【子育て相談】不登校の子どもの勉強の遅れが気になる!学校にももっと積極的にサポートしてもらいたい!

2022/06/01

子どもが不登校になると、勉強の遅れが心配になりますよね。今回は「不登校の子どもの勉強の遅れをなんとかせねば!」と悩む親御さんのご相談にお答えします。

子どもの不登校経験から、ママも子どもも前向きでハッピーになる生き方の著書を出版。心理カウンセラーの資格を持つrikaさんに教えてもらいました。

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不登校ママのご相談『勉強の遅れについて』

「中学生の子どもが完全不登校になり3ヶ月経ちました。学校には行きたがらず、勉強についてもやる気はなく全くしていません。

学校からは、今は無理せず休ませて見守ろうと言われています。勉強の遅れが気になるので、学校には補習などで助けてほしいのですが、学校側が何かしてくださる様子はなく困っています。」

今回寄せられた、このお悩みについて考えていきたいと思います。

勉強の遅れは取り返せます!

まず、勉強についてですが、
勉強はやる気がなく全くしていない。
学校には補習などで助けてほしいが何もしてくれないから困っている。
と相談には書かれていますが、相談者さまが学校に何か対応を求めるのは、お子さんに勉強をさせたい!という思いがあるからだと思います。

しかし、前提として、息子さんは勉強をやる気はありません。

私は不登校ママとよくお話しますが、のちに意欲が出てきてきた子の行動力については皆さん以下のようにおっしゃっています。

学校や塾など、周りから勉強するように散々促してもらっても全く勉強しなかったのに、意欲がわいてきて、「いざ、『やる!』と本人が決めたら、どんどん自力で勉強しだした」「『塾に行きたい』と言ってきた」など。

「教科書を開いて一から読み直したり、本屋さんで参考書や問題集を買い出した」「学校の授業プリントが欲しいと子ども自ら先生に連絡した」という話もあります。

このような話は本当によく聞きますし、うちの息子もそうでした。

「勉強する!」と決めたら、自分で意欲的に取り組み、YouTubeの授業動画や参考書を使って一人で勉強をしていました。そして、理解できないことについては、さらに遡って小学生で学習した単元の復習から取り組んだりもしていました。

そんな息子を見て、これこそが勉強だなと私も実感したことを覚えています。子どもはエネルギーがたまって意欲が湧いてくると、そんな風にしてどんどん行動していきます。

学校のサポート

「学校からは、今は無理せず休ませて見守ろうと言われ、補習などもしてくれず困っている」ということですが、学校側は、勉強について、本人の意欲とやる気が伴っているならば、先生も進んでサポートしてくださるのではないかと思います。

今はまだお子さんの心をしっかり休める時で、補習などの学習をサポートする段階ではないと判断されたのかもしれません。

大切なこと

子どもが不登校になったら、親は焦ります。「勉強の遅れはどうしよう。学校もしっかりサポートしてほしい!」

このような悩みは、また学校に復帰することを考えて、気にしてしまうのは当たり前のことです。

しかし、周りからいくら働きかけても、補習のスケジューリングをしても、肝心の子どもが勉強への意欲ややる気を持っていないと意味がありません。

そのためにも、まずはしっかり休ませること。これが大切です。心が元気になると、意欲ややる気が勝手に湧いてきます。

そのような状態になってから必要なサポートをしてあげられれば大丈夫。焦りすぎる必要はありません。

■執筆/rika…ハッピーママサロン「rika's cafe」を主宰。子どもの不登校経験から『子どもが不登校になったら読む本ーすべて解決できる笑顔の処方箋』(clover出版)を執筆。ママも子どもも前向きでハッピーになる生き方を発信している。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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