汚れのタイプ別におすすめのお風呂掃除用洗剤10選|あわせて使いたいアイテム
2022/05/25
「お風呂掃除をもっと楽にできない?」
「お風呂掃除用の洗剤にはいろいろな種類があるけれど、どれがいいの?」
「お風呂のカビを掃除しても、すぐにカビが生えてきて掃除が大変」
浴室は皮脂汚れや湯垢、石鹸カス、カビなど落ちにくい汚れが溜まりやすい場所です。お風呂掃除をしてもなかなか汚れが取れず、困っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、お風呂掃除用洗剤を選ぶポイントや、おすすめのお風呂掃除用洗剤についてご紹介します。記事を読むことで、お風呂掃除用洗剤を選ぶ際にどのような点に気を付けて選べば、お風呂掃除をもっと楽にできるのかを知ることができるでしょう。
お風呂掃除用洗剤の選び方が分からないという人や、今よりお風呂掃除を楽にしたいという人は是非ご一読ください。
お風呂掃除用洗剤を選ぶポイント
毎日のお風呂掃除に欠かせないお風呂掃除用洗剤には、さまざまなメーカーからさまざまな商品が発売されているため、どれを選べばよいか迷いがちです。
ここではお風呂掃除用洗剤を選ぶポイントをご紹介するため、是非参考にしてみてください。
汚れに合わせてタイプを選ぼう
お風呂掃除用洗剤には、中性やアルカリ性、酸性、塩素系などの種類があり、それぞれに特徴が異なります。
そのため、落としたい汚れや掃除の頻度によって適したタイプのお風呂用洗剤を選ぶのがポイントです。
ここでは、それぞれのタイプの特徴について詳しく見ていきましょう。
「中性」は軽い汚れに
軽い皮脂や水垢などの日常的な軽い汚れには、さまざまな用途に使用できる中性のお風呂用洗剤が適しています。
比較的洗浄力は弱めですが、浴槽だけでなく、壁や床など幅広く使うことができ、浴室の材質を傷める心配が少ないのがメリットです。
また中性という性質上、軽い汚れであればどのような性質の汚れも落としやすく使い勝手が良いのも魅力と言えます。
誤って違う性質のものと混ざってしまっても、有毒ガスが発生する恐れがなく安心して使用できます。
「酸性」は水垢などに
酸性のお風呂掃除用洗剤は、水垢などのアルカリ性の汚れに適しています。酸性が強いものほど洗浄力が高くなりますが、手肌を痛めやすいため注意が必要です。酸性のお風呂掃除用洗剤を使用する際には、手袋を装着するようにしましょう。
また、酸性のお風呂用洗剤は塩素系の洗剤と混ざると有毒ガスが発生するため、絶対に混ざらないよう注意してください。
浴室の材質によっては変色したりする可能性があるため、自宅の浴室に使用できるか事前に確認しましょう。
「アルカリ性」は皮脂の汚れに
アルカリ性のお風呂用洗剤は、皮脂汚れなどの脂汚れを落とすのに効果的です。アルカリ性が強いものほど洗浄力が強力になりますが、強力なものほど浴室の材質にダメージを与える可能性があるため注意が必要になります。
またアルカリ性のお風呂掃除用洗剤は手肌への配慮が必要となるため、使用する際には手袋を装着するようにしましょう。
「塩素系」はしつこいカビに
塩素系のお風呂用洗剤は、タイルなどにこびりついたしつこいカビを落とすのに適しています。なかなか落ちない頑固なカビも、塩素系のお風呂用洗剤なら吹きかけて時間を置き、流すだけで簡単に落とすことができるでしょう。
しつこいカビも落とすことができ、お風呂掃除で活躍する塩素系お風呂掃除洗剤ですが、酸性の洗剤と混ざると有毒ガスが発生するため注意が必要です。
塩素系のものを使う場合には、ほかの洗剤と混ぜないよう気を付け、窓を開けてしっかり換気を行うようにしましょう。
石鹸カスには2種類ある
石鹸カスには金属石鹸と酸性石鹸の2種類があります。金属石鹸は水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどが石鹸カスと結合してできたもののことを言い、アルカリ性の性質であるため、落とす時には酸性の洗剤が適しています。
一方で酸性石鹸は皮脂の汚れが石鹸カスと結合してできたもので、酸性の性質であるため、アルカリ性の洗剤を使うと汚れが落ちやすいでしょう。
泡切れの良い洗剤なら水と時間を節約できる
お風呂用洗剤を選ぶ時には、泡切れの良さも重要なポイントです。水をサッとかけるだけですぐに泡が流れてヌルヌルも残らない泡切れの良い洗剤なら、時間を節約できるだけでなく、水も節約することができます。
洗浄力が高くても泡切れが悪ければ、何回もすすぎが必要となり手間と時間がかかってしまいます。そのようなストレスもなく、また節水にもなるため、お風呂掃除にかかる手間や負担を少しでも軽減したい人におすすめです。
ひと吹きで広がる洗剤ならスプレーの手間が減る
ひと吹きで泡が広範囲に広がるスプレーなら、スプレーの手間が減って手が疲れにくいだけでなく、お風呂掃除の時短にも繋がるためおすすめです。
噴霧口のカバーを開けば広範囲にスプレーできる仕様のものや、ゆっくりレバーを引くことで広範囲にムラなくスプレーできる仕様のものなど、さまざまなものが発売されています。
泡を吹きつけるだけの洗剤なら掃除がよりラクに
泡を吹きつけるだけでこすらずに汚れを落とすことができる洗剤なら、スプレーして流すだけでお風呂掃除ができるため、掃除にかかる手間をさらに省くことができます。
浴槽に入って汚れをこする必要がないため、手足や服が濡れることなく効率的に掃除ができ、より楽にお風呂掃除ができるでしょう。
このタイプの洗剤は、泡を吹きつけた後、数十秒から数分待って洗い流しますが、待ち時間が惜しいと感じる人は、待ち時間が短くても良い商品を選ぶのがおすすめです。
汚れのタイプ別におすすめのお風呂掃除用洗剤
ここからは、汚れのタイプ別に中性、アルカリ性、酸性、塩素系のおすすめお風呂掃除用洗剤をそれぞれご紹介します。
汚れに合わせてお風呂掃除用洗剤を選ぶ際の参考にしてみてください。
普段使いに「中性」
まずご紹介するのは、洗浄力は比較的弱いものの、軽い汚れであればどんな汚れにも効果的な、普段使いにぴったりの中性のお風呂掃除用洗剤です。
使い勝手が良く、毎日のお掃除のために1つは持っておきたいタイプの洗剤と言えるでしょう。
花王「バスマジックリン 泡立ちスプレー 除菌・抗菌 アルコール成分プラス」
豊かな泡で湯垢や石鹸カスをしっかりと落とすことができる、中性のお風呂掃除用洗剤です。汚れを落とすだけでなくウイルスや菌まで除去し、浴槽の抗菌まで行うことができます。
そのまま使えば狭い泡でピンポイントに、噴霧口のカバーを外せば広い範囲の泡になるため、使用する場所によって使い分けることができるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。
汚れだけでなくウイルスや菌も気になる人におすすめです。
ライオン「おふろのルック」
すすぎクイック成分を配合し、すすぎの時に泡が溜まらず泡切れが良いのが特徴のお風呂掃除用洗剤です。泡切れが良いため、お風呂掃除にかかる時間を短縮することができます。
また、ヌルつきやざらつきなどの汚れもすっきり洗い上げることが可能です。オレンジの香りで爽やかに洗い上げられ、除菌や消臭もできるのが嬉しいポイントと言えるでしょう。
皮脂汚れに「アルカリ性」
続いてご紹介するのは、皮脂汚れなどの油性の汚れに効果的なアルカリ性のお風呂掃除用洗剤です。
比較的洗浄力は高いですが手肌への配慮が必要なため、使用する時はゴム手袋を装着しましょう。
リンレイ「ウルトラハードクリーナー バス用」
ビルメンテナンスのプロが、推奨する洗浄力が魅力のアルカリ性のお風呂掃除用洗剤です。特殊成分がこすってもなかなか落ちない湯垢や皮脂、石鹸カスなどの脂肪分を分解して落とします。
超強力な洗浄力で、バスタブをこすることなくシャワーで流すだけで汚れを落とすことができるのが嬉しいポイントと言えるでしょう。
除菌や消臭もでき、これ1本でお風呂全体を掃除することができます。また、大容量サイズでたっぷりと使えて経済的です。
ジョンソン「スクラビングバブル 石鹸カスに強いバスクリーナー」
お風呂の壁や床、イスなどの落ちにくい石鹸カス汚れを除去するお風呂掃除用洗剤です。汚れを落としたい部分に泡をかけて浸透させて使います。
汚れがひどい場合には泡をかけた後、数分間置いてからスポンジでこすって水で洗い流すと汚れが落ちやすいでしょう。
しつこい石鹸カスを落としたい人におすすめのお風呂掃除用洗剤です。シトラスの香りで爽やかな使い心地も嬉しいポイントと言えます。
ライオン「ルックプラス バスタブクレンジング 銀イオンプラス」
汚れをこすらず落とすことができるだけでなく、銀イオン配合で除菌やピンク汚れを防ぐこともできるお風呂掃除用洗剤です。
1プッシュで広範囲にミストが広がるため、浴槽全体に洗剤をかけやすく、約60秒待って流すだけでお掃除が終わるため、毎日のお風呂掃除が手軽に行えます。
また週に1回程度、床や排水口に吹きかけて60秒後に流すだけで、ピンク汚れの原因である微生物を除去してピンク汚れを予防してくれるのが嬉しいポイントです。
水垢などに「酸性」
次にご紹介するのは、水垢などの汚れを落とすのに適している酸性のお風呂掃除用洗剤です。
プロの現場で使われているものを家庭用にアレンジした強力な洗剤もご紹介するため、水垢などの汚れを重点的に落としたいという人は、是非参考にしてみてください。
レック「茂木和哉 お風呂のなまはげ」
洗剤のエキスパートが開発した強力なお風呂掃除用洗剤です。リン酸とクエン酸、2つの洗浄成分の働きで一般的なお風呂用洗剤で落とすことができない、頑固な水垢や石鹸カスを落とすことができます。
汚れに直接スプレーし、3分程度置いてから流すだけで簡単に汚れが取れるのも嬉しいポイントです。
また、皮脂汚れへの浸透性も高いため、皮脂汚れにも適しています。週に1~2回、集中的な汚れへの掃除用としておすすめです。
アズマ工業「アズマジック浴室洗剤」
ハウスクリーニングの現場で使用されている洗剤を家庭用にアレンジした、強力なお風呂掃除用の洗剤です。
吹きかけると泡状の洗剤が汚れに入り込んで分解し、頑固な皮脂汚れや黒ずみなどの汚れをすっきり落とすことができます。
酸性の洗剤のため、浴室内の白いカルシウム汚れを落とすのに適しており、何層にも重なる白いカチカチ汚れも落とすことができるのが特徴です。
また、洗剤を吹きつけて拭くだけで、汚れを取りながら除菌できるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。
キンチョー「お風呂用ティンクル すすぎ節水タイプW」
酢酸とクエン酸、2つの酸の力で石鹸カスや水垢もきれいに落とすお風呂掃除用洗剤です。お酢成分の酢酸が石鹸カスや水垢を水に溶けやすい成分に分解して、水回りの汚れをしっかり落とします。
そして、クエン酸が湯垢の洗浄力をアップさせるため、高い洗浄効果でしつこい汚れもすっきり落とすことが可能です。
また泡切れが良くすすぎが早いため、お風呂掃除の時短になるだけでなく、節水にもなるのが嬉しいポイントと言えるでしょう。
しつこいカビに「塩素系」
最後にご紹介するのは、しつこいカビを落とすのに適している塩素系のお風呂掃除用洗剤です。カビによる汚れを集中的に落としたい時に使用します。
使用する際には、ほかの洗剤と混ざらないよう注意して換気しながら使用しましょう。
ジョンソン「カビキラー」
強力な浸透力でカビの根の奥にまでしっかり浸透して、頑固なカビ汚れもすっきり落とすお風呂掃除用洗剤です。
目に見えるカビだけでなく目に見えないカビにも浸透するため、タイルの目地や壁・床の隅、排水口にもスプレーすることで、黒カビの発生を予防することができます。
さらに嫌な臭いの元となる菌やバクテリアを除菌できるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。
花王「強力カビハイター ハンディスプレー」
密着成分が配合されており、液だれしやすい垂直面の壁にもきめ細かい泡がとどまってしっかりカビを落とすお風呂掃除用洗剤です。
密着成分配合により壁だけでなく、今まで落としにくかった棚の下側のパッキンなどのカビも落とすことができます。
またカビの根まで撃退することができるため、繰り返す黒カビにも効果的です。カビを落とすだけでなく、除菌やウイルス除去もできるのが嬉しいポイントと言えるでしょう。
通常の洗剤以外にもお風呂掃除に活用したいアイテム
通常のお風呂掃除用洗剤以外にも、風呂釜や浴室の鏡に付着した水あか汚れなどを掃除したり、浴室のカビを生えにくくしたりするのに役立つアイテムもあります。
ここでは通常の洗剤以外に、お風呂掃除で活用したいアイテムを見ていきましょう。
ジョンソン「スクラビングバブル ジャバ」
普段のお風呂掃除では洗うことができず雑菌が心配な追いだき配管や風呂釜を、簡単に洗浄して除菌する便利なアイテムです。
浴槽に水をためて追いだきボタンを押すだけで、簡単に風呂釜を洗浄・除菌できます。月に1回程度使用することで、気になる雑菌を除菌して清潔なお風呂を保つことができるでしょう。
風呂釜だけでなく、イスや風呂桶などの浴室小物も一緒に洗浄、除菌できるのが嬉しいポイントです。
木村石鹸「風呂床の洗浄剤」
数日放っておくとぬめりがちで掃除するのが大変なお風呂の床を、簡単にすっきり洗うことができる洗浄剤です。
銭湯などで長年使われてきたものを家庭用に改良しているため、安全で確かな洗浄力を実感できるでしょう。
洗浄を床にまいて軽くこすり、水で洗い流すだけで、ぬめりや汚れを落とし、除菌することもできます。
白を基調としたおしゃれなパッケージは出しっぱなしにしていてもインテリアを邪魔せず、使いたい時にサッと手に取って使えるのも嬉しいポイントです。
日本ミラコン産業「スーパー鱗状痕落とし」
浴室の鏡やガラス面に付着した頑固な水垢汚れや鱗状痕汚れを落とす粒状洗剤とメッシュパッド、不織布のガラス磨きセットです。
粒状洗剤をメッシュパッドや不織布に付けて磨き、洗い流すだけで通常のお風呂掃除用洗剤では落とせずに諦めていた汚れも落とすことができます。
広い部分には不織布、狭い部分にはメッシュパッドを使うことで、さまざまな部分の汚れに対応可能です。
OSOJI Sommelier「ヘアカラークリーナー」
浴室でヘアカラーをした際のヘアカラー液による汚れを落とすクリーナーです。浴室の壁や床に付着して通常のお風呂掃除用洗剤では落ちなくなってしまったヘアカラー液の汚れに、直接クリーナー液を吹きかけて数時間置くだけで簡単に汚れを落とすことができます。
頑固な汚れにはスプレー後に湿布をすると落としやすくなるでしょう。
アース製薬「らくハピ お風呂カビーヌ 無香性」
使用することで、奥の菌までしっかり除菌成分が浸透して長期間カビの発生を抑えることができる便利なアイテムです。
目に見えないところに潜む奥の菌にまでしっかり除菌成分が浸透して徹底除菌するため、浴室全体の隅々まで黒カビが生えてくるのを防ぐことができます。
使うほどに黒カビ掃除が必要なくなるため、お風呂掃除が楽になるのが嬉しいポイントです。イスや風呂桶、子供のおもちゃなど、浴室に置いてある小物は置いたまま使用することができます。
頻繁なカビ取りから解放されたいという人におすすめのアイテムです。
洗剤を使い分けてお風呂掃除を効率的に行おう
お風呂掃除用洗剤を選ぶ際のポイントや、おすすめのお風呂掃除用洗剤について解説しました。
お風呂掃除用洗剤と一口に言っても、中性や酸性、アルカリ性、塩素系とさまざまな種類のものがあり、それぞれに特徴が異なります。汚れに合わせて洗剤を使い分けることで、汚れが落としやすくなり、お風呂掃除が楽になるでしょう。
紹介した内容を参考に、洗剤を使い分けてお風呂掃除を効率的に行ってください。
※使用上の注意をよく読んだうえでご利用ください。
※塩素系漂白剤と酸性の洗剤を混ぜると、塩素ガスが発生し死亡事故に繋がる可能性があります。絶対に酸性の洗剤と混ぜないでください。また、脱脂性があるので、素手で作業をすると手が荒れてしまう可能性があります。使用時にはゴム手袋をつけましょう。