【連載】わたしたちも働きママン! 第3回
2018/06/19
雑貨・ギフトショップで販売員パート。夫(29歳)、長男(3歳)の3人家族。第2子妊娠中
今回登場する読者は……中村由貴乃さん(仮名) (愛知県 29歳)
中村さんの働きママン・ヒストリー
薬科大学を中退し、動物病院の受付、診察補佐のパートに。25 歳で結婚、妊娠して退職。26 歳で長男を出産。長男が1歳4カ月のときに販売員のパートを開始
不利でもあきらめない 再就職大成功!
今回登場した読者・中村由貴乃さんの 「これが知りたい」 Q &A
育休後の職場復帰は、働きママンにとって大きな問題ですよね。中村さんの今の悩みに専門家がアドバイスします。
<アドバイスは・・・ハナマルキャリア総合研究所上田晶美さん>
大学卒業後、流通会社へ就職、出産を機に退職し、94年より日本初のキャリアコンサルタントとして活動。3人の子どもを育てながら活動し、12年より、株式会社ハナマルキャリア総合研究所代表取締役に。
Q:出産後、勤務時間を変更したい。 どう交渉したらいいですか?
A 感謝を伝えてから、店に貢献する姿勢をアピール
勤務時間など採用時の条件については交渉の余地があります。なぜならもう新人ではなく経験者として優遇されることを期待できるから。交渉の秘訣は、①産休・育休を取れることへの感謝を伝える②店に貢献したいという姿勢で話す③できるだけ長く働きたい意志を伝える、の3ステップで話すこと。感謝の言葉でお互いの心を開き、店側にとっても役立つ人物だということをアピールできます。
Q:交渉はいつしたらいい? 産休前? 復帰前?
A 長く働きたいなら産休前に伝えよう!
「その仕事をどのくらい続けたいか」で、伝えるタイミングは変わってきます。10年くらい長く続けたいなら、その気持ちも含めて、産休前から店長に話しておくほうがいいですね。店側にも人員配置の予定があるためです。それほど長く勤めるつもりがないのなら、遅くとも復帰する2カ月前に言えば問題ないでしょう。産休前は店の担当者に聞かれたら答えるというスタンスでOKです。
取材・文:神坐陽子
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