【連載】おぐらなおみの働きママンビギナーズ 第19回

2017/10/05

コールセンターにオペレーターとして勤務し始めた美久だったが、今後のためにも正社員をめざそうと「薬局の事務・正社員募集」に応募。そして面接結果の連絡が。事務ではなく販売で系列のドラッグストアでの勤務を打診され、迷う美久だったが、契約社員、正社員への道もあり、マニュアル一辺倒ではない接客ができそうと言われて引き受けることにする。認めてもらえるうれしさと「相手の気持ちを考えて動く」ことの大切さを感じる美久だった

前号までのあらすじ

登場人物山村ファミリー

山村美久(34歳)短大卒で就職。25歳で結婚。長女出産をきっかけに退職。現在に至る
山村利光(34歳)営業担当の会社員。基本的には家のことはしたくないタイプ
山村麻貴(6歳)(フツーの)私立幼稚園年長。ちょっとわがままな長女
山村紗絵(5歳)麻貴と同じ園の年中。わが道を行く、マイペースな二女

新しい仕事、新しい生活は、意外と大変だけど・・・・・・

<働きママンはみ出しコラム>

キャリア開発の専門家・上田晶美さんの監修で、毎月「働くこと」「働き始めること」について役立つ情報をご紹介します。
(ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役上田晶美さん)

「ウオーミングアップ」 「練習試合」と 段階を踏むのも大切

体力の面でも家族の慣れの面でも、それまで働いていない期間が長ければ長いほどソフトランディングは有効。再就職後は、お子さんが成長するのに合わせて徐々に仕事の比重を増やしていくのもいいのではないでしょうか。美久さんも、再就職する前には、「土日勤務は困る」と言っていましたが、販売系の仕事では特に土日の勤務が発生する可能性は高いもの。家族の協力を得て新しいフィールドにトライすることも、ステップアップにつながっていくと思います。

子どもが学童に通い始める際には 事前に練習をしておきましょう

子どもが学童に入る前には、家の鍵の取り扱いや1人で留守番する際の注意点などを確認しまし
ょう。特に低学年の場合、鍵をなくすことが多々あります。鍵を入れる場所を決め、大事にしなければいけないことを教えておきましょう。また、親がいないときには友達を家に呼ばないなど、子どもだけで家にいる場合の約束をしておくことも大切です。

成長するにつれて、段階的に 「家での役割」を担えるように

本来、家庭生活は家族みんなで役割分担を行っていくもの。子どもにも成長に合わせた役割を与えていくことが大切です。再就職や転職がそのいいきっかけになるかもしれませんね。子どもと相談しながら、洗濯物の取り込みやたたんでたんすに入れることなど簡単なことから始めていくとよいでしょう。子どもの生活力アップにもよいチャンスなのではないでしょうか。

マンガ/おぐらなおみ

 
 

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