お風呂場の黒カビはアレで落ちる!家庭でできる簡単黒カビ撃退術
2023/10/26
温度と湿度が高くなる風呂場は、掃除をサボるとすぐにカビが発生しがち。とくにゴムパッキンの黒カビは根が深く、塩素濃度が高いものでないと落ちにくいんだそう。
そこで今回は、ハウスクリーニングの経験を生かし掃除グッズの開発もしている「お掃除の錫村商店(@suzumurashoten)」さんに、家にあるものでゴムパッキンなどについたお風呂場の黒カビを劇的にきれいにする方法を教えていただきました。
安価で手に入るもので落とせるんです
用意するのは以下の4つ。
・キッチンハイター
・DAISOの計量カップ
・DAISOのハケ
・サランラップ(R)
キッチンハイターは泡タイプではなく、塩素濃度がより高い液体タイプを用意しましょう。
まな板の漂白などに使うキッチンハイターは塩素濃度が6%とかなり強力のため、お風呂場のさまざまなカビを落とすことができるんです!
事前準備として、計量カップに100mlのキッチンハイターを注いでおきましょう。
1.ハケで下から上へ塗っていく
ハケを使って、黒カビができた部分にできるだけ薄く塗っていきます。このとき下から上に塗っていくのがポイント。こうすることで黒カビに密着して、液ダレしにくくなるんだそう。
数回重ね塗りすることで効果がアップするので、何回か塗っておきましょう。
2.サランラップ(R)で覆う
塗った箇所はサランラップ(R)で覆っておきます。
塩素濃度の高いものがカビに張りついた時間が長ければ長いほど汚れの落ちがよくなるため、1時間ほど置いておくのが◎。
3.排水溝まわりの掃除にも使える
ゴムパッキンの黒カビを放置している間に、お風呂場の排水溝まわりの汚れを落としていきましょう。塩素濃度6%のキッチンハイターを使えば、排水口フタやヘアキャッチ、排水トラップもハケで塗っていくと、ギトギト汚れが瞬時にきれいになっていきますよ。
シャワーで流せば完成!4〜5分で終わるので、放置している時間にササッとできるのがうれしいですね。
そのほか、蛇口の根元の黒カビ汚れも効果があるのでやってみてください!
※ただし、キッチンハイターは金属につくと変色するため、できるだけつけないようにするか、つけたあとすぐに濡らしたタオルで拭き取りましょう。
4.天井の黒カビにも効く
天井の黒カビを放置していると、カビの菌が下に落ちて床にカビが生えることがあるんだそう。どんなにこまめに床を掃除しても天井にカビが生えていると床のカビはなくならないため、ハケを使ってしっかり落としていきましょう。
液が垂れてくることがあるので、保護メガネなどをして目を守ってくださいね。
仕上げに水で濡らしたタオルで拭けば完成。30秒ほどでスッキリ落とせました。
5.1時間経ったらシャワーで流す
1時間経ってゴムパッキンをシャワーで洗い流すと、黒カビがスッキリきれいになりました!掃除前と後を比べると、その差が歴然。
キッチンハイターがあれば、お風呂場のさまざまなカビを落とすことができそうです。
長期間保存していると濃度が下がってくるため、おうちに余ったキッチンハイターがあればぜひお風呂場の黒カビ落としに活用してみてくださいね。
<教えてくれた人>
YouTubeで28万人を超えるチャンネル登録者数がいる「お掃除の錫村商店(@suzumurashoten)」。洗剤の実演販売で1日に400万円洗剤を販売した記録を持ち、ハウスクリーニング店を開業。掃除方法を動画で分かりやすく解説。
※動画制作者の許可を得て執筆しています。
※塩素系と酸性の洗剤を混ぜると塩素ガスが発生し死亡事故に繋がる可能性があります。絶対に酸性の洗剤と混ぜないでください。実際の掃除の際には、お使いの洗剤・設備・機材の取扱い説明書などをご覧になったうえで実施してください。洗剤使用時には換気をしてゴム手袋をつけましょう。