1日に何度も利用し、また水を使う場所でもあるため汚れがたまりやすい洗面所(台)。なるべくこまめに掃除をしたいところですが、じつはやってはいけないことがあるんだとか。
アクティア株式会社が提供する家事代行サービスに所属する家事代行スタッフに教えてもらいました。

やってはいけないこと1:髪の毛を流す
洗面所でドライヤーをかけたりブラッシングをする人は少なくないと思いますが、そういった行動によって、洗面ボウルに髪の毛が落ちてしまうことがあります。それらの落ちた髪の毛を、そのまま水で流している人はいませんか?これ、やってはいけません。
髪の毛を流し続けると、やがて排水管が詰まってしまう可能性がありますし、特に女性の長い髪の毛は詰まりの原因になりやすいです。
もし詰まってしまうと自分で直すのは困難。業者さんを呼んで詰まりを解消してもらうことになりますが、その場合けっこうな金額がかかります。そうならないためにも、日頃から髪の毛などを流さないように注意しましょう。
ドライヤーをかけるときには、洗面ボウルに髪の毛が落ちないように、一歩後ろにさがってかけるといいですね。
やってはいけないこと2:排水口を全開にしたまま掃除
洗面所の排水口の栓(せん)や器具を外したまま、洗面ボウルや他の所を掃除すると、小さなものが排水口の中に落ちてしまうことがあります。
中にものが落ちてしまうと、手が届かないので拾い上げることができません。そしてさらに厄介なのが、つまようじやヘアピンなどが落ちて、排水口下のU字の部分に引っかかり、そこに髪の毛がどんどん溜まって、排水の流れが悪くなるという事態。
対策としては
・排水口器具を取り付けた状態で洗面所の掃除をする
・メッシュやパンチングのゴミ受けをセットしておく
などがシンプルではありますが有効です。
やってはいけないこと3:メラミンスポンジで洗面ボウル・蛇口を洗う
水だけで劇的に汚れが落ちるメラミンスポンジ。愛用している方も多いでしょう。
陶器の洗面ボウルを掃除する際、普通の洗剤とスポンジで洗っても汚れが落ちない場合は、メラミンスポンジを利用すると落ちることが多いです。ただし、メラミンスポンジは素材をこすり取ることになりますから、表面のコーテング加工を剥がしてしまうことも。原則、洗面ボウルなどには使わないようにしましょう。
また、蛇口のようなピカッとツヤのある素材に使ってはいけません。あっという間に傷が付き、使い続けるとどんどんツヤが失われていきます。蛇口は柔らかいスポンジに洗剤を含ませて優しく洗うか、マイクロファイバークロスで水拭きして、キメの細かいクロスで優しく乾拭きしましょう。