焼き芋はオーブンで作れる!本格焼き芋の作り方や保存方法
2024/09/15
焼き芋は、家庭でつくるのはたいへんなイメージですよね。
そこで、オーブンを使って本格的な焼き芋を手軽に楽しめる方法をご紹介します。オーブンの熱でじっくりと焼き上げることで、甘みが凝縮された芋の風味を存分に楽しめますよ。
あわせて、保存方法や再加熱のしかたなどもお伝えします。
オーブンで本格的な焼き芋が作れる!
オーブンを使えば、手軽に焼き芋が楽しめます。
さつまいもを洗って新聞紙とアルミホイルで包み、160℃のオーブンで焼くだけ。外は香ばしく、中はホクホクの甘さが引き立ちますよ。オーブンの他に特別な道具は必要がなく、家にあるもので作れます。
焼きたての焼き芋は、ほっこりとした温かさと自然な甘みが絶品で、おやつやデザートにぴったりですよ。
焼き芋を作るための材料
オーブンで焼き芋を作るために用意するものはこちらです。
・さつまいも 中くらいの大きさ1本
・新聞紙(※キッチンペーパーなどで代用も可能)
・アルミホイル
・あればミトンや軍手、トングなど(オーブンから芋を取り出す際に使用)
新聞紙とアルミホイルは、さつまいもが包めるくらいの大きさと量があれば大丈夫です。
所要時間
準備から焼き上がりまでにかかる時間は、だいたい2時間弱ほどです。オーブンやさつまいもの大きさなどにとって多少前後します。長いように感じるかもしれませんが、焼いている間はほったらかしなので、さほどたいへんではありません。
おいしいさつまいもの選び方
焼き芋向きなおいしいさつまいもを選ぶコツは、いくつかあります。しっとりねっとりとした焼き芋に最適な品種は「安納芋」や「紅はるか」、「シルクスイート」などの「蜜芋」と呼ばれるものです。これらは甘みが強く、まるで蜜が入ったようなしっとりとした食感が特徴です。
ほくほくとした食感が好みの場合は、「鳴門金時」や「紅あずま」、「黄金千貫」などの品種がおすすめですよ。でんぷん質が多めで、ほっくりとした昔ながらのさつまいもといった味。
見た目で選ぶ際には、皮がつややかで、傷や黒い斑点がないものを選ぶのがおすすめです。形は、太さが均一なものがいいでしょう。また、同じくらいの大きさなら、重いほうが水分が多く甘みが強い傾向があります。
オーブンでの焼き芋の作り方
オーブンで焼き芋をつくる工程は、全部で4ステップです。さつまいもを洗って包み、あとは焼いて冷ますだけ。外は香ばしく、中は芋本来の甘さが引き立ちますよ。オーブンに入れてしまえば、あとは焼き上がりまでとくにやることはありません。
ステップ1:さつまいもを洗う
まずは、さつまいもを洗います。泥がついた状態なら、水に10分程度漬けておくと汚れが落ちやすくなりますよ。それでも汚れが落ちにくい場合は、軽くクシャッと丸めたアルミホイルやメラミンスポンジで洗うのもおすすめ。強くこすりすぎると傷がつくため、やさしく洗いましょう。
ステップ2:さつまいもを新聞紙とアルミホイルで包む
キレイに洗ったさつまいもの全体を、まずはぬらした新聞でぴっちりと包みます。
その上から、さらにアルミホイルを巻きます。隙間がないように、ピッタリと包んでください。
ステップ3:オーブンで焼く
新聞紙とアルミホイルで包んださつまいもを、オーブンへ入れて焼きます。オーブンの温度設定は160度、余熱はなしです。焼き時間を90分ほどに設定して焼きます。
ステップ4:焼きあがったさつまいもをさます
90分経ってオーブンが切れたら、庫内で10~15分ほど置き、そのまま少しさつまいもをさまします。それから取り出し、竹串などを刺してみて、スッと刺さり固いところがないようなら焼き上がりです。
オーブントースターを使う場合
オーブンが家にない場合は、オーブントースターでも焼き芋をつくれます。オーブントースターで焼く場合は、アルミホイルなどで包まずそのまま焼きましょう。ワット数の調節だけに気をつけてください。
用意するものの違い
オーブントースターで焼き芋を作る際に用意するものはこちらです。
・さつまいも
・アルミホイル
・あればミトンや軍手、トングなど(オーブンから芋を取り出す際に使用)
オーブンで作る際には新聞紙を用意しましたが、オーブントースターで作る場合はいりません。違いはそこだけです。
作り方
ステップ1:さつまいもを洗う
オーブンで作るときと同じように、さつまいもをよく洗います。泥が落ちにくい場合は水に漬けるなどしてキレイにしましょう。泥が落ちにくい場合は、丸めたアルミホイルやメラミンスポンジなどで、やさしく落としてください。
ステップ2:アルミホイルを敷きオーブンで焼く
オーブントースターの設定を200度にするか、温度設定ができない場合は800度程度に設定します。アルミホイルを下に敷き、その上にさつまいもをそのままのせて、20分焼きましょう。
ステップ3:裏返して焼く
20分ほど焼いたら、裏返してさらに20分ほど焼きます。芋が熱いので、やけどをしないようにミトンや軍手、トングなどを使ってひっくりかえしましょう。焼きあがったら竹串などを刺してみて、固いところがなければ焼き上がりです。固い部分があった場合は、追加で5分~10分程度焼きましょう。
ステップ4:焼きあがったさつまいもをさます
焼きたてはとてもあついため、オーブントースターから芋を取り出したら荒熱が取れるまでそのまま冷まします。
注意点
オーブンで焼く際にはアルミホイルでさつまいもを包みましたが、オーブントースターでは包まずに、下に敷いて焼きます。オーブントースターで焼く際にアルミホイルで包んで焼くと蒸されたようになってしまい、せっかくの焼き芋がふかし芋のようになってしまうからです。
焼き芋の保存方法と再加熱のコツ
焼き芋は、冷蔵と冷凍で保存できます。どちらの場合も、まずはぴっちりとラップをします。冷蔵の場合はそのまま冷蔵庫へ。保存可能期間は3~4日程度です。
冷凍するなら、ラップに包んだ焼き芋を、さらにジッパー付きの保存袋などに入れてから冷凍庫へ入れましょう。冷凍なら1カ月程度の保存ができます。
冷蔵した焼き芋を食べるときは、600wの電子レンジで2分程度加熱をします。また、あたためずに、冷たいまま「冷やし焼き芋」として食べるのもおいしいですよ。とくに、しっとりした蜜芋系の品種で作った焼き芋の場合におすすめです。
冷凍した焼き芋は、電子レンジで急速にあたためると焼き芋のおいしさが損なわれることがあります。冷蔵庫でゆっくり解凍してから、電子レンジであたためましょう。
冷凍した焼き芋は、冷凍のままアイスのように食べてもおいしいものです。その際、冷凍庫から出したては固すぎるため、5分程度常温に置くと、ちょうどいい固さになりますよ。
まとめ
自宅で本格的な焼き芋を楽しむ方法を詳しくご紹介しました。オーブンやオーブントースターを使えば、焼いている間は、とくに手がかかりません。簡単な手順で、甘みが凝縮された絶品の焼き芋を楽しみましょう。作った焼き芋を、冷蔵や冷凍で保存してもOK。秋の味覚を、お家で存分に堪能してくださいね。