年末大掃除、家事のプロが「あえてやらない」こととは?
2022/12/24
年末大掃除のことを考えて、憂鬱になっている人も多いのではないでしょうか。しかし、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する「美部屋(掃除・片付け)コンサルタント」の山口奈穂子さんは、年末大掃除を「あえてやらない」ところもあるんだとか。
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掃除は本来「気分よく過ごす」ために行うもの
筆者は北海道出身なので、冬の雪が降り積もっている極寒の時期に、窓拭き掃除をする習慣がありません。現在は関東に暮らしていますが、かつての習慣は抜けておらず、現在も大掃除に窓拭きはやらないことがほとんどです。
皆さんにも、このように「習慣になっていない」「もともとその習慣に違和感がある」といったことがあるかもしれません。
たとえば、北海道に限らず寒い真冬にベランダなど屋外の掃除を一生懸命やるのは、間違ってはいませんが、必ずやらなければいけないわけでもありません。
掃除は本来、気分よく過ごすために行うもの。寒いなか無理に掃除をして、風邪をひいてしまっては残念すぎますよね。
「大掃除だからぜんぶやる!」と決めつけずに、「これは本当にいまやる必要があるのか?」と一旦立ち止まって考えてみると、おのずとやらなくてもいいことが見えてくるかもしれません。
「やらないこと」を見つけるためにも早めの大掃除を!
とは言え、年末ギリギリになって「いまやらなくてもいいことは……」と考え始めるのは遅すぎかもしれません。「やらなくてもいいこと」の判断は、逆に言えば「やるべきこと」を明確にすることです。
カーテンや毛布の洗濯は大物ということもあって、年末大掃除で済ませてしまいたくなるかもしれませんが、時間と手間を考えれば、もっとベストなタイミングがあるかもしれません。個人的には、毛布は冬のあいだは毎日使うものですから、寒さがやわらいだ季節にやるのがいいと考えます。
あるいは逆に「これ、大掃除のタイミングでやるべきことだった!」というものもあるでしょう。タイミングを逃してしまうと、つぎのチャンスは1年後……なんてことにもなりかねません。
そうならないためにも、大掃除は早め早めに動いておくことが重要。面倒くさいと思わず始めてしまえば、そのぶんラクに終わらせることができるでしょう。