気管支拡張症も優先接種者として新型コロナワクチン受けられる?基礎疾患ありってどんな状態?

2021/08/04

サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
先日、新型コロナワクチンの1回目の接種を終えました。
41歳の私、本来なら50歳となる夫より遅い接種の予定でしたが夫より早く接種完了。基礎疾患があると判断されたためです。
そもそも基礎疾患とはどういう状態をさすのかもあわせて、なりゆきを書いていきます。

どんな人が優先接種対象者となるの?

国が定める優先接種者の定義としては、65歳以上の高齢者、高齢者施設等従事者や保育士・教職員などの特殊な職場で働く人のほか、基礎疾患がある人とされています。
基礎疾患の大まかな内容は、接種券の入った封筒に同封されている案内に書かれています。

ただ、この案内の説明では症状がどのような状態であれば該当するのかということまではわかりません。現在、症状が顕在化していない場合はどうなのでしょう。私が悩んだのはそこでした。

私には気管支拡張症という持病があります。
気管支の壁が広がってもろくなり、細菌に感染しやすくなる病気だというのが医師の説明でした。病院に行く前までは咳がひどく、夜は横になって寝ることもできずに壁に寄りかかったまま過ごしたこともあります。

今は毎日抗生物質を飲むことで症状を抑えられているので、咳などがほとんど出なくなってきている状態。通院はしているけれど症状が軽い場合、基礎疾患ありとはみなされないのではないかと思ってしまいました。
そのため接種券が届いても、優先接種対象者としてワクチンを受けることは考えずに2、3週間放置していたのです。

迷った時は電話で相談を

夫とワクチン接種について話していたところ、「コールセンターに電話して相談してみた方がいい」と言われました。気が進まないものの、とりあえず電話で相談。

すると、「呼吸器系の病気があり継続的に通院しているのであれば、優先接種の対象になるはずです。実際に接種するかどうかは当日医師が診断します」との答え。

ならばとネットで予約を申し込むと、スムーズに予約できて驚きました。夫は大規模接種会場の予約すら取れず、四苦八苦していたのを知っていたからです。私なんかが申し訳ないとうしろめたさを感じつつ、接種当日を迎えました。

診察はどんな感じ?

病院に着くと、接種券と予診票を提出。
予診票は子どもの予防接種の時に書くものと大差なく、持病や服薬の有無、アレルギーなどについて書く欄があります。ここに病院で告げられた診断名や処方された薬の名前などを書くことで、診断を担当する医師が接種可能か判断するようです。

私が「現在薬のおかげで目立った症状がないのですが大丈夫でしょうか」と聞くと「問題ありません」との回答。「症状が出ている場合でも、ワクチンの影響で悪化することはありえませんので」と教えてくれました。
どうやら私は「ワクチンで病気が悪化することを心配している患者」と思われたようです。

要するに、症状が強いか弱いかは関係なく、完治していなければ優先接種対象者となりうるようですね。もちろん、ケースバイケースでしょうからはっきりしたことは言えませんが。

その後処置室に回され、注意事項を伝えられた後すぐに注射。わずかに痛みはありましたが、虫に刺された程度でした。
ただ、打って数分後には二の腕のあたりにジクジクとした痛みが。歩いていて壁にぶつけたような痛みです。翌日には階段で転んだかと思うほど痛みが強くなったので、腕の力を使う家事はしばらくできませんでした。

さらに次の日になると腕の痛みは消え、普段通りの生活に。優先接種枠を使うのは勇気がいりますが、自分の体と家族を守るため、該当する方は検討してみてくださいね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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