SHOCK EYEさん「心を整えるために始めた神社巡りで、日本全国を元気にしたい」

2021/12/03

人気占い師のゲッターズ飯田さんに「いままで占ってきた中で、1、2位を争う運の強さ」と言われたのをきっかけに、「歩くパワースポット」と呼ばれるようになった湘南乃風のメンバー、SHOCK EYEさん。現在は日本全国の神社を巡り、その魅力を発信する活動にも力を入れています。

そんなSHOCK EYEさんが新刊『待ち受けにしたくなる』(講談社)を12月3日に発売。全国の神社を巡りながら自ら撮影した美しい写真とすてきなメッセージが満載のこの本に込めた思いについて伺いました。

SHOCK EYEさんが撮影した写真/『待ち受けにしたくなる』より(©️SHOCK EYE/講談社)

神社は、心を「無」にできる場所

――SHOCK EYEさんにとって神社巡りはライフワークだそうですが、神社に通うようになったきっかけは?

【SHOCK EYEさん】今から10年くらい前に人気占い師のゲッターズ飯田さんに「歩くパワースポット」とおっしゃっていただいたんですが、そのときは正直、戸惑うばかりでした。「僕はそんな特別な人間じゃない」って。

でも、僕がそうやって否定してしまうのは、ゲッターズ飯田さんや僕に期待してくれているかたたちに失礼なこと。それで、「歩くパワースポット」としてみなさんの思いに応えられるように、日ごろの行いを変えていこうと決意したんです。以来、心が整うような習慣を意識的につけるようになり、そのひとつが神社巡りでした。

最初はただぼんやりと過ごすだけだったんですが、続けていくうちに、自然に囲まれた静かな場所で心を「無」にするのって、すごく心地いいなと感じるようになっていって。すると、おのずと感謝の思いが湧いてきて、「お願いします」ではなく「ありがとう」の気持ちで手を合わせたくなったりする。そんなふうに心が穏やかに洗われていくのがうれしくて、今では神社巡りが生活の一部になっています。

『待ち受けにしたくなる』(©️SHOCK EYE/講談社)

神社の写真が、地元の魅力を再発見するきっかけに

――子育て中の女性のように忙しい人ほど、神社巡りはリフレッシュにぴったりかもしれませんね。でも、なかなか行く時間が取れないことも……。

【SHOCK EYEさん】ですよね、わかります。実は僕が神社の写真を撮ってSNSに投稿するようになったのは、そんなみなさんに少しでも幸せをおすそ分けしたいという思いがあったからなんです。この新刊のタイトルのとおり、「待ち受けにしたくなる」ような写真を撮ってアップすれば、その写真から神社の清々しい空気感が伝わって、みんなにとっても何らかの気づきや自分を見直すきっかけになるんじゃないかなって。

それに、僕が全国の神社を巡って撮った写真をアップすると、その神社の地元の人たちがすごく喜んでくれるんです。意外と多いのが、僕の投稿を見て、あらためて地元の魅力に気づいたという声。「うちの地元なんて何もなくてつまらないと思っていたけど、SHOCK EYEが神社を紹介してくれたおかげで、自然が豊かで案外いいところだなと思えるようになった」とか。

それって、僕にとっては本当にうれしいことで。出身地や今住んでいるところなど、自分のルーツやご縁のある土地に誇りを持つことって、自分に自信を持つことにつながると思うんです。僕の写真をきっかけに、地元の魅力を再発見したり、神社をはじめとする日本の文化や慣習に興味を持ったりする人が増えるのは喜ばしいこと。その結果、日本全国の町が元気になって、みんなの自己肯定感がどんどん高まっていったらいいなと思っています。

『待ち受けにしたくなる』(©️SHOCK EYE/講談社)

新刊『待ち受けにしたくなる』をガイドに、神社に行ってみよう

――なるほど。SHOCK EYEさんの神社巡りは、実は日本を元気にするための活動でもあるんですね。

【SHOCK EYEさん】おっしゃるとおりです。今回の新刊『待ち受けにしたくなる』は、その活動の現時点でのまとめのようなもの。パワーに満ちあふれた日本の素晴らしい風景の写真とともに、心をクリアにするための僕からのメッセージも書き添えてあります。紹介した神社へのアクセスも載せてあるので、気になった神社があれば、ぜひ実際に訪れてみてくださいね。

『待ち受けにしたくなる』(©️SHOCK EYE/講談社)

待ち受けにしたくなる

Profile●SHOCK EYE(ショック アイ)
「湘南乃風」のメンバー。1976年、神奈川県生まれ。ゲッターズ飯田さんに占われたのをきっかけに「歩くパワースポット」と呼ばれ、「写真を待ち受けにするといいことが起こる」と評判に。インスタグラムの会員限定コンテンツ「Shrinegram」も人気。

撮影/SHOCK EYE(風景)、久富健太郎(SHOCK EYEさん) 取材・文/志村香織 

 
 

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