“時短”ならぬ“時産”家電!おすすめロボット掃除機5選
2019/03/23
家事に育児に仕事に、なにかといそがしい主婦の毎日。少しでも家事の負担は減らしたいものです。今回は、ボタン1つで部屋の掃除機がけを自働で行ってくれる、ロボット掃除機のおすすめを、家電コーディネーターの戸井田園子さんに教えてもらいます。
- ロボット掃除機は“時短”ならぬ“時産”家電!
- おすすめロボット掃除機1:ルンバi7+
- おすすめロボット掃除機2:Dyson 360 Heurist(ヒューリスト) ロボット掃除機
- おすすめロボット掃除機3:RULO mini(ルーロ ミニ)
ロボット掃除機は“時短”ならぬ“時産”家電!
ロボット掃除機は家事を家電に任せて時間を産む「時産家電」の代表選手!上手に取り入れれば、家族や自分の時間が増え、ゆとりが生まれます。まだ導入していない人は、ぜひ新生活を機に、取り入れてみてはいかがでしょうか。
おすすめロボット掃除機1:ルンバi7+
2019年3月8日に発売されたルンバの最上位モデル「ルンバi7+」シリーズ。従来機種からの進化ポイントは大きく2つ。
1つ目は、家の間取りを学習し記憶できるようになったこと。今までのルンバシリーズでも、フロア全体を一つの空間として地図を作ることはしていましたが、「ルンバi7」はいくつかの空間で区切られた「間取り」として記憶することが可能になりました。さらに、間取りごとに長辺方向を認識しジグザク走行で動くので効率よく掃除をしてくれます。
アプリを介して「リビング・寝室・廊下」など部屋の名前を記憶させられるので、特定の部屋だけを掃除する指示も出せます。「片づいてないからロボット掃除機が動かせない…」というときは、その部屋だけ掃除対象から外せばOK!
ちなみに、間取りの認識は3回くらいの運転でほぼ完璧に記憶します。間取りは最大で10個まで覚えることができるので、複数フロアの家でもルンバを移動すれば対応が可能です。
進化ポイントの2つ目は、集めてきたゴミを自動で吸い上げる「クリーンベース」の搭載(「i7+」のみ)。ルンバは掃除が終わると、自動で充電ステーションに戻りますが、そのときに掃除機が吸引したゴミを自動で吸い上げて回収してくれるのです。
吸引したゴミは、「クリーンベース」の中にある紙パックに密閉。本体ダストボックスの約30杯分のゴミが入るため、紙パックを捨てるのは数週間に1回でOKという手軽さ!
掃除開始の操作をスマホやスマートスピーカーから行えて、さらにゴミが自動回収となると、掃除機に手を触れる必要すらなし。さらにスケジュール機能を使えば、一定期間は掃除のことを気にする必要すらなくなります。
人が関わることを減らすのが目標のロボットらしい機能で、「いよいよ人は床掃除から解放される時代が来た!」と感じさせてくれる新モデルです。
アイロボットストアでの価格は「ルンバi7+」が12万9,880円、「ルンバi7」が99,880円となっています。
おすすめロボット掃除機2:Dyson 360 Heurist(ヒューリスト) ロボット掃除機
独自のサイクロン技術による、高い集じん力が自慢なダイソンの掃除機。そのDNAは「Dyson 360 Heurist(ヒューリスト) ロボット掃除機」にも踏襲されています。
床を1回通過すれば、しっかりゴミを吸い取るため、短時間で掃除が終わるのが強み。また、ブラシが本体幅と同じ幅になっているため、端までしっかり吸えるのも長所となっています。ブラシは「カーボンファイバーブラシ」と「ナイロンブラシ」の2種類の素材で構成。「カーボンファイバーブラシ」は静電気を抑えてフローリングから微細なホコリを取り除き、硬い「ナイロンブラシ」はカーペットの奥からゴミをかき出してくれます。
掃除の動きは、自機を中心にグルグルと正方形の渦巻きを描くように広がっていくパターン。一定の大きさになると次のブロックへ移動し、それを繰り返すことで空間を網羅していいきます。
カメラ・センサー・学習機能も従来機から進化。本体に上面にあるカメラで、自機とモノとの距離を測定し、自分の位置を正確に把握することで、「間取り」の認識が可能に。掃除のスケジュール設定や、部屋ごとの掃除モードも設定できます(ただし、指定した部屋だけの掃除を指示することはできません)。
そのほか、レンズ周辺に暗い場所で自動点灯する8個のLEDライトがついたことで、より正確に周囲を見ることができるようになり、ベッド下などの掃除も確実にできるようになりました。
前モデルと比べて、かなり賢くなった印象の「Dyson 360 Heurist ロボット掃除機」。ダイソンファンの期待に応えるロボット掃除機と言えます!
ダイソン公式ストアでの価格は11万8,800円(税込)となっています。
おすすめロボット掃除機3:RULO mini(ルーロ ミニ)
三角形の本体が特徴的なパナソニックのロボット掃除機「RULO(ルーロ)」に、コンパクトタイプの「RULO mini(ルーロ ミニ)」が登場しました。
従来の「ルーロ」より約40%面積が小さくなり、本体幅は249mmに。一般的なダイニングチェアの脚の間などに入りやすく、小回りが利くようになっています。掃除の動きは、まず部屋の壁に沿って外周をぐるりと回った後、内部をランダム走行するというもの。
センサーは「赤外線センサー」と「超音波センサー」の2種類で、壁や障害物を認識。ゴミの量に応じてパワーと走行スピードを自動でコントロールする「クリーンセンサー」もあり、ゴミが多い場所は念入りに掃除してくれます。
自動モードより実感音を約20%カットした「音ひかえめモード」があるので、近隣への音漏れが気になるときなどに便利。部屋の隅や狭い空間に強い、日本の住宅事情にマッチしたタイプのロボット掃除機と言えます。
Panasonic Storeでの価格は69,800円となっています。
おすすめロボット掃除機4:Rollan(ローラン)
「Rollan(ローラン) 」はパナソニック初の床拭き掃除ロボット。
モップ(クロス)を巻きつけたローラーが回転するのが大きな特徴で、5分半に1回(約30°)回転することで、掃除終了までキレイな面で掃除ができるのが強みです。
動き方は、直線で進み折り返す「コの字」型。いわゆる雑巾がけの動きです。さらに折り返すと、重ね拭きする位置で戻り、拭き残しがないよう動いてくれます。
専用モップでは、水拭き(ウェット)と乾拭き(ドライ)の2モードを搭載。ウェットモードでは自動で水を噴射し、最後までモップが濡れている状態を維持します。なおモップは水洗いして繰り返し使用可能。
市販のシートを使えるのもウリのひとつ。ウェット・ドライともにOKで、花王の「クイックルワイパー」シリーズが推奨製品として紹介されています。使い捨てに市販のシートが使えるとランニングコストが少なくて済むので、この点は日本のメーカーらしいうれしい配慮です。なお、市販シートを利用する場合は、専用の巻きつけパッド(付属)を使い、その上に市販シートを巻きつけるだけ。ボタン1つで自働巻きつけや取り外しできるので、手を汚したくない人にもおすすめです。
約1.6m×約2.0mの限られたスペースを集中的に掃除する「スポットモード」があるので、食べこぼしや気になる部分だけ掃除ができるのは便利です。
Panasonic Storeでの価格は49,800円となっています。
おすすめロボット掃除機5:ルンバe5
最後は、コスパ最強のロボット掃除機をご紹介。「ルンバe5」の魅力は、ズバリ!高性能・低価格。
空間の大きさや間取りを認識する「マッピング」機能はないので、1部屋ずつ掃除するタイプ。動き方はランダム走行タイプですが、従来のルンバに搭載されているセンサーやクリーニングシステムをベースにしているので、掃除性能は問題なし。連続稼働時間も90分あり、しっかり部屋の隅々まで網羅してくれます。
ゴミを吸い込む部分は、毛ブラシではないゴム製の「デュアルアクションブラシ」。毛のブラシと比べて床との密着性が向上しており、ロールの表面にある「突起」の形状のおかげでよりこまかいゴミも取れるようになりました。
さらに、「e5」ではダストボックスまわりの構造を刷新。いままでNGだった水洗いが可能になり、臭いもスッキリ取れてお手入れが簡単に!Wi-Fi対応なので、アプリとも連動が可能で、アプリ経由でダストボックスの状況を確認することもできます。
いままでロボット掃除機の購入を悩んでいた人にこそ、試して欲しいモデルです。
アイロボットストアでの価格は49,880円となっています。
以上、いま注目の最新おすすめロボット掃除機を5つご紹介しました。記事の最初でお伝えしたとおり、ロボット掃除機による「時産」効果は絶大です。自分のニーズに合った機種を見つけて、ぜひ日々の時間を有効活用してくださいね。
※記事内の商品価格は、表記がない限り消費税抜きの価格です。
◆監修・執筆/戸井田 園子
性能・コスト・デザインなどを総合的に判断し、製品選びに役立つ情報を発信する家電コーディネーター。総合情報サイトAll Aboutの家電ガイドを始め、雑誌、テレビ、ラジオなど数多くのメディアで活躍中。