やらなきゃもったいない!シンプルなのに止まらない大根の簡単副菜を野菜ソムリエが紹介
2023/12/02
生でも加熱してもおいしい大根は冬の食卓でヘビロテの食材。
ただ、サラダにしても煮物にしても醤油系の味つけが多くて、なんだかマンネリ化してしまう…そんな人も多いのでは。
今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、あっさりシンプルなのにご飯にもお酒にも合う大根の簡単副菜を教えてもらいます。
調味料ひとつ!なのに箸が止まらない大根のうま煮
[材料]2~3人分
・大根…1/2本
・水…200cc
・鶏がらスープの素…小さじ1.5
[作り方]
1.大根は皮をむき、太めのスティック状に切る。
2.鍋かフライパンに水を沸かし、鶏がらスープの素と大根を加え、やわらかくなるまで10分ほど煮る。
※大根は細く切ると煮る過程でくずれやすくなるため、太め(幅1.5cmくらい)がおすすめです。煮くずれが心配な場合は厚めのいちょう切りにするとくずれにくくなります。
※鶏がらスープの素の代わりに、お好みの中華だしでも構いません。
シンプルだからこそアレンジし放題
シンプルな料理は家族の好みやシチュエーションによってアレンジ自在なのがうれしいところ。
たとえばお酒のアテとして食べる場合は、すりおろしニンニクやすりおろし生姜を少々加えて煮たり、あるいは仕上げに七味唐辛子やあらびき黒こしょうを振ったり。
逆に家族が薄味を好む場合は、調味料の量を控えめにすると優しい味になります。
旬の時期の大根はもともと甘みが強めなので、薄味好きな人なら風味づけ程度の味つけでも十分おいしく食べることができます。
また、大根の食感をしっかり残したい場合は大根の下半分(先端側)を、そしてトロトロに溶けた感じにしたい場合は上半分(葉側)を使うのがおすすめです。
おいしさが増す大根を使い倒そう!
通年で手に入る大根ですが、冬は寒さとともに甘みを増し、1年で1番おいしい時期です。
加熱するとさらに甘みが増すため、シンプルな味つけでも味わいが深まります。
サラダも煮物も、そして肉とも魚とも相性がよい、優秀な食材である大根。
ぜひいつもと違う食べかたも試して、旬の味を存分に楽しんでください。
■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。インスタグラムは@megumi_kitchen_and_atelier。
編集/サンキュ!編集部