日本でのパンケーキの歴史は実は古く、大正時代にデパートの食堂で提供されたことが始まりといわれています。
その後に家庭用のホットケーキミックスが登場したこともあり、どんどん一般に広まって子どもから大人まで愛されるスイーツとなりました。
今ではいろいろな種類のパンケーキが登場し、並ばないと食べられないお店もまだまだたくさんありますが、家庭的な一面を持つホットケーキミックスを活用すれば、おしゃれなカフェで出てくるような“ふわふわのスフレパンケーキ”が作れることをご存じでしょうか。
今回は管理栄養士でホットケーキミックス研究家として活動をしているhiroさんに、身近な材料を使って簡単に作れるスフレパンケーキのレシピを紹介していただきました。

スフレパンケーキとは?
パンケーキ界のトレンドはふんわり厚焼きのスフレタイプ。口当たりがとても軽く、しゅわしゅわとした食感が魅力です。
お店に行列ができるほど人気で、そのおいしさにおどろいた方も多いのではないでしょうか。
通常のパンケーキは卵や牛乳、ホットケーキミックスを混ぜて作りますが、スフレパンケーキはしっかりと泡立てた卵白を使って作ります。
しっかりツノが立つまで泡立てた卵白のおかげで独特のふわしゅわ食感に。
とても繊細な生地なので、扱いやすいように小さめサイズで提供されることが多いです。
スフレパンケーキを作る下準備
★ポイント★
・卵白を泡立てに使用するボウルはしっかり洗い、油分が残らないようにする
・スムーズに作業ができるように材料は用意しておきましょう
スフレパンケーキの材料(直径8cmのパンケーキ3枚分)
[材料]
・ホットケーキミックス 大さじ1
・卵 1個
・砂糖 小さじ2
・マヨネーズ 小さじ1
・生クリーム 100ml
・砂糖 小さじ1〜2
・好みのフルーツや粉糖、ソースなど 適量
*お店のパンケーキになる“神”材料
・生クリーム
・メープルシロップなどの好きなソース
・粉砂糖
・フルーツ
・ミントなどのハーブ類
いろいろなトッピングを準備しておくとカフェっぽさを演出できます。
スフレパンケーキの作り方の手順
難しそうに感じるかもしれませんが、面倒なのは卵白を泡立てる作業だけ。
生地を重ねて高さを出すので、セルクルなどを使わずに気軽に作ることができます。
とても繊細な生地なので、そっとひっくり返すようにしましょう。
(1)生地を作る
卵を卵黄と卵白に分け、卵黄のボウルに牛乳、マヨネーズを入れて混ぜたらホットケーキミックスも加えてなめらかになるまで混ぜる。
次に卵白を泡立てる。泡立て器て泡が大きくなるまで混ぜたら砂糖を加えてピンとツノが立つまでしっかり泡立てる。(電動ミキサーがあると便利)
卵黄の生地に卵白を3回に分けて加えて混ぜる。1回目はしっかりなじませるように混ぜ、2、3回目は切るようにさっくり混ぜ合わせる。
(2)焼く
テフロン加工のフライパンやホットプレートの鉄板にうすく油をなじませてしっかり温めたら、スプーンなどを使って生地を丸く広げる。
このとき、パンケーキの高さを出すためにスプーン1杯分ずつ生地を残しておく。
フタをして3分ほど焼き、焼き目がついたら残りの生地をスプーンを使ってそっと重ねる。ひっくり返したら同様にフタをしめて3分ほど焼く。
(3)仕上げる
焼き上がったパンケーキをお皿に並べ、砂糖を加えてゆるめに泡立てたホイップクリームを添えて粉糖をふりかける。
好みでフルーツやソース、ミントをトッピングする。
まとめ
お店に並んで食べるようなパンケーキが家庭で作ることができたら最高ですよね。
もちろんおしゃれなお店で食べるのも最高ですが、手作りすると本当の焼き立てを食べることができます。
ホットケーキミックスを使うことで粉をふるう手間もなく簡単に作れることもうれしいですよね。
もし、卵白がうまく泡立てられなかったとしてもおいしいホットケーキが焼けるという安心感も。
家庭で気軽にスフレパンケーキが作れるので、おうちカフェを楽しんでくださいね。
■執筆/hiroさん…管理栄養士、野菜ソムリエの資格を活かした旬の食材を使った簡単レシピや栄養満点な時短レシピが得意。インスタグラムでは家族が笑顔になるような管理栄養士のおうちごはんを発信中。
Instagramのアカウントは@hiro_recipe5
編集/サンキュ!編集部
参照:『サンキュ!』10月号「行列ができるお店のパンケーキ ホケミでできちゃった!」より。掲載している情報は19年8月現在のものです。