災害時に生理がきてしまった!知っておきたい防災アイデア【女性のこと編】
2021/09/29
いつ起こるかわからない自然災害。ママたちの悩みや不安はつきません。もし被災すれば家族のこと、子どものことなどを優先してつい後回しにしてしまいがちな自分のこと。女性ならではの困り事についても考えておきましょう。
<教えてくれた人>
アベナオミさん
宮城県在住。2男1女のママイラストレーター・防災士。東日本大震災をきっかけに防災意識が高まり、防災士の資格を取得。子育て中のママならではの視点で語る、日常で実践しやすい防災アイデアが人気。
困った!災害時に生理がきてしまった
生理用品は切らさずストックしておくこと。
生理用品などは支援物資では手に入らないことも多く、数には限りがあります。また、家族と一緒にいる場所で経血を気にするのもストレスです。生理用品は多めにストックしておくのがベストです。
困った!洗濯ができず、下着が替えられなくて不安だった
おりものシートを利用して不快感を軽減して。
下着の洗濯がままならないことを考えて、おりものシートを用意しておきましょう。下着にあてておくだけで、不快感が軽減。また、清潔も保てます。
心配!避難所でいろいろな人と一緒になるのが不安
なるべく一人行動にならないよう心がけて。
避難所に集まるのは近所の人だけではありません。いろいろな人が集まり、また、人の出入りも多くなります。性的な被害やトラブルを防ぐためにも、なるべく一人行動は避け、離れるときには家族にひと声かけるのを忘れずに。
困った!通っている病院が被災してしまった!
万が一を考えて提携先などを調べておくと◎。
ハザードマップを見る際、自宅や家族に関係する場所だけではなく、通院している病院などもチェックしておくのがおすすめです。また、かかりつけの病院の提携先などを調べておけば、いざというときに役立ちます。
心配!メイクやヘアを気にするのは不謹慎?
できることで工夫するのはOK。
災害時だからと我慢ばかりするのではなく、できる範囲で気持ちが明るくなる方向に進むことも大切。メイクまではむずかしくても、ベタついた髪をまとめたり、帽子やバンダナで覆うだけでも気分は変えられます。
*みんなの「困った!」「心配!」は、震災などを経験したママの声から集めました(『サンキュ!』モニターアンケート〈5月実施、回答者数=219〉)
参照:『サンキュ!』2021年10月号「防災BOOK」より。掲載している情報は2021年8月現在のものです。監修・イラスト/アベナオミ 構成・文/田久晶子 編集/サンキュ!編集部