子どもの「片づけ育」、じつはそんなに力を入れなくてもよい理由3つ
2021/04/27
68平米のマンションに家族4人暮らし。7歳(息子)と5歳(娘)のママ。
シンプルライフを目指す、サンキュ!STYLEライターのシンプリストうたです。
ここ数年で、子どもに小さい頃から片づけを教える「片づけ育」がブームとなっています。
楽しくおかたづけできれば問題ありませんが、必ずしも全ての親が教え方が上手だったり、子どもも興味があるわけではありません。
数年前は、「片づけ育がんばるぞ!」と意気込んでいましたが、徐々に子どもとの熱量の差に違和感を感じ、今では最低限のことしか言わなくなりました。
世の中の流れで、「片づけ育するのが当たり前」「親のシツケが悪い」と思われる傾向にありますが、各家庭に合ったやり方でいいと思っています。
そこで今回は、わが家が片づけ育に力を入れなくてもよいと思う理由についてご紹介いたします。
「ゴミはゴミ箱に!」片づけより先に教えたいことがあるから
勉強や運動と同じで、片づけにも個人差があります。
現在、片づけよりも口酸っぱく言っていることは、「ゴミはゴミ箱に捨てて」ということ。
片づけよりも基本的なことです。
とはいえ、全く片づけない訳ではありません。
片づけをするときは、「この部屋を片づけて」ではなく、「このお人形をここに戻そうね」と伝える方が子どもには分かりやすいみたいです。
しかし、数十個散らかっている物に対して逐一「これをここに戻そうね?」と言われたら子どもはどう思うでしょうか。
きっと片づけが嫌いになります。
私も小さい頃は、怒られるのが嫌で、押し入れや引き出しに押し込んで、見た目は綺麗!の状態をつくることに必死でした。結果、何も片づけ力は身についていなかったのです。
過度な片づけ育はストレスが溜まる!得意な人がやればよいから
家族の住まいは家族で綺麗にする!という考え方には共感できるので、週末に家族総出で片づけや掃除をすることはあります。
しかし、毎日そんなことをすれば私以外の家族がストレスが溜まるのは見に見えています。
得意な人が得意な家事をやればいいと思うのです。
例えば夫は、片づけは言ないと全くやってくれません。
散らかっていても良くも悪くもお構い無しです。
一見「片づけをしない家事ダメ夫 」ですが、こういう一面があったらどうでしょう。
代わりに、平日早く帰宅した時や毎週末ごはんをつくってくれ、買い出しまでしてくれる。つくってくれた時は、洗い物まで完璧。
夫いわく、片づけは苦だけど、食べたいものをつくれるごはんづくりは全然苦じゃないと。
負担が私にだけあれば、改善の余地はありますが、お互い得意なことを適度にバランス良くできていれば、改善する必要はないと感じています。
誰のための片づけ育?→現状誰も困っていないから
片づけ育は何のためにするのでしょうか?
本音は「将来子どもが困るから」よりも「親が大変になるから」。
・親の家事の負担が増えるから。
・親が綺麗な状態じゃないと落ち着かないから。
・自分だけ片づけしなきゃいけないのが理不尽。
では、片づけ育に力を入れていないわが家は私が大変?
答えは「ノー」。
片づけが楽しくなる方法を考えたり、負担にならないしくみをつくったからです。
楽しく片づける姿を見せていくことも、片づけ育のひとつになるのではないでしょうか。
現状で誰も困ってなかったら改善する必要がありません。
子どもが将来困るのがそんなに悪いこと?
そう思うのは、実際に私自身が困った身だからです。
困ったからこそ、日々研究し自分なりの片づけしくみを確立することができました。
結果、現在は快適に過ごせています。
困るからこそ、自分で考え、努力することもできます。
ただし、困るまでとことん放置しても良いと極端な考えではありません。
日常で物が紛失してしまう、その収納使いにくそう等困ったことがあった時には手助けするようにしています。
まとめ
以上、片づけ育をしなくても良い3つの理由をご紹介しました。
特に片づけに関して困っていないうちはやる必要がないというシンプルな理由です。
もし、困る状況であれば改善していく必要はありますが、
・人は人、自分は自分という意識をもつ
・子どももだけど自分もできているのか?と疑問をもつ
・片づけ育だけに偏らない片づけ方法を学ぶ
ことがポイントです。
記事を書いたのは・・・シンプリストうた
子どもがいてもズボラでもすっきり暮らせるアイデアをご提案しています。
※ご紹介した内容は個人の感想です。
※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。