部屋干しのイヤ~なニオイ…梅雨の洗濯悩みコレで解決
2018/06/22
湿度が高くなり、ジメジメとした雨の日。そんな日は衣類もカラッと乾きにくく、洗濯するのもひと苦労。部屋干しでの乾かし方やニオイ対策ってどうしてる?
梅雨の洗濯はなぜ困る?
雨の日が多くなるため、洗濯物はどうしても部屋干しに。しかし湿気も追い打ちをかけ、室内ではなかなか思うように乾いてくれません。干し方のポイントをおさえて効率よく乾かしましょう!
部屋干しするときのポイント
部屋干しするときのポイントは、空気に触れる表面積をできるだけ広くすること。重なった部分は乾きにくくなるので、できるだけ空気に触れる面が多くなるように干すのがポイント。衣類ごとに、効率よく乾かす干し方をマスターして、時短を心がけましょう。
1、襟は立てる!
重なりを少なくし、襟の内側も乾きやすく。いちばん上のボタンだけ留め、中に風を通しましょう。
2、パンツは筒状に!
ポケットが外に出るように裏返し、ウエスト部分が丸く輪になるように干します。
3、ボタンははずす!
洋服の裏側まで空気に触れさせるように、前ボタンはオフ。パーカーもファスナーは開けて。
4、大物は蛇腹干し!
バスタオルやシーツは、びょうぶのように折りながら干すと、省スペースかつ通気性も良し。
5、厚手・薄手を交互に!
服がなるべく重ならないように、厚手と薄手を交互に干して、風通しのバランスを取りましょう。
6、風は下から当てる!
干してある衣類の下から風が当たるように、扇風機の角度を調整。洗濯物の中に風を通すイメージです。広範囲に風を広げるため、扇風機の首は回した状態で、強風モードにしましょう。
7、湿った空気を追い出す!
換気扇で湿った空気を外へ出す、扇風機の風で湿気をとばす、除湿機で湿気を取り除くなど、湿度を下げることも早く乾かすコツ。湿度が低くなる9~15時に干すのも鉄則です。
部屋干しのニオイ対策
部屋干しをしたときに気になる、洗濯物の生乾きのイヤなニオイ。しかも一度ついてしまうとなかなか取れず…。そんなときの対策法は?
1、水温を上げる!白物は40°C、色物は30°C
まずは洗濯するときの水温に注意。ニオイの原因は、衣類に残った汚れ。この汚れをきっちり落とすために、いつもの洗濯より水温をアップ。白物の衣類は40°C、色物は30°Cを目安に、お湯をたしましょう。
2、漂白剤&洗剤でニオイのもとの汚れを断つ!
漂白剤には除菌、防臭の効果もあります。汗を多くかいた日の服は、事前に酸素系漂白剤につけ置きして洗うと、ニオイ発生の防止にも。除菌成分が含まれる洗濯洗剤でもOK。※漂白剤を使う際は、ゴム手袋をつけましょう。
3、抗菌・防臭の柔軟剤でダメ押し!
洗いで汚れをキレイに落としていればほとんど大丈夫ですが、最後の詰めとして。抗菌や防臭効果のある柔軟剤をプラスしておくとさらにGood。香りも高まります。
4、スチームアイロンでニオイ菌を分解!
アイロンをかけることによってもニオイは取れるそう。「乾きが悪く、ニオイが残る場合は、蒸気をたっぷり当てながらアイロンをかけましょう。高温でニオイ菌が殺菌され、短時間でも生乾きのイヤなニオイがすっきり消えます」(村尾宣子さん)。
干し場所について
来客がある日は、さすがにリビングに干しておくわけにもいきません。そんなときに絶好の干し場があるんです。
お風呂場は絶好の干し場所
お風呂場は換気扇が使えるので湿度が上がりにくく、干し場に最適。突っ張り棒で物干しざおを作り、扇風機で下から風を送って。浴室の湿気が減るので、カビ対策にもなり一石二鳥。残り湯があるときには浴槽にふたを。換気扇をオンしたら、ドアは半開きにしておくのがポイントです。
洗濯物を部屋干しする際のポイントをおさえて、雨の日でも衣類をカラッと乾かしましょう!
参考文献:2013年『サンキュ!』7月号「今年の梅雨の困ったぜ~んぶ解決25」
構成・文/岸沙織