職人さんがいい仕事していますね!「三和土」はなんて読む?

職人さんがいい仕事していますね!「三和土」はなんて読む?

2024/06/08

日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。

国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの主婦でライター。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です...

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知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ

職人さんがいい仕事していますね!「三和土」はなんて読む?

サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。

「三」に「和」に「土」で「三和土」。「さんわど」と読むのではありませんよ。

漢字の組み合わせから素直に考えると、三つのあわせた土、くらいの意味になりそうですね。

粘土とか土器のようなものを想像した人もいるかもしれません。

考えかたとしては大きく外れていないので、しばらく考えてみてくださいね。

さて、なんと読むかわかりましたか?

正解を知りたいかたは、もう少しスクロールしてみてくださいね。














正解は……

職人さんがいい仕事していますね!「三和土」はなんて読む?

正解は「たたき」でした!

玄関の、一段下がったところのスペースをこう呼びますよね。簡単に言うと、靴をぬぐ場所です。

石やタイルがしかれていることも多く、土とは関係のない気がしますね。

昔は、ちゃんと土が使われていたのですよ。赤土、砂利、石灰などに「にがり(苦塩)」を混ぜて練り、ぬって叩きかためてつくられていました。

三つの材料を混ぜることから「三和土」の表記が生まれたのです。「たたき」という言葉は「たたきつち」の略で、「叩き」や「敲き」と書くこともできます。

土間の仕上げ材として長らく使われていたものですが、熟練の職人さんの腕が必要なことや欠けたり削れたりしやすいことがネックとなり、今ではあまり見かけません。

そのため、土間(家の中の土足で入れる部分)の役割を果たす場所、つまり玄関の靴で歩くエリアを「たたき」と呼ぶことが増えてきました。

古民家などに行くと昔のまま残された土間を見ることができますが、たくさんの人が歩いたせいかでこぼこしています。家の歴史を感じさせるので、それもなかなか味わいのあるものですよ。

というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。

 
 

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