【幼児期から始める英語】3・4歳児の発語について教えて!
2022/02/16
日常生活でお子さんと英語のやりとりをしてみたとき、思ったような返答がなかったり、興味をもってくれなかったり。そんなときにどう対応したらいいのでしょうか。
<監修者>
豊田ひろ子先生
言語教育学博士。専門はバイリンガル教育。〈Worldwide Kids〉監修。日本におけるイマージョン教育ならびに英語をはじめとする第二言語習得の研究を行っている。
※取材時の情報です。
3・4歳児の発語について教えて!
日常生活でお子さんと英語のやりとりをしてみたとき、思ったような返答がなかったり、興味をもってくれなかったり。そんなときにどう対応したらいいのでしょうか。
Q1 英語で話そうとしないし、英語の映像教材を見たいとも言ってくれません
A1 きっかけやタイミングが大事です。
ほかのことに興味が向いているときに英語遊びに誘ってものってこないのは自然なことなので、タイミングや雰囲気づくりが大切です。お子さんが英語に興味をもったら、「(英語の本や映像教材を見て)一緒にお話してみようか」と促したり、「この次はどんなお話になるのかな?」と、お子さんが見る気になりそうな声かけをしたりしましょう。そして少しでも英語を言えたらほめて、やる気を引き出してあげましょう。
Q2 英語で話しかけると「ママは英語の人じゃないから英語でしゃべらないで」と言われます
A2 お子さんなりの理屈に向き合ってみましょう。
そう言うお子さんの気持ち、わかりますね。おうちのかたが「英語の人みたいに、英語でしゃべってみたいの。だから、◯◯ちゃんも一緒に言ってみない?」と、英語ができるようになりたいという気持ちを伝えることが大切です。また、お子さん自身が「自分も英語の人じゃないから…」と英語を話すのをためらう場合もあるかもしれません。そんなときは何気なく英語を口にする様子を見せるのも効果的です。
Q3 “apple”なのに、わざと“peach”などと間違えた答えを言うときがあります
A3 大丈夫! 英語が身についてきて楽しんでいる証拠です。
おうちのかたも一緒になって言葉遊びを楽しんでもいいですね。逆におうちのかたがわざと間違えたことを言うと、「“peach”じゃなくて、“apple”だよ」と、お子さんが正しい英語を教えてくれることもあるでしょう。お子さんが本当に間違えか気になるときは、クイズ形式で質問をするのもひとつの方法です。張りきって正解を答えてくれたら、うれしいですね。
Q4 生活に英語がなじんでいないので、英語で問いかけても答えてくれません
A4 英語の本や映像教材を活用して英語モードになるキッカケづくりをしましょう。
ふだんは日本語で会話しているので、突然ではお子さんも戸惑いますよね。例えば、「お話のなかでは英語で言ってたよね。何て言っていたか聞かせてくれる?」と物語の登場人物を、英語モードへのキッカケにしてみてもいいでしょう。英語の本や映像教材にある内容と日常生活で同じようなシーンがあれば、「このあいだ見たよね」と英語への手がかりにしてみてくださいね。
参照:〈こどもちゃれんじ English〉