ゆでたまごで一喜一憂しない人生!ツルンとむけるゆでたまごの作り方
2019/12/28
こんにちは、サンキュSTYLEライターで、オウチゴハン研究家のはっとりみどりです。
ツルンとむけないゆでたまごはイライラして、精神面でよろしくありません。たかがゆでたまご、されどゆでたまご。今回は、ゆでたまごで一喜一憂しない方法をお伝えさせていただきます。
必要な道具は「スプーン」だけ。デザート用やティースプーンなど「やや小さめ」のものがよいです。
パーフェクトゆでたまごの作り方【下準備】
【1】鍋に湯を沸かす
【2】たまごのケースに丸い部分を上にして置き、スプーンで軽く叩きます。
ちなみにスプーンで軽く叩くときは、「湯が沸いてゆでる直前に、弱めにコンコンと叩いて少し凹ます程度」にするのがコツです。
パーフェクトゆでたまごのつくり方【ゆでる】
スプーンで殻を割る方法は、ゆでるときに白身が出て心配!な印象がありますね。しかし、グラグラに沸いた湯に「酢」を少量加えることで、たまごの白身を固める作用があります。
たまご4つ入る程度の片手鍋にかぶる程度の湯の量であれば、大さじ1弱程度。たくさん入れる必要はありません。目安としては、1Lの水に酢を大さじ1程度と覚えてください。
ゆで時間の目安は?
今回はやや大きめのMサイズのたまご4つを、冷蔵庫から出したての状態でゆでます。沸騰した状態から「7分」ゆでて、半熟に仕上げています。
ゆで時間に関しては、たまごの温度(冷蔵庫から出したてか、常温か)によって違います。また、水からゆでる方法もありますので、ゆでる状態によっても違います。
さらに、たまごの大きさによっても違いがあるので、普段よく使うたまごの大きさなど自分の基準をメモしておくと、迷いがなくなるはずです。
写真のたまごは7分で半熟ですが、黄身を固く仕上げたい場合は、9~10分ゆでましょう。
パーフェクトゆでたまごのつくり方【仕上げ】
パーフェクトゆでたまごをつくるうえで大事なことは「ゆでたまごは、加熱後すぐに冷やす」ことです。流水でもいいのですが、ある程度流水で冷やしたら、氷水で冷やすとなおGOOD!
そして殻をむくときは、殻のヒビの部分に、流水をあてながら(または鍋の水の中で)むくと、よりツルンとむきやすくなります。
流水の場合、卵の白身と殻の間に水を流し入れるようなイメージで!半熟の場合、水圧が強いと崩れることもあるので、程よい水圧で!
たまごの余談
たまごを漢字で書くと「卵」、「玉子」と2つありますがこの違いわかりますか?
じつは料理で使う食材としてのたまごは「玉子」
本来「卵」は生物学的な意味で使うのですが、レシピで使われることとも多い傾向です。
そんな理由で、今回はあえて平仮名で「たまご」と表記させていただきました。
さらに余談ですが……、筆者は小笠原父島に住んでいたことがあります。毎年、アオウミガメが海岸に産卵にくるのですが、じつはそんな貴重な産卵シーンを目撃したことがあります。
息を潜めて、決して邪魔しないように細心の注意を払いました。海に住むウミガメは目が乾かないように粘膜を出します。その姿がまるで泣きながら産卵しているようで神秘的。
あのシーンを見てから、たまごは大切に頂こうと決めました。
だから、ゆでたまごは失敗したくないんです。
◆記事を書いたのは・・・服部みどり(オウチゴハン研究家)
簡単でおいしい料理のレシピ提案や旬の食材の調理法など提案しています。