専業主婦→大手企業のアドバイザーとして活躍!整理収納アドバイザー大熊さん片付けヒストリー
2021/09/27
専業主婦から現在は大手企業のアドバイザーに!社会人と学生の3児の母でもある整理収納アドバイザー大熊さんをインタビュー。今までの失敗すべてが相手の役に立つ、そんな仕事の魅力を教えてもらいました。
<教えてくれた人>
大熊千賀さん(55歳)
・整理収納アドバイザー1級
・整理収納アカデミアマスター
・整理収納アドバイザー1、2級認定講師
今までの失敗すべてが相手の役に立つ仕事です
現在、社会人と学生の3児の母である大熊さん。「私は結婚してから資格を取る前まで、家事と子育てしかしてこなかった"何も持たない人"だと思っていました。でも、12年前にこの仕事を始めてからはむしろ専業主婦時代の経験が、とても役立っています。時には整理収納の基本からはずれても、母としての経験から『このほうが子どもも使いやすいかな』なんて考えながらアドバイスをすることも。だれでも何歳になってもめざせるのがこの仕事の魅力だと思います」。
大熊さんの片づけHistory
【12年前】
いつでも人を呼べるくらい片づいているのに、家族みんなが探し物ばかりしている家。
【受講】
片づけが得意なつもりで整理収納アドバイザー2級認定講座を受講するが、「ムダな物を、きれいに詰め込んでいただけだった」と気づく。
教わった片づけを実行したら、毎日がものすごく快適に変わり、片づけについてもっと学びたいと思うように。
お片づけサービスの現場に同行するうちに、「片づけで人を笑顔にしたい!」と考えるようになり、プロの道へ。
【現在】
"教えるプロ"として活躍!
個人向けの講座のみならず、企業向けのセミナーも開設。月4~7つの講座を開催する、大人気の講師に!
こんな仕事をしています!
2級認定講座を開催
整理収納がもたらす幸せな効果を多くの人に知ってもらうことをめざし、積極的に講座を開催。「自分1人で片づけられるおうちには限りがあるから、アドバイザーのすそ野を広げるのが目標」。
現在はオンラインが中心。
使用するテキスト。
毎月4~7つの講座で教えています
整理収納アドバイザーのプロ向け・準1級認定・2級認定、ルームスタイリストのプロ向け・1級認定・2級認定、住宅収納スペシャリスト認定講座を実施。整理収納の知識を講座で広めています。
プロ向けの育成講座も大人気!
間取りや収納のプロデュース・スタイリング
住宅の新築やリフォームに際し、家事動線に沿った間取りや収納システムを住宅メーカーに提案。モデルルームのスタイリングも手がけています。
企業向けセミナー・研修
ハウスメーカーがお客さま向けに開催するセミナーや、自社スタッフ向けの研修の講師を担当。過去の年間最多セミナー数は400回以上!
仕事のこだわり
●受講生の話を引き出す
学びには"気づき"が必要。一方的に教えるのではなく、参加者どうしが悩みや考えを話す時間を設け、学びを深めます。
●夢を叶えるために片づけてもらう
"片づけること"が目的なのではなく、理想の暮らしを叶え、やりたいことを実現するための手段なのだと伝えています。
参照:『サンキュ!』2021年10月号「整理収納アドバイザーってどんな仕事ですか?」より。掲載している情報は2021年8月現在のものです。撮影/小嶋淑子 取材・文/杉澤美幸 編集/サンキュ!編集部