【連載】おぐらなおみの働きママンビギナーズ 第22回

2017/10/06

コールセンターのオペレーターから正社員をめざしてドラッグストアでの販売のパートに転職した美久。忙しさに紛れて、店長から頼まれた仕事を忘れて帰宅してしまったことに気づく。翌日、気まずい思いをし、他のアルバイトが「気楽に辞められるのがバイトのいいところ」と言っていたことが頭をよぎるが、「仕事の失敗は仕事でお返しするしかない!!」と前向きに気持ちを切り替えるのだった

前号までのあらすじ

登場人物山村ファミリー

山村美久(34歳)短大卒で就職。25歳で結婚。長女出産をきっかけに退職。現在に至る
山村利光(34歳)営業担当の会社員。基本的には家のことはしたくないタイプ
山村麻貴(6歳)(フツーの)私立幼稚園年長。ちょっとわがままな長女
山村紗絵(5歳)麻貴と同じ園の年中。わが道を行く、マイペースな二女

ママが働くことについて、パパは本当のところどう思ってる?

<働きママンはみ出しコラム>

キャリア開発の専門家・上田晶美さんの監修で、毎月「働くこと」「働き始めること」について役立つ情報をご紹介します。
(ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役上田晶美さん)

「女性の社会進出」に、 夫はピンとこないことも?

今や「『女性の社会進出』は、社会全体で進めていくべきこと」という認識は当たり前ですよね。とはいえ、それが自分の家庭のこととなるとピンとこない男性がいるのも事実です。特に実家の母親が専業主婦だった場合、妻が働くことが「普通」ではないことに思えて、「妻を働かせている」「妻を働かせてやっている」というような発言につながるのかもしれません。

「大した給料でもないのに」 に、どう対応する?

妻の仕事に対して、「大した給料でもないのに」「そんなに大変なら辞めたら?」と夫に言われたということもよく聞く話です。とはいえ、夫の給料が妻の給料分上がるかというと無理な話ですし、給料をもらう以上、多少大変なことがあるのは仕方のないこと。今のご時世、給料の額が逆転したり、逆に夫がリストラに遭うことだってあるかもしれません。リスクヘッジのためにも自分の仕事は、大切なことだと夫に話してみてはいかがでしょうか。

仕事の話をお互いに 共有することもおすすめ

一口に「仕事」といっても、内容はさまざまですし、自分の仕事以外は経験しないとわからないもの。妻の仕事についても、夫はいまひとつピンときていないのでは。差し支えない範囲で、どんな仕事でいつ、どのように大変な時期があるかなど共有しておくと、責任を持って仕事をしている様子を理解してもらえますし、自分が忙しいときのフォローもしてもらえるかもしれません。

マンガ/おぐらなおみ

 
 

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