親子の会話は「座る位置」で変わる!?オススメの座り方は…

2021/12/08

あなたはお子さんと話すとき、「正面」「斜め」「隣」、どこに座りますか。じつは、話しやすさは、座る位置で変わるんです。

子育て・心理分野を得意とするチャイルドコーチングアドバイザーの山名美穂さんに、座る位置によって変わる、それぞれの話しやすさの特徴を教えてもらいました。

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できれば避けたい「正面」

話しやすい雰囲気をつくるという意味で、避けたいのが「正面に座る」です。視線がぶつかり、敵対するような印象を受けます。警戒心が生まれやすくもあります。

大人と真向かいの場面は、面談やお説教を彷彿とさせますよね。子どもの本音をじっくり聴きたいときは、緊張や委縮を招きやすい正面に座るのはやめておきましょう。

話しやすい「斜め」の位置

子どもとの会話におススメなのは、「斜めに座る」です。上の絵のような、90度の位置をイメージしてください。

この角度だと、目を合わせることもできるし、自然に視線を外すこともできます。目線に「逃げ場」があるので、精神的にも楽です。

話しやすい雰囲気を作るには、「斜め」の位置に座って。お母さん自身もリラックスして、お子さんの話を聴けますよ。

親密な「隣り合わせ」

距離が近くなるのが「横並び」。親しい間柄でないと、落ち着きにくいという特徴があります。

いわゆるカップルシート状態。思春期のお子さんと話すときや、まじめな話をするときは、ちょっと近すぎると感じるかもしれませんね。

もちろんお子さんがくっついてきたら、ピッタリ隣に座って甘えさせてあげてください。

家でも「席替え」をしてみない?

みなさんのご家庭では、食事の際、誰がどの席につくか決まっていますか。ご家族にとって、一番効率的な席順で固定されているかもしれませんね。

それを、ときどき「席替え」で変えてみませんか。

上述の通り、座る位置は相手に対する気持ちに影響します。

兄弟姉妹がいる中、ひとりだけが親と距離を感じがちな正面に座り続け、ひとりだけが隣にべったり……と、知らぬうちに温度差が出てしまうのはいやですよね。

気落ちしている子を隣に座らせ、寄り添う。ケンカ中の子は、斜めの位置に。お子さんの様子を観ながら、対応できるといいと思います。

気分も雰囲気も変わる席替え、家族でやってみてください。楽しいですよ!

■執筆/山名美穂…子育て・心理分野を得意とするチャイルドコーチングアドバイザー、LABプロファイル(R)プラクティショナー。子育てを楽にするメソッドを発信している。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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