつの純度や糖度によっては2~3年よりも長く持つものもあるため、はちみつの容器に記載の賞味期限を確認するようにしてください。

冷凍したはちみつの活用レシピ

実際に冷凍はちみつを使って料理をつくってみましょう。メープルシロップよりクセがないはちみつは、スイーツはもちろん煮物や煮魚などの隠し味にも使われる食品です。

ここでは、はちみつを使用したおすすめのレシピを3つ紹介しますので、ぜひつくってみてください。

大学芋

出典:白ごはん.com

大学芋は、砂糖やみりんの代わりにはちみつを使ってつくることで、柔らかい自然の甘さを味わうことができるのでおすすめです。おやつやお弁当にもピッタリですのでぜひつくってみてください。

はちみつマスタードチキン

出典:つくおき

はちみつなどの調味料に鶏肉を漬けて焼くだけでできるはちみつマスタードチキンは、夕食のメインにピッタリです。調味料に30分漬けてすぐ焼くこともできますが、2日漬けることで鶏肉に味がさらに染み込みます。

また、下味を漬けた状態で冷凍保存することもできるため、仕事でいそがしいかたにもおすすめです。

はちみつのまろやかな甘さと、粒マスタードと醤油の味が合わさり、深いコクを感じられる一品になっています。

板チョコを使ったマドレーヌ

出典:E・レシピ

米粉を使用したこのマドレーヌは、生地を休ませなくてもつくることのできる簡単スイーツレシピです。米粉でつくった生地の中に、はちみつも入れています。

このレシピでは、ビターチョコを使用していますが、ミルクチョコでもつくることができるため、お好きなチョコでつくってみてはいかがでしょうか。

はちみつを結晶化させないコツ

蜂蜜は、コピースペースと白の背景に、木製の蜂蜜ディッパーから垂れ下がっ
yokaew/gettyimages

はちみつは結晶化しても食べることはできますが、結晶化を繰り返すことで風味が損なわれていきます。おいしくはちみつを食べるためには、何度も固めたり溶かしたりしないことが重要です。

前述でも記載しましたが、温度が15~16℃を下回るとはちみつは結晶化するので注意が必要になります。

また、はちみつが出てこないからといって、容器を振ることもやめましょう。振動を与えることではちみつの中にこまかな気泡が入り、その気泡を核にしてはちみつに含まれるブドウ糖が結晶化を進めてしまいます。

もし、結晶化してしまった場合は、45~60℃程度のお湯で30分~1時間程度湯せんすることで、元のはちみつの状態に戻すことができます。結晶化したジャリジャリ感が気になるかたは湯せんするとよいでしょう。

はちみつの保存は冷凍を活用しよう

はちみつは冷凍保存も可能ですが、常温保存でも充分日持ちする食品です。ですが、冬場などの温度が低い時期は結晶化してしまうことがあるので、冷凍保存を活用するとよいでしょう。

また、小分け冷凍することでいつでもおいしいはちみつを楽しむことができます。

この記事を参考に、冷凍保存をぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

参考にしたサイト

 
 

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