ポリエステル衣類の洗濯方法を専門家が解説、干し方・色落ちの確認方法も

2018/06/27

ブラウスなどによく使われているポリエステルは、軽くて丈夫でシワになりにくいなど、嬉しい点がいっぱい! 扱いやすい素材だけに、洗濯に関しては“なんとなく”の方法で行っている人も少なくないのでは?

今回は家事アドバイザーの藤原千秋さんに、ポリエステル衣類の正しい洗濯方法について教えていただきました。

まずは洗濯表示を確認する

洗濯を始める前に、まずは洗濯表示をチェック。ポリエステル衣類は、たいてい「手洗いマーク」や「洗濯機マーク」が表示されていて、自宅での洗濯が可能です。
ただし、中には「水洗い不可」「ドライマーク」のものもあるので、自宅で洗えないものはクリーニングに依頼をしましょう。

柄物などは色落ちチェックを

色柄のものは洗濯すると色落ちしてしまう可能性も。洗濯する前に、薄めた洗剤液をつけた白い布で目立たない部分をやさしくこすり、布に色移りがないかどうか確認しましょう。

ポリエステルの衣類を洗ってみよう

丸洗いOKと確認できたら、さっそく洗濯を始めましょう。洗濯表示に従って、洗濯機または手洗い、どちらかの方法で洗ってくださいね。

洗濯機を使う

<用意するもの>
■ 弱アルカリ性洗剤
■ 洗濯ネット
■ 柔軟剤

1. 衣類を裏返してたたみ、洗濯ネットに入れる

ポリエステルは摩擦によって毛玉ができやすい素材。洗濯機で洗うときは、必ず裏返しにして、洗濯ネットに入れましょう。衣類のサイズに合ったネットを使うことも毛玉を防ぐポイント!

2.洗濯機に入れて洗う

「洗濯機マーク」がついていれば、通常通りの設定で洗濯機を回してOKです。柔軟剤も入れておきましょう。

手洗いする

<用意するもの>
■ 洗面器
■ おしゃれ着用中性洗剤
■ 柔軟剤

1. 洗剤液に15分ほどつけ置きする

洗面器に水またはぬるま湯を張り、おしゃれ着用中性洗剤を溶かし入れます。その中に、軽くたたんだ衣類を15分ほどつけ置きしましょう。

2.やさしく押し洗い

15分経ったら、やさしく押し洗いをして汚れを落とします。2〜3回水を替えてすすぎます。最後のすすぎのときには柔軟剤を入れると、静電気の防止に!

3.脱水する

軽く水気をきったら、洗濯ネットに入れ、洗濯機で30 秒ほど脱水しましょう。

ポリエステルの乾かし方

洗濯機から取り出したら、さっと振りさばき、ハンガーにかけます。全体を軽く引っぱって形を整えたら、風通しがよい場所で陰干ししましょう。ポリエステルは乾きが速いので、乾燥機を使う必要はありません。

アイロンがけは不要!

型崩れやシワの心配もほとんどないので、アイロンがけも不要です。もしシワが気になるときは、洗濯表示でアイロンマークを確認し、正しい温度設定でやさしくかけましょう。

まとめ

軽くて丈夫なポリエステル衣類は、夏場に大活躍! ご紹介した洗濯方法を覚えておくと、お気に入りのポリエステル衣類をより長くきれいな状態で着られますよ。ぜひお役立てください!

教えてくれたのは・・・藤原千秋さん
家事・掃除・住宅アドバイザー。大手住宅メーカー営業職を経て、2001年よりAll About「住まいを考える」ガイド。家事にまつわる記事のライター・アドバイザー・コラムニストとして、雑誌をはじめ数多くの媒体で活躍中。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』他。

取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)

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