菌活で人生が変わった!腸にいい菌を食べるだけの菌腸活始めてみる!?
2021/12/14
腸活は便秘解消だけでなく、免疫力アップや美容にも大いに貢献!その腸活で欠かせないのが菌の働きです。菌活で人生が変わったこうじ料理研究家のおのみささんに菌のパワーと毎日の食生活に取り入れるコツをお聞きしました。
<教えてくれた人>
・イラストレーター/こうじ料理研究家 おのみささん
みそづくりをきっかけに、菌の魅力にはまり、書籍出版、イラストで発酵のよさを伝えている。
『ゆる菌活』(パイ インターナショナル)
善玉菌発酵のノウハウと、それらを使った約40の簡単アレンジを紹介したコミックエッセイ。
・大学教授 高橋信之先生
東京農業大学 食品安全健康学科所属。菌の発酵過程につくられる成分に着目して研究。
そもそも腸活ってなーに!?
体と心に影響する腸の調子を整えること
腸には免疫細胞の約70%が集中していて、腸の調子が悪いと免疫機能もうまく働かず、アレルギーや肌荒れなどの原因に。また、肥満や糖尿病などの生活習慣病も腸内環境と深いかかわりがあるといわれています。さらに、安心感などをもたらす別名"幸せホルモン"セロトニンの生成にも腸内環境が関係。このように、心身に影響する腸内環境を整え、腸本来の働きを活発にさせるのが腸活です。
そのなかでなぜ菌活が大事なの?
腸内環境を左右する腸内細菌は食事の内容で変化
私たちの体をつくる細胞が約37兆個に対して、腸内細菌の数は100兆個以上。近年、この腸内細菌のバランスで腸内環境が左右され、さまざまな影響を及ぼすことがわかってきました。例えば、太っている人とやせている人とでは腸内細菌の数はもちろん、種類にも違いが。腸内細菌はどんな食事をとるかでも変化するため、病気と関係する菌を減らして、体によい菌を増やすことが大事。
おのみささんの、人生変わった菌活ヒストリー
今回菌活の魅力をとことん教えてくれたおのみささんの菌活歴史を、『サンキュ!』のためにご本人が漫画化してくれました!
高橋先生的 善玉菌が増えるとこんなにいいことが!
善玉菌が腸内で優勢になると、腸の調子がよくなり、免疫機能がきちんと働くなど病気の予防に役立ちます。そのほか、善玉菌にもさまざまな種類があってそれぞれ働きが違います。
・やせ体質をつくる
・アレルギーの改善
・生活習慣病の予防
太っている人とやせている人では、腸内環境に違いが。また、将来的には、腸内細菌のコントロールによりアルツハイマー病の予防なども期待されています。
ちなみに……腸内細菌とはまた別に
菌自体が体にいいことをしてくれる!
食べ物が菌の働きで発酵するときにさまざまな物質が発生。その成分自体が体にとてもいいことが続々とわかってきています。
・ナットウキナーゼで血液サラサラ
・骨粗しょう症の予防
・糖尿病への効果
代表的なものが、ナットウキナーゼの血栓予防効果。しょうがこうじで骨粗しょう症予防も!
参照:『サンキュ!』2021年12月号「腸にいい菌を食べるだけ!」より。掲載している情報は2021年10月現在のものです。イラスト/おのみさ 構成/一石沙永加(風讃社) 取材・文/松崎祐子 編集/サンキュ!編集部