保冷剤はそのまま捨てないで!じつはまだまだ活用できるんです!
2024/11/26
生菓子などを買うとついてくる保冷剤。いつの間にか増えて冷凍庫に溜まってしまいますよね。夏は、お弁当袋に入れるなど夏には大活躍しましたが、冬は他に使い道もないから、捨てるしかない気がしてしまいます。
そこで、元家政婦で主婦歴20年以上のマミさんに、あまった保冷剤の活用法を教えてもらいました。
保冷剤はあたためても使える!
保冷剤は、冷やすだけでなくあたためても使えるのをご存じですか?保冷剤の中身は、高吸水ポリマーと水。溶けた状態ではゲル状になっています。凍らせた状態から溶かして室温に戻したら、40℃~45℃くらいのお湯に3~5分程度つけてあたためると、カイロのように使えますよ。
保冷剤をあたためて使う場合は、表面がケバ立った不織布タイプのものではなく、つるつるとしたビニールタイプを使うのがおすすめです。不織布のものをお湯であたためると表面に水分が染みて、使用時に濡れてきてしまいます。
電子レンジでのあたためはNG
「あたためて使うなら、電子レンジの方が手っ取り早い」なんて思ってしまいますよね。実際、電子レンジであたためて使う市販品もあるため、できそうな気がしてきます。
しかし、保冷剤を電子レンジであたためるのはNGです。加熱した際に破裂してしまう場合があり、危険です。また、熱湯であたためるのもやめてください。ビニールが溶けて中身が出てしまう場合があります。
ホットアイマスク代わりなどにおすすめ
保冷剤をお湯で温めたカイロは、使い捨てカイロほどはあたたかくはありません、「じんわりとぬくもる」程度の感じ。寒さをしのぐという点では少し物足りない気がしてしまいます。
そこで、おすすめの使い方は、ハンカチなどでくるみ、ホットアイマスクにすることです。ケーキ屋さんなどでもらう保冷剤を2つ使うとアイマスクにぴったりの大きさになりますよ。使い捨てカイロを目の上にのせると、少し熱いかな?と感じてしまいますが、40度くらいの熱であたためた保冷剤ならちょうどいい温度です。
また、肩や首が凝ってきたなと思うときに使うのもおすすめです。そこまで熱くなくてもいいから、ちょっとじんわりあたためたいな、と思うときに重宝します。「ぬるくなってきたけれど、もう少しカイロとして使いたいな」と思ったら、またお湯であたためればOK。使い捨てカイロと違い、なんども使えるのもいいですね。
あまった保冷剤は寒い季節にも使える!
夏に大活躍した保冷剤も、寒い季節は冷蔵庫の中で邪魔な存在に。でも、お湯であたためれば、カイロ代わりに使えます。熱すぎないから、疲れたところをやさしくあたためてくれますよ。保冷剤を捨てる前に、ためしてみてくださいね。
■執筆/マミさん…以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイター。
編集/サンキュ!編集部