【連載】おぐらなおみの働きママンビギナーズ 第36回
2018/02/02
出産後、専業主婦をしていた美久は、再就職しコールセンターのオペレーターに。オペレーターの仕事に不満はなかったが、「やはり正社員になりたい」と一念発起して、転職活動をした。薬局の事務の正社員に応募するも不合格。しかし、「パートなら採用できる。パートから正社員になる道もある」と聞いて系列のドラッグストアで販売のパートに。仕事も家庭もバタバタの毎日を送っている
前号までのあらすじ
登場人物山村ファミリー
山村美久(36歳)短大卒で就職。25歳で結婚。長女出産をきっかけに退職。現在に至る
山村利光(36歳)営業担当の会社員。基本的には家のことはしたくないタイプ
山村麻貴(8歳)(フツーの)私立幼稚園年長。ちょっとわがままな長女
山村紗絵(7歳)麻貴と同じ園の年中。わが道を行く、マイペースな二女
「これはチャンス?」正社員への道
<働きママンはみ出しコラム>
キャリア開発の専門家・上田晶美さんの監修で、毎月「働くこと」「働き始めること」について役立つ情報をご紹介します。
(ハナマルキャリア総合研究所 代表取締役上田晶美さん)
今や、「人生100年」の時代。この先の人生を考える機会を
「人生100年」と考えると、この先、どう生きるかを考えることはとても大切。ミサキちゃんのママが言うように「今がいちばん若い」ですし、「もう年だし」と自分でハードルを設けるのはもったいないこと。まだまだ活躍できるはずです。まずは、「できること」「やりたいこと」を明確にして、「世の中のニーズ」と重なることの情報の収集を。そうすることが活躍の新たなフィールド探しにつながっていきます。
再就職も転職も情報戦。ネットワークを広げておいて
再就職も転職も、求人側はできるだけ早く、広告などの費用をかけずに採用したいことが多いもの。ということは、「知り合いからの紹介」というルートはかなり狙い目です。その職場に勤めている人からの紹介であれば、どういった雰囲気の職場か、どういった人を探しているかなどの情報も得られます。日ごろから仕事を探している旨を周囲に話しておくと自然に情報が集まってくるものです。
就職は若くても悩む時代。大学生に負けない覚悟で
一時期に比べて求人は増えてきたといわれますが、今の大学生は30社以上応募するのが普通です。再就職、転職を考えるなら、それに負けないくらいトライする覚悟を持つべき。新聞、雑誌やネットの情報だけでなく、合同説明会に足を運んだり、知り合いのつてを探したりと対面での情報も積極的に集めていきましょう。
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