毎日使う場所だからこそ、いつもキレイにしておきたい玄関。キレイをキープするうえでは定期的な掃除が欠かせないわけですが、ただなんとなく掃除をするだけじゃダメです。掃除のやり方によっては、ほとんど意味がない可能性も!?
そこで今回は、家事代行サービスを展開するカジタクに所属する山口さんに、「玄関掃除のNG習慣」ワースト3を教えてもらいました。
■教えてくれたのは・・・片付け名人の山口さん
アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する、「片付け名人」。定期家事代行、整理収納サービスの経験を活かし現在は新人スタッフの教育を行うトレーナーも担当。整理収納アドバイザー1級ほか、整理収納の資格を多数保有している。
NG習慣1:いきなり水や濡れ雑巾を使って掃除してしまう

玄関のお掃除をするとき、いきなり水をまいたり、濡れ雑巾やウエットシートで拭くのは効果的ではありません。
まずは乾いた土埃や髪の毛などを、静かにホウキで掃くか、掃除機で吸い込みます。そのようにして固形の大きな汚れを取り除いてから水拭きすることで、固形物が玄関を傷つけるのを防ぎます。
ちなみに、昔からある方法の「水で湿らせた新聞紙をちぎってまいてからホウキで掃く」くらいであればとくに問題はありません。
NG習慣2:靴が収納しきれていないのに掃除をしている

「お客さんがたくさん来ているの!?」と勘違いしそうなほど、大量の靴が出ているけど、床だけはちゃんと掃除していてピカピカ……これでは掃除の意味がありません。また、掃除をする際にも靴の多さに圧倒されて、モチベーションが下がってしまいそうですね。
玄関掃除をするときはまず、靴を収容する棚にすべての靴を収納してから始めましょう。もしそのとき棚に収まらないようであれば、キャパオーバーということ。掃除に加えて、整理もしておきましょう。ちなみに傘も同様です。傘立てにスッキリ収めておくようにしましょう。
NG習慣3:来客目線を気にせず掃除している

外出から戻って来るときに、お客さんのような気持ちで自宅の玄関を見てみましょう。例えば呼鈴やドアが汚れていないか、ドアを開けてすぐにごちゃごちゃした景色になっていないか、などを改めて意識してみるのです。
玄関を豪華にしたり飾り立てる必要はありません。スッキリと清潔感のある印象であればよいのではないでしょうか。シンプルなしつらえにしておくことで、お掃除のしやすさにもつながりますよ。
協力・・・
