「ダイソン」の掃除機のフィルターが臭ってしまう原因は?パーツごとのお手入れ方法も解説

2023/02/11

コードレス掃除機を代表するブランドのダイソン。吸引力が魅力のダイソン掃除機ですが、使用していると、少しずつ掃除機自体にも汚れが溜まっていきます。特に気をつけなければいけないパーツがフィルターです。

フィルターから嫌な臭いがしてくるなと思ったことはないでしょうか?しかし、どう対処したらいいのか分からないことも多いです。ここで、間違った対処法をしてしまうと、フィルターがより臭くなってしまいますので、注意が必要です。

この記事では、臭いを悪化させないための手順を紹介していきます。もちろんフィルターだけでなく、他のパーツも細かなホコリが溜まります。パーツによってお手入れ方法も異なりますので、定期的なメンテナンスの参考にしてみてください。

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ダイソンの掃除機のフィルターが臭い!その原因は?

ダイソンの掃除機のフィルターは、水で洗うことができます。洗う前に必ず取扱説明書をご確認ください。フィルターは、基本的に水洗いのみです。洗剤などは使用しないようにしましょう。

フィルターを洗う際には、注意が必要です。水洗いした後にしっかりと乾燥をしないと臭くなってしまいます。まるで、洗濯物の生乾きのような臭いがしてきます。フィルターを洗った際は、必ず24時間以上は乾かす必要があるでしょう。

掃除機は、基本的に毎日使用するものですので、すぐに使いたくはなりますが、時間をかけてしっかり乾かすようにしましょう。また、ペットを飼っている場合は、ペットの毛などが原因でフィルターが臭くなることもあります。

そもそもダイソンの掃除機の特徴って?

コードレス掃除機と言えば「ダイソン」と答える人は多いのではないでしょうか。では、ダイソンの特徴とは何でしょう?

ダイソンは、強力な吸引力が自慢のサイクロン式掃除機。遠心力でゴミを分離させ、ダストカップに落とす構造になっています。また、ダイソンのフィルターの交換時期には、特に目安となるような決まりはありません。そのため定期的にお手入れをしていかないと汚れが蓄積してしまいます。

メリット

サイクロン式掃除機のメリットを紹介していきます。吸引したゴミは、ダストボックスに入ります。そのためサイクロン式掃除機には紙パックが不要です。ダストボックスから直接ゴミ箱に捨てることができます。紙パックの購入が必要ないため、経済的でしょう。

また、紙パックはゴミが溜まってくると、吸引力が低下します。しかし、サイクロン式掃除機は、フィルターのお手入れをすれば、吸引力が低下することはありません。

デメリット

次に、サイクロン式掃除機のデメリットも紹介します。ダイソンの掃除機は汚れやすいパーツがいくつかあります。これらのパーツをこまめにお手入れしなければ、臭くなったり、吸引力が低下したりしてしまいます。

まず、気をつけるべきパーツは、ダストボックスです。髪の毛やホコリだけでなく、砂塵のようなとても細かく、粉のような汚れが付着します。次に気をつけるべきパーツは、フィルターです。吸引力を左右する大事なパーツです。定期的なお手入れを怠ると、吸引力が低下してしまいますので注意が必要です。

フィルターが臭いときの対処法

フィルターが臭いときは、何らかの対処が必要です。掃除機は、ほぼ毎日使う家電です。特に、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、ホコリがよく舞ったり、何かをこぼしたりと頻繁に掃除機を使用します。使用頻度が高いほど、フィルターも汚れていきます。

汚れたフィルターを放置し、そのまま何カ月も使用し続けると、次第に掃除しているときにフィルターから嫌な臭いがしてきます。こうなると、フィルター内で雑菌が繁殖している可能性が高いです。フィルターが臭くなってきたなと思ったらすぐに対処しましょう。ここでは、その方法について説明していきます。

フィルターを洗う

フィルターが臭いなと感じたら、まずは水洗いをしていきましょう。基本的にフィルターを洗う際には、洗剤は使用しません。水洗いをして、しっかりと乾かしてから本体に戻します。どうしても臭いが取れない場合は、酸素系漂白剤につけ置きしましょう。

しかし、メーカーは洗剤使用を推奨していませんので、自己責任の範囲でお試しください。掃除機は基本的に毎日使用する家電でしょう。それだけ掃除機も汚れます。月に1回はフィルターを洗うように心がけましょう。

フィルターを洗う手順

フィルターを洗う際の手順を紹介します。まず、本体部分からフィルターを取り出します。水で洗う前に、フィルターに絡みついているホコリやゴミを取り除きます。次に、フィルターの中に水を入れ、軽く揺らしながらすすぎます。その後、フィルター内に水を溜め、手で蓋をして上下にふります。

このときに、水を満杯に入れず、フィルター内で水がしっかりとジャブジャブ動くように7割程度の水を入れましょう。すすいだ水がキレイになるまで、何度も繰り返し行います。すすいだ水がキレイになれば、フィルターの水気をきり、しっかりと乾かします。季節によっても乾き方は異なりますが、24時間以上は乾かすようにしましょう。

純正品の新しいフィルターに買い替える

何度繰り返し洗っても、フィルターの臭いが解消されない場合は、新しいフィルターに交換することをおすすめします。保証期間中であれば、無料で純正フィルターを送ってもらえる場合もありますので、メーカーに問い合わせをしてみてください。

また、保証期間外であれば、純正フィルターをメーカーより購入することもできます。どうしても臭いが解消されない場合は、交換してみてください。また、手持ちのフィルターを水洗いする際に、24時間以上はしっかりと乾かす必要があるため、交換用に予備に純正フィルターをひとつ持っておくのも安心でしょう。

フィルター以外にも!掃除機が臭ってしまう原因

臭いの原因はフィルターだけとは限りません。フィルターを定期的に掃除したとしても、臭いが解消されないことがあります。この場合は、フィルター以外の場所が原因です。どのような原因があるのかを把握しておくことで、いざ臭いがした際に対処することができます。

また、日頃から臭いを発生させないために気をつけておくべきこともあります。ここからは、臭いが発生したときに対処する方法について紹介していきます。

液体を吸い込んでいる

ダイソンの掃除機で、水分を吸い取ることは厳禁です。取扱説明書にも、液体を吸い込まないようにと注意書きがあります。掃除機で水分を吸い取ってしまうと、内部に湿気が残り、カビの要因となります。カビが繁殖することで、生乾きのような臭いが排気口から漂ってしまいます。

洗面所やシンク下に掃除機をかける際は、まずは床が濡れていないかチェックしましょう。手や顔を洗ったり、食器を洗ったりした際に、床に水が飛び散ることがあります。そのまま掃除機をかけてしまうと、知らず知らずのうちに水分を吸い取ってしまいますので、気をつけましょう。

ダストカップの汚れ

サイクロン式掃除機は、紙パック交換がいらないという利便性があります。しかし、ダストカップに溜めるゴミをこまめに捨て、なおかつダストカップ自体もお手入れする必要があります。ダストカップに溜めたゴミを捨てる際に、ホコリが舞い、細かなゴミが捨てきれないという難点があります。

また、細かな粒子がダストカップ内だけでなく、ダストカップと本体の間も溜まりやすいです。そこも、使い古しの歯ブラシや掃除用ブラシで、定期的にホコリをかき出してお手入れしていきましょう。

ゴミの臭いが染みついている

掃除機で吸い取ったゴミが臭く、その臭いがサイクロンの内部に染みついているというケースがあります。一度染みついてしまった臭いを取り除くことは困難です。

臭いが取れなくなってしまった部品は、最悪の場合は、有料で交換となります。例えば、カレーや甘い匂いが強めのお菓子などは要注意です。臭いが強いゴミは掃除機ですぐに吸い取らず、雑巾で拭き取るなどしましょう。

掃除機パーツが汚れている

常にゴミに触れるノズルやホースは、知らず知らずのうちに汚れやホコリが付着しています。意識して確認していかないと、汚れに気がつきません。そのため、お手入れも忘れがちになってしまいます。汚れを放置したままだとカビが発生してしまい、菌が繁殖することで、悪臭も放ちます。

目に見えない場所だからこそ、意識してお手入れをしていく必要があります。可能な範囲でパーツのお手入れもしていきましょう。また、すでに臭いが付着して取れないパーツに関しては、交換して今後臭いが発生しないようにしていきましょう。

【パーツ別】ダイソンの掃除機のお手入れ方法

サイクロン式掃除機でも機種により、お手入れ方法は異なります。特にダイソンは、水洗いできる部品が限られています。必ず取扱説明書を確認の上、お手入れをしていかないと、故障の原因にもなり兼ねません。

説明書を読まずに独自の判断でお手入れをしてしまうと、臭いが取れなくなるという最悪の事態を引き起こす可能性もあります。また、パーツによってお手入れ方法も異なります。パーツ別にお手入れ方法を紹介していきますので、参考にしてみてください。

サイクロン部分

サイクロン部分は、水洗い厳禁です。水洗いをしてしまうと、異臭を引き起こしてしまいます。ただ、サイクロン部分にも、細かいホコリが詰まってきます。その際は、ブラシで汚れを掻き出し、クロスで乾拭きをしましょう。

故障の原因になってしまいますので、水洗いをしたり、洗剤を使用したりすることは避けましょう。サイクロン部分のお手入れをしても臭いが解消しない場合は、メーカーに部品交換などの問い合わせをする必要もでてきます。

クリアビン

クリアビンは、種類によっては水洗いできるものもあります。しかし、コードレスは水洗いできない種類がほとんどですので、必ず取扱説明書を確認してからお手入れするようにしましょう。

水洗いができない場合は、クロスを濡らして水拭きをします。水拭き後に必ず乾拭きをして、完全に乾いてから使用するようにしましょう。湿気が残った状態になると、カビ発生の要因になってしまいます。

クリーナーヘッド

クリーナーヘッドは、ホコリや髪の毛がとても絡みつきやすいパーツです。コインなどを使って、ネジを緩めると取り外すことができます。ローラー部分だけ水洗いできる機種もあります。ローラーを水洗いする前に、絡みついたホコリや髪の毛は先に取り除いておきましょう。その後、水洗いをします。

ローラー部分もしっかりと乾かしてから元に戻しましょう。髪の毛などが絡み続けていると、ローラーが思うように回らず、吸引力低下にも繋がります。定期的に部品の汚れを確認しましょう。

ダイソン掃除機のフィルターが臭いときは水洗いをしてしっかり乾かそう

ダイソン掃除機のフィルターが臭いときは、そのままにせずに水洗いをしましょう。洗剤などは使用せずに、水洗いを繰り返し行いましょう。肝心なのは、水洗い後です。しっかりと乾かしてからでないと、さらに臭いが悪化してしまいます。乾かす時期により異なりますが、最低でも24時間は干すようにしましょう。

ここで生乾きのままフィルターを使用してしまうと、雑菌繁殖の要因にもなりますので、注意が必要です。しかし、基本的に毎日使用する掃除機ですので、フィルターが乾くのを待つのは不便という方は、予備のフィルターをメーカーから購入するのもおすすめです。

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■執筆/坂田亜希…家の景色を変えるハウスクリーニング士。家事代行のサービス提供者として、日々の小さな心がけで汚れもイライラも溜まらないようなコツを発信。

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