【連載】熟れすぎMANGO VOL.121
2017/10/05
「夫婦」を楽しむちはるのスーパーポジティブY談
楽チン夫婦
結婚5年目。ラブラブとまではいかないけど、まあまあ仲良く夫婦やっています。夫婦円満ってやっぱり何より大切だなあ、と思う今日この頃。今回はそんな夫婦円満の秘訣を私なりに考えてみようかなと思います。
そもそも夫婦は家族になっても他人。夫婦だからといって価値観がピッタリ一緒なんてありえないし、趣味や趣向もそれぞれ違うことが多いですよね。お互いの違いをほじくり出すと、アレもコレも全部違うってキリがなくなっちゃう。趣味や意見の合わないことは、ひとまず見えないとこに棚上げして、共通する好きなことを掘り下げていく方が大切かなと思います。
例えば、音楽。ウチはお互い音楽を聞くのが好きなので、たまにDJ合戦をして遊んだりします。DJ合戦といっても、ただ好きな曲を交互にかけ合うだけなんだけど。私の選曲した懐メロに旦那くんが妙にハマってくれたり、逆に旦那くんが選曲した新しめの楽曲に心をときめかせたり。なんだよーコレーッ!て時々理解不能の時もあるけど、交互に選曲していくのがポイントなのです。
お家ご飯や外食もだいたい交互に選択権を持つことが多いかな。昨日は私が食べたいものだったから、今夜は何食べたい?とか。そうやって順繰りにいつの間にかお互いの好きなものをごく自然に共有できていくのって、夫婦円満につながるのかもしれないですね。
あと友達を共有するってことも大事だなと思います。うちの旦那くんは、私の友達と仲良し。私が出掛けたくない日に友達に誘われたりすると、頼んでもいないのに代わりにウキウキと出掛けて行ったりします。私も彼の友達は好きだし、安心できる。夫婦喧嘩をこじらせたりしても、共通の友達に相談できるのはとても心強いしありがたいことです。自分の友達なのに旦那くんの肩を持たれ、「許してやんな」などと諭されたりすると、そう頑固でもいられなくなってしまう訳で。時として二人の小さくて大きな問題は、早めにその他大勢の笑い話にしちゃった方が乗り越えられる方法が広がるかも。
何より大事なのは「気持ちがいいね」と言い合える瞬間を共有することだと思います。もちろんSEXもそうだし、それだけじゃなくても、季節を心地よく感じたり、景色を穏やかに眺めたり、人の心や言葉に一緒に感動したり、夫婦で気持ち良くなれることは沢山あります。
「今日は気持ちの良い日だった。楽しかったねー」そんな言葉を掛け合える夫婦でいたいなあとつくづく思います。逆に気持ち悪いことには互いに執着せず、大らかに笑い飛ばせる楽チン夫婦でいたいものですね。
文/ちはる
ちはる テレビ、CF、著書の企画、 プロデュースなどで活躍中。12年、14歳年下の旦那くんと再婚。目黒でカフェ「チャム・アパートメント」を経営。