体調が悪い時の「夕ごはんは簡単なものでいいよ」夫からのイラっとワードはこう言い返そう!
2024/03/17
夫は"こう言ったら妻がどう思うか"想像がうまくできず、無邪気に失礼な言い方になってしまうことも。同じ土俵に立たず、穏やかかつ具体的に返答を!毎日のストレスが減る受け答えの秘訣をご紹介します。
<教えてくれた人>
公認心理師 大野萌子さん
カウンセラーとして2万人以上にコミュニケーション指導を行い、"生きやすい人間関係を創るスキル"を学ぶ講座も開催。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑』(サンマーク出版)。
朝ごはんの時点でもう夕ごはんを聞いてくるとき
【夫】今日の夕ごはんは何?
【妻】まだ決めてないよ。
→夫に深い意味はない。プレッシャーに感じないで
「もう夕ごはんの話?きちんとしたものを作らなきゃ」と妻は重荷に感じるけど、夫にとって「今日は寒いね」くらいの軽い問いかけ。深い意味はないので「決めてない」でOK。
子どものことを相談したとき
【夫】君に任せるよ。
【妻】一緒に考えてほしいな。
→以前、夫の意見を否定したことはない?
妻に任せると言う夫は「以前妻に何か言ったら反発された」という人が多いよう。あらためて「一緒に考えて」と伝え、夫の意見には「そう思うんだね」といったんは受け止めて。
【妻】●●買ってきてね、気づいたらお願いね。
家事を自分ごとととらえておらず、「当然妻がやるもの」という人ごとスタンスにムカっとするけれど、ここはあえて「♡」な感じでお願いして。そのほうが後々ラクですよ。
子どもが小さいのに休日の予定を勝手に決めてくるとき
【夫】今度の休みはゴルフ行ってくる。
【妻】事前に相談してね/休日は一緒に育児をしてほしいな
→アプリでもいいのでカレンダーを共有しよう
特に子どもが小さいうちは、夫婦の協力が重要な問題。切実さを夫にわからせるためにも夫婦で予定を共有し、「今はスタンドプレーが禁物」なことを客観的に伝えて。
妻が疲れていたり体調が悪いとき
【夫】夕ごはんは簡単なものでいいよ。
【妻】大変だからおべんとうを買ってきて。
→簡単なものでも大変なので断ってよし
「鍋でいいよ」「カレーでいいよ」の"で”にイラっとする妻多し。夫はその機微が案外わかっていないもの。ムリして作らず、「おべんとうを買ってきて」など具体的に説明をしよう。
ちなみにまだまだあった!夫からのイラっとワード集
・(料理の感想に)うん。まぁ。食べれる。
・おまえって、ほんっとに●●だね!
・(家事はしてくれないが)疲れているなら早く寝たら?
・(夕ごはん)何でもいい。(外出)どこでもいい。
・そんなこと、母親の仕事だろ?
子どもへの3大NGワード
アンケートによると、ほとんどのママがつい言ってしまうのがこの3大ワード。実は子どもには逆効果。言い方を少し変えるだけで変わります。
【×】勉強しなさい!
【○】勉強しよう
→子どもへの声かけは「Let's」が基本
子どもへの声かけは「Let's~(~しよう)」が基本。一緒に勉強しなくても、勉強道具の準備を子どもとしたり、「どう?」と声をかけてあげるだけでも◎。やる気になってくれます。
【×】早くして!
【○】●時までにしようね
→「早く」では伝わらないし使ってはいけないNGワード
「早く」がどのくらいか子どもにはわかりません。「8時までに靴をはこうね」「あと5回したら帰ろうね」と期限を具体的に。ただ急かすだけでは、子どもの自主性が育ちません。
【×】片づけて!
【○】本を本棚にしまおう/ペンをこの箱に入れよう
→何をどこにしまうかを教えて
「片づけて」、「気をつけて」、「ちゃんとして」は子どもにはわからないあいまいワード。何をどうしたらいいのか、できるだけ具体的に言いかえるのが伝えるコツです!
※サンキュ!モニターアンケートより(21年10月実施、回答者数206人)
参照:『サンキュ!』2022年3月号「妻と夫のNGワード、こう言い換えよう」より。掲載している情報は2022年1月現在のものです。イラスト/Nobby 構成/岡部さつき(風讃社) 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部