「顔天才」チャ・ウヌの初時代劇『新米史官ク・ヘリョン』あらすじ/見どころは?韓ドラマニアが徹底解説!

2022/12/01

「顔天才」として日本でも若者を中心に絶大な人気を誇るチャ・ウヌ。所属しているアイドルグループASTROでもビジュアル担当・不動のセンターとして特別な存在感を放っています。

そんなチャ・ウヌが初めて挑んだ時代劇作品が『新米史官ク・ヘリョン』。文学を愛する若く心優しい皇子を、愛嬌たっぷりに演じています。

韓ドラマニアで韓国ドラマライターのJUMIJUMIさんに、『新米史官ク・ヘリョン』のあらすじや見どころを徹底解説してもらいましょう!

韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極...

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あらすじ:自分らしく生きる女性史官の奮闘を描いたフィクション時代劇!

舞台は19世紀の漢陽(現在のソウル)。

読書好きで特に西洋書をこよなく愛し、ガリレオを尊敬しているちょっと変わり者のク・へリョン(シン・セギョン)。この時代では結婚適齢期を過ぎた26歳ですが、本人に結婚する気は全くありません。

一方、王位継承第二位のトウォン大君ことイ・リム(チャ・ウヌ)は、<メファ>というペンネームで恋愛小説を書いていました。その小説が都でベストセラーになっていると知り、読者の反応を直接見ようと宮殿を抜け出したリムは、書店で自分の小説を読んでいたへリョンに心を奪われます…。

しかしへリョンに感想を聞いてみると、「紙がもったいないほどつまらない」とけなされてしまい最悪な出会いとなります。

へリョンの将来を心配した兄ジェギョンは政略結婚の準備を進めていました。しかしどうしても結婚したくないへリョンは結婚式当日に逃走し、朝鮮初の女性史官の試験を受けて見事合格!現代でいうキャリアウーマンの道を選び、へリョンは宮廷内での出来事を記録し朝鮮王朝実録を編纂する史官として働き始めます。

しかしそこに待ち受けていたのは男性ばかりの階級社会。女性というだけで下に見られ、いびりとも言える厳しい指導を受ける毎日です。

さらに悪縁だったリムと宮廷で再会し、皇子だったことを知ったへリョンは大ピンチ!?陰謀渦巻き問題が次々起こる宮廷で、へリョンは女性史官として道を切り拓くことができるのでしょうか!

見どころ:ラブコメディ&時代劇版お仕事エンターテインメント!

時代劇だけど重くない!楽しく見られてトキメキもいっぱい!そして勇敢な女性へリョンに、あなたもきっと背中を押されることでしょう。

見どころ1:女性も惚れるカッコ良さ!信念を貫く勇敢な女性ク・へリョン!

出典:Amazon

圧倒的な男性社会で、どんなに知識や能力があっても女性にはそれを活かす機会が与えられなかった時代。必死に花嫁修行をして少しでも家柄の良い男性と結婚をすることが、女性たちの夢であり生きる道でした。

しかし幼い頃から好奇心旺盛で探究心の塊のようなへリョンは、そこに幸せを見出すことができません!

女性史官として働き始めますが、男性社会の宮廷では試練の連続…。しかしへリョンは上司たちの嫌がらせにも負けん気の強さで対抗し、豊富な知識と実力で黙らせることも!史官としての信念を貫こうとするあまり命の危機に晒されても、そこで屈することはありません。

へリョンの言動が、理由もなく見下されていた女性たちの生き方を変えていくのです。

多くの人と違う道を選ぶことや、自分の意見をはっきり述べることは、今の時代でも勇気のいることです。あと少しの勇気が欲しい方がいたら、ぜひへリョンの生き様に触れて頂きたいと思います。

見どころ2:悪縁から愛に発展!?恋愛経験ゼロの皇子に胸キュン!

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イ・リムは王位継承第二位の皇子ですが父親である王に厄介者扱いされ、幼い頃から広い宮廷の片隅で孤独に暮らしていました。世子(王位継承者)である兄ジンとは良い関係を築いているものの、文学だけが心の拠り所であり、唯一外の世界と自分を繋げてくれるものでした。

メファというペンネームで書いた小説は都で大ヒットし、正体不明の人気恋愛小説家となりますが、実はまだ恋愛経験のない20歳の若き皇子です。

へリョンとは最悪な出会いを果たしますが、意思を強く持った勇ましさに次第に惹かれていきます。しかし恋愛経験がないせいで上手くアプローチができないどころか、年上のへリョンの方が何枚も上手です。

内官や女官にアドバイスを求める初々しさ、そこから逞しく成長を遂げていく姿が胸キュンポイント!

しかしある日、王命でリムの婚姻が進められることになります。良い家柄の娘が集められ、リムの気持ちとは関係なく進められる結婚準備。リムとへリョンの想いはどうなってしまうのでしょうか…。

見どころ3:それぞれが抱える秘密。大きく動き出す運命。

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前半はお仕事エンターテインメント要素が多いですが、後半は2人の運命や宮廷そのものを覆すほどストーリーが大きく動いていきます。

そこには登場人物がそれぞれ抱えている秘密が関係しています。

リムを宮廷の片隅に隠そうとする王の秘密は?密かに誰かと内通する大妃(リムの祖母)の秘密は?そしてへリョン自身にもずっと隠してきた過去の秘密が…。

それが全てつながったとき、へリョンとリム2人の運命だけではなく、宮廷や漢陽までをも揺るがすような展開に!
どんな結末を迎えるのか…話が進むほど目が離せなくなります!

筆者の感想:現代女性も共感できる、爽やかで胸熱な時代劇!

韓国の時代劇ドラマは話数も多く、処刑や戦などでたくさん人が死んでしまったり、少し重い印象があります。しかし本作はフィクション時代劇でコメディ要素も多く、ロマンス要素も仰々しくなく軽やかに描かれているので、「時代劇は苦手」という方にもお勧めしたい作品です。

たくさんの壁にぶつかりながらも理想の自分になるべく、未来を模索し前に進んでいくク・ヘリョンという女性の生き様は、現代の女性たちと通じ共感できる部分も多いのではないでしょうか。そしてへリョンと共に未来を切り拓こうと立ち向かう人々に、胸が熱くなりました。

へリョンを演じたシン・セギョンは媚びることのないカッコ良さと美しさを持ち合わせた女優だと思います。本作でもへリョンの持つ「静」の強さと美しさを見事に表現していました。

どんな出来事にもうろたえることなく、全ての所作が落ち着いているところ。たくさんの言葉で取り繕うのではなく、心に届く一言を選べるところ。それは常に揺るがない信念と心の豊かさがあるから成せることなのでしょう。

筆者はそんなク・ヘリョンという女性に、憧れにも似た感情を抱きました。

ロマンス要素に関しては、強く賢い大人な女性とまだ若い未熟な皇子という、時代劇では珍しい歳の差カップル!へリョンの方が積極的でいつもどこか余裕があり、リムがリードされている様子がとても微笑ましく目を引きました。
また文学を好み教養の深い2人の会話にはたくさんの四字熟語が飛び交うなど、とても「粋」な雰囲気なのも魅力です。


チャ・ウヌはその他の主演作品『私のIDはカンナム美人』『女神降臨』では、あまり感情を出さないクールな役を演じていますが、本作ではとびきり弾けた笑顔など愛嬌たっぷりな表情をたくさん見せてくれています。

「顔天才」の整った顔だけでも十分見応えがあるのに、そこに愛嬌まで加わったら反則ですね。

ぜひともチャーミングなチャ・ウヌの魅力を満喫しながら、最後まで楽しんで頂きたいと思います!

『新米史官ク・ヘリョン』は2022年12月1日現在、Netflixにて視聴可能です。

■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明をするだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムはjumistyle99。

 
 

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