イヤイヤ期!親がイライラしない&長引かせないポイント3
2022/03/22
1歳後半頃の「イヤイヤ」に、イライラせずに対応するポイントを、岩立先生にアドバイスしていただきました。3つのコツをマスターして「イヤイヤ期」を乗りきっていきましょう!
<お話をうかがった先生>
岩立京子(いわたてきょうこ)先生
東京家政大学子ども学部子ども支援学科教授。専門は発達心理学、幼児教育。主な監修に『しつけ』NHK出版)など。1男1女の母でもある。
1 落ち着くまで、そばにいて待つ
子どもがかんしゃくを起こしている間は、声をかけてもイヤイヤをなだめられないことも。でも、放っておくのではなく、見守りつつ落ち着くのを待ったうえで、「イヤだったのね」など、「あなたの気持ちがわかるよ」と伝えましょう。
2 わかりやすい言葉で言い聞かせる
「そんなことしたら、お友だちがえーんって泣いちゃうよ」など、わかりやすい言い方を選び、タイミングを計って、だめな理由を説明しましょう。今から言葉で言い聞かせることで、だんだん言葉で納得できるようになっていきます。
3 子どもの気持ちの切り替えを手伝う
全力で駄々をこねる状態は、長く続きません。落ち着いてきたら、抱っこしたり、遊びに誘ったりして、気持ちを切り替えられるようにしましょう。おうちのかたに手伝ってもらって気持ちを立て直す経験を積むことで、徐々に気持ちをコントロールできるようになっていきます。
イヤイヤ期、わが家はこうして乗りきった!
●かんしゃくを起こしている最中は無理して伝えない
イヤイヤは2歳がピーク、2歳2カ月頃終息。イヤイヤ爆発中はまったく話を聞かないので、大きな声を出してまで、無理して話さなくていいと思います。余裕がないときはどうしてもイライラして怒ってしまいますが、できるだけ冷静に、子どものペースに巻き込まれないようにしました。(東京都 akika)
●子どもの昼寝中に気晴らししました
すごくつらいし、イライラもピークになるし、非常に疲れますよね。せめて子どもの昼寝中などには、自分のしたいことをしようと思いました。私は夫に頼んで前日に買ってきてもらったデザートをこっそり食べて、気分転換をしていましたよ。(長野県 きゃんでぃ)
叱りがちな時期だからこそ、ふだんの子どもをたくさんほめて
楽しい時間を大切に。
イヤイヤ期はかんしゃくなどのトラブルに目がいきがちですが、この時期はふだんの時間をどう過ごすかが、実は大切です。
機嫌のいいときに一緒に遊び、スキンシップを楽しんで、「いっぱい食べたね」「いいうんちが出たね」などと、子どもをたくさんほめましょう。
「イヤイヤ」のときも、大好きなおうちのかたの言葉なら、子どもは徐々に聞けるようになります。親子の信頼関係をさらに育てていくことが、子どもの「イヤイヤ」解消にもつながっていきます。
※取材時の情報です。
参照:〈こどもちゃれんじ〉