アイススプーンでアイスクリームスクープ

【管理栄養士監修】賞味期限切れの「アイス」はいつまで食べられる?正しい保存方法は?

2020/07/25

アイスには賞味期限がないといわれていますが、いつまで食べられるのか気になるかたもいるのではないでしょうか。

そこで今回は、賞味期限切れのアイスについて検証していきます。悪くなったアイスの見分け方やアイスの正しい保存方法を知りたいかたはぜひ読んでみてください。

アイスは賞味期限がすぎても食べられる?

アイスクリームの品揃え
Mizina/gettyimages

アイスには賞味期限がないので、長期間保存しても食べることができます。アイスは-18℃で保存するのが基本なので、温度管理をきちんと行うことができれば、細菌が増えないため、品質がきわめて劣化しにくいと考えられているからです。

また、法的にアイスは期限と保存方法の記載を省略できると定められています。そんななか、2020年6月から消費者のニーズに対応して、明治のアイスに24カ月の賞味期限が記載されたことが話題になりました(※)。

賞味期限と消費期限の違い

ここで、賞味期限と消費期限の違いについてまとめます。賞味期限とは、未開封で保存方法をしっかり守って保存した場合に、記載されている年月日、または年月まで「おいしく食べられる」期限のことです。

賞味期限はスナック菓子・インスタントラーメン・缶詰など、製造・加工されてから、おおむね6日以上期限のある傷みにくい食品に記載されています。またこの期限をすぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。

消費期限とは、賞味期限と同じように保存していた場合、記載されている「年月日」まで「安全に食べられる」期限になります。お弁当・サンドイッチ・生菓子など、製造・加工されてから、おおむね5日以内の傷みやすい食品に記載されています。

もちろん賞味・消費期限ともに、開封してしまうことで、食品の保存状態が変化してしまうため、表示されている期限にかかわらず、できるだけ早めに消費するようにご注意ください。

賞味期限がすぎている?傷んだアイスの特徴

スプーンとカップアイスクリーム
flyingv43/gettyimages

傷んだアイスの特徴は、変色・食べると舌にざらざらとした感触がある・量が減っている・臭いがおかしいなどの状態になっていることです。

一般的なアイスに比べて、色・食感・見た目や臭いなどが変化している場合は、おいしく食べることができなくなっているため、賞味期限がすぎていると判断できます。

また、アイスは一度溶けると、再度冷凍しても元の形状にはもどらないので、保存には十分な注意が必要です。

特徴1:本来の舌ざわりと異なる

アイスが傷むと、本来の舌ざわりとは異なってしまう場合があります。ザラザラとした舌ざわりで、なめらかな食感を楽しむことができなくなります。これは、一度溶けたアイスが再度冷凍されて固まったせいだと考えられています。

溶けたアイスを凍らせると氷の結晶の粒が大きくなってしまい、きめこまかなクリームの食感が失われてしまうからです。再凍結されたアイスは食感が悪いだけで健康に影響はありませんが、本来のおいしさが失われており、メーカーからは食べることを推奨されていません。

特徴2:表面が変色する

一度でも溶けたアイスを再度冷凍すると、表面の色が変わってしまいます。開封時のアイスの色とあきらかに違う見た目になっている場合は、賞味期限が失われているとメーカーからも判断がされています。

白いアイスが黄色みを帯びているなどの状態を表しているときは、口にはしないほうがよいとされています。

【日数別】アイスはいつまで食べられる?

カップルの手でアイスクリーム
Mvltcelik/gettyimages

アイスにはもともと賞味期限がないので、-18℃以下の冷凍状態が正しく守られていてパッケージの開封がいっさいされていない場合は、たとえ購入から1年以上経っていても食べられるといわれています。

アイスの容器がまったく開封されていない状態で-18℃以下で保存されている場合は、微生物の発生を防ぐことができていると判断されるからです。

そのような状態であればアイスの劣化が少なくてすむので、アイスを安全に食べることができます。

製造日から1カ月すぎたアイス

製造日から1カ月すぎたアイスは、まったく開封がされていない状態で-18℃以下の適正な温度が保たれていれば、おいしく食べることができます。

しかし、冷凍庫を長時間開けっ放しにしたり、頻繁に開閉することによって庫内の温度の上昇が、アイスの表面を溶かしてしまうことがあります。

そのまま再冷凍されてしまうと、食感が悪くなり味が落ちる可能性があるので注意が必要です。

製造日から半年すぎたアイス

アイスには基本的に賞味期限がないので、パッケージに印字された製造年月日から半年すぎていても食べることができます。ただし、-18℃以下で保存されていて、まったく開封されていないときに限っての話です。

一度でも容器のふたや個包装の袋が開けられたアイスは、味や風味の劣化が始まってしまうと考えましょう。

製造日から1年以上すぎたアイス

製造日から1年以上すぎているアイスは、まったく開封がされていない状態で-18℃以下の保存方法が正しく守られている場合に限って、おいしく食べることができます。

アイスは-18℃以下で保存する食べ物なので、細菌が発生しないため賞味期限はないと考えられています。

食品の腐敗は水分に発生する微生物が主な原因です。冷凍保存されているアイスの水分は、凍っているので傷まず加工時と味がほぼ変わらないとされています。

アイスの正しい保存方法

アイスクリームは異なる味をスクープ - 白い木製ボード上のモダンなピンク色のインテリアで透明なガラスアイスクリームボウルでイチゴ、チョコレート、クリーミー。
AlinaYudina/gettyimages

アイスの正しい保存方法は、開封せずに-18℃以下を保ち続けることです。

アイスが-18℃以下で正しく保存されていれば劣化しないと判断されている背景には、原料の品質基準が乳等省令で徹底的に規定されているからという理由があります。

正しい方法で保存すれば、人体に影響を及ぼすような食品の変化は起きないと考えられています。

家庭の冷凍庫で保存する

お店で購入したアイスを家庭の冷凍庫で冷凍保存する場合は、-18℃以下の状態を保ち続けることが大切です。アイスは少しでも溶けると色や食感に変化が起こりおいしく食べられなくなるので、冷凍庫の長時間の開けっ放しや頻繁な開閉は、できるだけ避けましょう。

場合によっては、温度変化を受けにくいようにアイスを冷凍庫のほかの食材の下や奥側に寄せておくなどの工夫が必要です。また、匂いが強い食品といっしょに保存するとアイスに匂い移りしてしまう可能性があるので注意してください。

開封したアイスをどうしても保存しておきたい場合は、表面を平らにならしてからラップなどで密封状態をつくり、溶ける前に冷凍庫へもどしましょう。

アイスには賞味期限はないけれど保存方法に注意しよう!

アイスクリームサンデー
E Pietrantonio/gettyimages

アイスは-18℃で保存されている限り賞味期限がありませんが、開封して溶けたアイスを再度冷凍すると変色や食感がざらつくなどの変化が起きておいしく食べられなくなります。

アイスをいつまでもおいしく食べられるように、保存方法には十分注意しておきましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。4歳女児のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。


参考サイト

 
 

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