英語を勉強している親子

英語のフレーズを親子で楽しむコツ

2022/02/09

幼児期は英語学習のはじめどき!パパ、ママにぜひ知っておいてほしい、子ども向け英語学習の情報をお届けします。

<監修者>
豊田ひろ子先生
言語教育学博士。専門はバイリンガル教育。〈Worldwide Kids〉監修。日本におけるイマージョン教育ならびに英語をはじめとする第二言語習得の研究を行っている。
※取材時の情報です。

日常生活に英語を取り入れてみよう!

ソファの上の親子
maruco/gettyimages

英語をたくさん聞いて、発語することが英語の力を伸ばすカギです。日常生活の中でも英語を言う機会をなるべく多くつくるにはどうしたらよいのか、専門家の先生のお話をうかがってみましょう。

3・4歳児の発語に関する気になるデータ大公開!

globalmoments/gettyimages

「うちの子は英語をたまにしか言ってくれないけど、ほかのうちでもこんな様子なのかな?」などと気になることはありませんか。そんな、ご家庭での発語について調査してみました。

Data1 英語を言えたり言えなかったりと、時期や気分によってムラがありますか?

YES:81.5%

NO:18.5%

Data2 英語を言っているけれど、きちんと発音できていないと感じることがありますか?

YES:74.1%

NO:25.9%

Data3 恥ずかしがって、英語を言わない、歌わないことがありますか?

YES:37.0%

NO:63.0%

Data4 英語を発語するときにカタカナ英語になることがありますか?

YES:59.3%

NO:40.7%

Data5 ふだんお子さんと英語のやりとりをすることがありますか?

おうちのかたが英語で話しかけ、お子さんが英語で返答することがある:37.1%

おうちのかたのみがお子さんに英語で話しかけることがある:37.0%

ない:25.9%

※出典:「お子様の英語に関する調査」(〈こどもちゃれんじ English〉調べ)

豊田先生からのアドバイス

「何でもやってみたい」という意欲のある3・4歳の時期に取り組んでみましょう。

白い背景を持つ日本人少年
kokoroyuki/gettyimages

Data1の「英語を言えたり言えなかったりとムラがある」というのが8割以上と高い結果に。3・4歳児は興味をもつ対象がグンと広がるので、やりたいことがたくさん出てきます。気分にムラがあると感じるのは、このためでしょう。また、記憶の容量が大きくなく、たくさん覚えてもすぐに忘れてしまうので、「この前は言えたのに、どうして?」ということが起こりがちです。

そして、3・4歳児は英語らしく流暢に言うことは得意ですが、単語を正確に発音することはまだ得意ではありません。それは発声器官が成長の途中であるためと、母語の日本語をどんどん習得している時期なので、英語よりも"日本語向きの口"になるためです。Data2の「きちんと発音できていないと感じることがある」や、Data4の「カタカナ英語になることがある」というのもうなずけますね。

気になるのは、Data5の「ふだんお子さんと英語のやりとりをすることがありますか?」という問いへの回答で、「ない」が全体の約4分の1あることです。英語はたくさん聞いて、覚えた英語を発語することで自分の力になっていきます。

3・4歳児はData3にあるように、恥ずかしがることも少なく「自分でも英語を話してみたい!歌ってみたい!」と意欲満々の時期です。これが4・5歳児になると、言いたがらない、歌いたがらないお子さんもなかには出てきますので、今のうちに覚えた英語を話すようにお子さんとのやりとりを増やしていけるといいですね。

参照:〈こどもちゃれんじ English〉

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND