【連載】おぐらなおみの働きママンビギナーズ 第33回
2017/12/14
出産後、専業主婦をしていた美久は、再就職しコールセンターのオペレーターに。オペレーターの仕事に不満はなかったが、「やはり正社員になりたい」と一念発起して、転職活動をした。薬局の事務の正社員に応募するも不合格。しかし、「パートなら採用できる。パートから正社員になる道もある」と聞いて系列のドラッグストアで販売のパートに。仕事も家庭もバタバタの毎日を送っている
前号までのあらすじ
登場人物山村ファミリー
山村美久(34歳)短大卒で就職。25歳で結婚。長女出産をきっかけに退職。現在に至る
山村利光(34歳)営業担当の会社員。基本的には家のことはしたくないタイプ
山村麻貴(6歳)(フツーの)私立幼稚園年長。ちょっとわがままな長女
山村紗絵(5歳)麻貴と同じ園の年中。わが道を行く、マイペースな二女
相次ぐ子どもの病気に心が折れそう・・・・・・
<働きママンはみ出しコラム>
キャリア開発の専門家・上田晶美さんの監修で、毎月「働くこと」「働き始めること」について役立つ情報をご紹介します。
(ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役上田晶美さん)
そろそろ冬の感染症の季節。 まずは大人が予防を万全に
秋から冬にかけては寒暖の差が激しくなり、体調をくずしやすくなる季節ですね。感染症で家族が皆倒れて「子どもが保育園からもらってきちゃって」という声もよく聞きますが、実は、大人が「もらってくる」率が高いという説も。「体調が悪いのに我慢して出社(外出)」↓「満員電車で菌をばらまく」ことが多いそうです。まずは、大人がうがい・手洗い・消毒ジェルを帰宅後の習慣にしましょう。
「子どもの病気」や「職場への迷惑」で 自分を責めるのはやめましょう
ほとんどの職場は、急に休むとなるとまわりに迷惑をかけることになりますから、子どもが体調をくずしたときに「困ったな」「こんなときに」とまずは仕事の都合を考えてしまうのは無理もないこと。さらに美久さんのように「家にいられれば、もっと早く子どもの不調に気づけたかも」とも思いがちですが、家にいたとしても、子どもの不調にすぐ気づけたかどうかはわかりませんよね。自分を責めるのはやめ、子どもにも、職場にも、できる範囲で精いっぱいフォローをすればOKです。
先輩働きママンに気持ちを 打ち明けてみて
小さい子どもがいたり、働き始めて間もなかったりすると、毎日がいっぱいいっぱい。つい、「自分が働いてさえいなければ」とマイナス思考になってしまいがちです。そんなときは、先輩働きママンに話を聞いてもらいましょう。みんなが通ってきた道であり、悩みも共通かもしれません。話すだけでも気持ちが落ち着きますし、先輩働きママンからも自分の経験やちょっと違った視点からのアドバイスをもらえると思います。
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