和柑橘すだちと呼ばれる

すだちの冷凍方法は?長持ちさせるコツやおすすめの活用レシピを紹介

2023/03/09

風味づけで活躍するすだちは少量ずつ使用することが多く、使いきれない場合もあるでしょう。すだちは冷凍保存が可能なのでしょうか。本記事では、すだちの正しい冷凍・解凍方法のほかに、活用レシピも紹介しています。すだちを入手した際の参考にしてみてください。

すだちを長持ちさせるなら冷凍保存がおすすめ

さわやかな風味が魅力的なすだちは、冷凍保存が可能です。常温保存では皮が黄色くなったり酸味も失われてしまったりと、おいしさが損なわれてしまいます。

冷凍保存されたすだちは常温で解凍すればしぼって使用できるため、すぐに食べきる予定がない場合は早々に冷凍してしまいましょう。冷凍方法などについては、のちに詳しく解説していきます。

すだちの冷凍保存方法は大きく分けて2つ

白い背景にすだち果実
manbo-photo/gettyimages

すだちを冷凍する際の方法は2つあります。それは、カットしてから冷凍する方法と、丸ごと冷凍する方法です。

カットしてから冷凍すると、使いたいときにすぐ使えるというメリットがあります。丸ごと冷凍する方法は解凍する際に少し時間がかかりますが、すだちが大量に手に入ったときにはおすすめです。

使用方法や冷凍する量に合わせて冷凍方法を選ぶのが良いでしょう。

切ってから冷凍する

カットしてから冷凍する際の手順を紹介します。料理にしぼって使用することが多い場合には、あらかじめカットしてから冷凍するのが良いでしょう。解凍した後はすぐにしぼれる状態となっているため、果汁を料理の風味づけとして使用できます。

しかし、すだちを冷凍すると果肉の水分が抜け、常温時よりも食感が劣ってしまいます。皮も柔らかくなってしまうため、しぼりづらくなるのは注意点のひとつです。すだちによっては、エグみを感じる場合もあるでしょう。

1:すだちを洗って半分にカットする

カットする前に、すだちをしっかりと水で洗いましょう。水で丁寧に洗ったら、キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。水気をしっかりと拭き取った後、すだちを横半分にカットしてください。

2:食品用ラップの上にすだちを並べる

カットしたすだちを食品用ラップに包んでいきます。その際、空気が入らないようにぴったりと包みましょう。すだちの断面を下にして食品用ラップに乗せると、包みやすくなります。

3:ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍する

食品用ラップで包んだすだちを冷凍していきましょう。冷凍庫に入れる前に、冷凍用のジッパー付き保存袋に入れると酸化を防げます。保存袋の封を閉める際には、空気をしっかりと抜くことがポイントです。

正しい冷凍方法を取り入れることで、すだちの風味をキープできます。

丸ごと冷凍する

続いて紹介するのが、丸ごと冷凍する方法です。カットしたり、食品用ラップに包んだりという手間が省けるため、簡単に冷凍できます。解凍時間に少し時間がかかりますが、大量にすだちが手に入ったときにおすすめの冷凍保存方法です。

1:すだちをよく洗う

丸ごと冷凍する場合も、すだちを丁寧に洗いましょう。冷凍する量が多い場合には、ボウルを使用すると便利です。すだちを洗い終わったら、キッチンペーパーなどで1つずつ水気を拭き取ります。

2:ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍する

キッチンペーパーなどで丁寧に水分を拭き取ったすだちを冷凍します。カットしてから冷凍する場合には食品用ラップに包む必要がありましたが、丸ごと冷凍する場合は不要です。

すだちをそのまま冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて、封をしてから冷凍庫に入れましょう。封をする際には、空気をしっかりと抜くことがポイントです。

すだちの解凍方法

白い背景にすだち
Hanasaki/gettyimages

次に冷凍したすだちを解凍する方法を紹介します。冷凍方法によって解凍時間は変わるため、冷凍庫から出すタイミングには気をつけましょう。

カットしてから冷凍したすだちは、5分ほど常温におくとそのまま使用できます。ちょうどしぼりやすい状態になっているため、料理の風味づけに使いましょう。

丸ごと冷凍したすだちは、10分ほど常温におくと解凍できます。好きな大きさにカットでき、しぼって使うほか、輪切りにして使うのもおすすめです。皮をすりおろして使用する場合には、凍ったままの状態でもかまいません。

冷凍すだちの保存期間は?

すだち、日本の柑橘系の果物
bonchan/gettyimages

すだちは常温保存には向いていません。冷蔵庫で保存する際には、ペーパータオルで包んだすだちをポリ袋に入れ、口を閉じて野菜室に入れます。この手順で冷蔵すると、1週間ほど保存できるでしょう。

冷凍したすだちの保存期間は1~2カ月です。カットしたすだちは1カ月、丸ごと冷凍したすだちは2カ月が目安となります。すぐに使いきれない場合には、本記事で紹介している方法で冷凍保存しましょう。

保存期間は、あくまでも正しい保存方法を取り入れた場合の目安です。

冷凍したすだちの活用レシピ

大量にすだちが手に入った場合には、使い道に困ってしまうこともあるでしょう。しかし、しぼって風味づけにする以外にも、カットしてすだちそばにするなど、すだちには様々な使い道があります。

ここからは、冷凍したすだちを使用したおすすめのレシピを紹介します。すだちを冷凍しておけば幅広い料理にアレンジできるため、料理のレパートリーも増えるでしょう。冷凍すだちのレシピに悩んだ際には、ぜひ参考にしてみてください。

すだちジュース

出典:E・レシピ

まず紹介するのが、冷凍すだちを使った「すだちジュース」です。材料はすだちと水、ハチミツなので、とても簡単に作れます。

炭酸などで割って飲むのもおすすめです。お好みでハチミツの量を調整して、甘さを調節しましょう。

鮭のすだちホイル焼き

出典:E・レシピ

続いて紹介するのが、すだちを使ったおかず「鮭のすだちホイル焼き」です。

アルミホイルに包んで焼くため、アルミホイルを開いたときに、すだち特有のさわやかな香りが広がり食欲をそそるでしょう。

すだちしらすご飯

出典:E・レシピ

最後に紹介するのが「すだちしらすご飯」です。

炊きたてで作ったしらすご飯にすだちをしぼれば、さわやかな風味が広がる一品の完成です。すだちは様々な料理のアクセントになる食材なので、ぜひ主食にも使用してみてください。食欲のない日でも箸が進むのではないでしょうか。

すだちの保存は冷凍を活用しよう

風味をキープするためにも、すぐに使いきる予定がないすだちは冷凍保存がおすすめです。

1週間以内で使いきる予定があれば冷蔵保存し、使いきれない場合には冷凍しましょう。丸ごと冷凍、カットしてから冷凍するほかに、しぼった果汁のみを製氷皿などに入れて冷凍しておくのも便利です。

風味を保つためにも、冷凍保存する際には正しい手順を踏むことがポイントです。本記事で紹介した冷凍保存方法を取り入れて、最後までおいしく食べきりましょう。料理のレパートリーを増やしたいときには、前述している活用レシピをぜひ参考にしてみてください。

参考にしたサイト

 
 

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