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かぜの引き始めにのどが痛くなる人、のどの違和感から体調の変化に気づく人など、「かぜがのどから来る」タイプの人は、のどの炎症を抑える漢方薬を試してみませんか? 漢方薬は眠くなる成分が入っていないから、気になったときにすぐに飲めて、早めの対策ができるのも助かるんです!
銀翹散(きんぎょうさん)が、かぜの引き始めののどの炎症などに効くのはなぜ?「葛根湯」とはどう使い分けたらいい?
監修/山本政春さん(クラシエ薬品学術担当)
ヘルスケア学術部員として薬局・薬店・ドラッグストア向けに漢方の基礎から応用までの勉強会を定期的に開催。SNSなどで一般消費者へ情報発信し、漢方の普及に寄与。病気の原因からそのメカニズム、治療法、漢方薬の選定、日常生活での食事指導まで、一貫した理論とそれに応じた実践に力を注いでいます。
かぜの引き始めにのどが痛むタイプの人におすすめの「銀翹散(ぎんぎょうさん)」
「銀翹散」は、消炎作用・鎮咳などの薬効を持っています。体の熱を冷ます働きがあり、のどが赤く腫れて痛むタイプのかぜ症状によく効きます。かぜを引くときに、のどの痛みから始まりやすい人におすすめです。単に消炎効果が高いだけでなく、粘膜保護修復作用・排膿(はいのう)作用等も併せ持っているので、咽喉痛の症状を速やかに改善するのに役立つ漢方薬です。
「銀翹散」は少し清涼感があるので、ゆっくりのどを通すように飲むとよいと言われています。漢方薬の味が苦手な人は、ハチミツをお湯に溶かして一緒に飲むといいでしょう。
漢方薬はかぜの引き始めのタイプによって飲み分けるとより効果的
漢方薬は、かぜの引き始めのタイプによって使い分けることができます。かぜの引き始めにのどが痛いときは「銀翹散」、かぜの引き始めにさむけが強いときは「葛根湯」と覚えておくといいでしょう。さらに、症状の出方によって以下のように使い分けることができます。
のどの痛みにおすすめの養生食とは?
のど痛みにおすすめの食養生をご紹介します。夏野菜の一つ、きゅうりなどのウリ科の野菜には高い解熱作用があり、のどが腫れて痛いときのケアにおすすめの食材です。手に入れやすく、使いやすい食材なのも高ポイント。
果物では梨がおすすめです。水分をたっぷり含んだ梨には、体の熱を冷まし、ほてりを鎮める性質があります。秋口になると、乾燥によりのどの不調が出やすい人もいると思います。そんなときは旬の梨をとり入れて、のどの養生をお試しください。
のどが痛いときに、辛い物や刺激物などの熱性の物は避けるようにしましょう。
Q 漢方薬と総合感冒薬を一緒に服用してもいいですか。
A 「葛根湯」や「銀翹散」などの漢方かぜ薬と総合感冒薬(かぜ薬)は、同じ目的に使用されます。そのため基本的に併用は控え、そのときいちばんツライ症状に合わせて薬を選んでいただければと思います。
Q 飲んでも、眠くなりませんか?
A 「銀翹散」には眠くなる成分は入っていません。かぜの引き始めは無理をせず体を休めることが大切ですが、仕事や家事などでなかなか休めないときもありますよね。そんなときは、眠くなる成分が入っていない漢方薬が強い味方に。車の運転をする場合なども、適しているでしょう。
Q 漢方かぜ薬について、効果的な飲み方はありますか。
A コップ1杯程度の「水」(または白湯)での服用をおすすめします。水の量が少ないと薬剤が溶けるのに時間がかかります。また、のどが痛い場合は、薬剤を口に含みゆっくりとのどを通すと、症状の改善効果が早く現れると言われています。「葛根湯」や「小青竜湯」は、コップ1杯程度の「お湯」での服用をおすすめします。
かぜの引き始めののどの痛みやイガイガに効き目を発揮
1日3回服用タイプ!
銀翹散エキス顆粒Aクラシエ [9包]
かぜによるのどの痛みや頭痛・せきなどの症状に効果があります。
用法・用量:年齢によって、次の量を1日3回、食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上):1回1包
15才未満7才以上:1回1/2包
7才未満5才以上:1回1/4包
5才未満:服用しないこと
クラシエの「銀翹散」は、体の熱を鎮めてのどの炎症を抑え、かぜによるのどの痛みに効果を発揮します。かぜの引き始めにのどが痛くなる、イガイガする、のどに不調が現れるという人にぴったりの常備薬です。漢方薬は眠くなる成分が入っていないから、仕事や運転をする予定があっても、パフォーマンスを気にせずに、症状が出たときにすぐに飲めるから、かぜの引き始めにすぐに対策できる点も助かります。
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協力/クラシエ薬品株式会社