ほうれい線、二重顎…この悩みぜーんぶ"頭をほぐすこと"で解消できます！

長引くマスク生活。ほうれい線が深くなったり、シワやたるみが増えたり……加速する顔の老けはどうしたらいいの？専門家がすぐできる改善策をアドバイス。すべての秘訣は頭をほぐすことにありました。

＜教えてくれた人＞
エイジングデザイナー　村木宏衣さん
筋肉・骨格・リンパにアプローチする独自のメソッドで美容の悩みを解決。多くのセレブに施術を行う。著書に『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』（主婦の友社）。

Q マスク生活でほうれい線が確実に深くなりました。もはやマスクなし生活は無理かも……

（ゴルゴ43さん　群馬県　43歳）

Q 大笑いしたところをふざけて娘が写真に撮る。すんごい二重あごなんです
（りえさん　静岡県　53歳）

Q まぶたがたるんで目尻が下がって見える。妙にえびすさん顔に（イヤー！）
（蛭子さんじゃないさん　東京都　49歳）

A この悩みぜーんぶ"頭をほぐすこと"で解消できます！

頭がこると顔の筋肉を支えきれず、たるみやシワが目立ってきます。頭頂部の頭皮を指でつまめないなら頭がこっている証拠。下まぶたや顎のたるみなど気になる部位ごとに関係する頭の筋肉も変わるので、悩んでいる場所からケアしてみて！

ほうれい線は側頭筋をほぐして！

耳の上に広がる側頭筋は、頰を引き上げるために重要な筋肉。側頭筋がこると頰がたるみ、ほうれい線がくっきり！側頭筋の緊張をゆるめて、頰をリフトアップしましょう。

Step1 親指をこめかみに置き、「あむあむ」と大きく口を動かす

4本の指で後頭部を支えて。

Step2 親指の位置を変えて、5カ所で繰り返す

5カ所×10秒

親指をこめかみのへこんだ部分に当てる。親指で頭を斜め上に引っ張りながら10秒間「あむあむ」と口を大きく開閉する。骨が動いているのを感じて。親指の位置を変え、写真の5カ所で同様に。

目尻のシワや上まぶたのたるみは前頭筋や帽状腱膜のこりをほぐして

まぶたにつながる前頭筋がこると目のまわりの筋肉が動きにくくなり､上まぶたのたるみや目尻のシワを招きます。前頭筋につながる帽状腱膜、まゆの筋肉のこりをほぐして目元の老けを阻止。

Step1 指の腹を使って、1～2mmずつ細かくほぐす

両手の指を広げて写真のように置く。指の腹で圧をかけ、1～2mmずつ細かく動かし、前から後ろへほぐす。頭皮の下の筋肉をほぐすイメージで。

Step2 人さし指を曲げてまゆに当て、頭の重みを使いながら「うんうん」「イヤイヤ」と首を振る

テーブルにひじをつく。人さし指を曲げてまゆ頭に当て、頭の重みで圧をかける。「うんうん」と縦に、「イヤイヤ」と横に5回ずつ首を振る。

フェイスラインのたるみは後頭筋のこりをほぐして

フェイスラインのたるみや二重顎は、後頭部がこって顔の筋肉を後ろから引き上げられなくなったのが原因。後頭筋をもみほぐせばシャープな輪郭が戻ってきますよ。

Step1 後頭部にこぶしを当て、上から下へ1～2mmずつ小刻みに動かしながらほぐす

こぶしの平らな面を耳の後ろに当てる。骨に圧をかけてこぶしを1～2mmずつ小刻みに動かしながら上から下へとこりをほぐす。こぶしの位置を横にずらし後頭部全体をほぐして。

40代ココも気になる！

食事や生活を改善すれば、さらに効果アップ！

体の細胞が元気なことが重要で、食事はたんぱく質を充分に。体重50㎏の場合、なんと1日で卵10個分相当のたんぱく質が必要なんです。また良質な睡眠も大事。朝起きたら朝日を浴びて体内リズムを整えると◎。

参照：『サンキュ！』2021年12月号「あんまり人に言いたくない体の悩みをこっそり解決！」より。掲載している情報は2021年10月現在のものです。撮影／林ひろし　モデル／小田島真紀子（サンキュ！アンバサダー）　構成／岡部さつき（風讃社）　取材・文／神坐陽子　編集／サンキュ！編集部