居間で疲れた母親と泣いている赤ちゃん

専門家に聞く!イヤイヤに振り回されない4つの心得!

2022/03/20

イヤイヤを乗りきるにはどうしたらいいのでしょうか?先輩ファミリーと汐見先生のアドバイスから、お子さんに効く対処法を探ってみましょう。

<お話をうかがった先生>
汐見稔幸(しおみとしゆき)先生
東京大学名誉教授。専門は教育学、教育人間学、保育学、育児学。保育者による本音の交流雑誌『エデュカーレ』編集長でもある。NHK「すくすく子育て」などに出演中。『さあ、子どもたちの「未来」を話しませんか』2017年(小学館)、『汐見稔幸 こども・保育・人間』2018年(学研)など著書多数。

イヤイヤ期は誰もが通る道。上手にかじ取りしながら乗りきっていきましょう

泣いている子供
maroke/gettyimages

子どもは本来、意欲が旺盛で、失敗しても満足するまで挑戦しようとします。好奇心を満たせばある程度おさまった2歳前までと違って、この時期のイヤイヤを乗りきるには少し時間が必要。おうちのかたが困ることも多いでしょうが、子どもの心や体は成長している大切な時期です。叱ったり、抑えつけたりするとイヤイヤが激しくなるので、自己主張させつつ、上手に付き合うことが大切です。
成長とともに、感情をコントロールできるようになり、反抗期も落ち着いてきます。おうちのかた自身が心に余裕をもって、上手にかじ取りしていきましょう。

イヤイヤに振り回されない!4つの心得

1 外出の準備など、何でも早めに取りかかる!

2 好奇心を満たす体験をたくさんさせる。

3 子どもの気持ちを受け止めて、共感する。

4 興味をもつ前に先回りして教えない。

先輩ファミリーの「うちは笑って乗りきった!」

日本の母と子
kazoka30/gettyimages

●息子が「イヤイヤ」状態になったら、息子のまねをすると、私を見て笑い出し、イヤイヤが短く済みました。(群馬県/しのっち)

●昼寝をしたくなくて転げ回っている姿があまりに愉快でビデオ撮影していたら、いつしか娘も大笑い。なぜ泣いていたのか自分でもわからなくなったみたいです。 (千葉県/ゆうかママ)

●息子と同じ年の姪っ子と、ふたりでイヤイヤ状態に…。手を見ると、息子は縦振り、姪は横振り。しぐさが千差万別でおもしろい。(大阪府/だいちゃん)

●「イヤ!」と言うときのかわいいポーズを決めておきました。律儀にそのポーズをしてくるのが、何だかかわいくて許せます。(大阪府/asaki)

●歯みがきなどをいやがって逃げるときは、「◯◯ちゃん捕まえた~!」と、誰もいない空間をキャッチ。子どもがキョトンとしたら、「…って、あれ?いなかったぁ~!!」と言うと大爆笑。そのあとはノリノリでみがかせてくれます。(東京都/ぺこぱん)

●「ふん!」と怒っている娘に、「今の"ふん!"がかわいかったから、もう1回やってよ」と何度も頼んでいたら、いつの間にか娘も笑顔に!(愛知県/ガオガオかあちゃん)

●「こんなに大きな泣き声が出せるようになったんだな」と思うと、イヤイヤも成長のひとつとして受け入れられます。(静岡県/るこ)

※取材時の情報です。

参照:〈こどもちゃれんじ〉

 
 

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